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2021.02.15

KeyPerson’s VOICE (Part 1) Talk with Amix’s Mr. Eno about the Benefits and Challenges of Digitizing Property Management

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「不動産管理会社のいまを知る」をテーマに、業界をリードするゲストをお迎えし、貴重なお話をお伺いする連載企画。第4回は、常に先進的な取り組みで不動産賃貸業界をリードされている、株式会社アミックス常務取締役の榎氏にお話を伺いました。
前編では、榎氏が管理業界に入られた経緯、アミックスに入社されてからの30年の間に積まれた幅広いご経験、デジタル化に踏み切られた理由についてお聞きしました。(前編/全2回)

ゲストプロフィール

株式会社アミックス常務取締役 榎 和志氏
兵庫県神戸市出身。1987年に株式会社アミックスに入社し、クレーム対応、新規事業や子会社の立ち上げ、子会社の代表取締役社長等、幅広い業務・職務を経験。2007年にアミックス取締役に就任。公益財団法人 日本賃貸住宅管理協会 IT・シェアリング推進事業者協議会会長。趣味はゴルフや資格取得とそのための猛勉強。大切にしていることは「楽する為には、どんな苦労もいとわない」。

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「社内転職」と呼べるほどに多様な分野に挑戦

――「楽する為には、どんな苦労もいとわない」という榎常務の座右の銘に共感したのですが、まずは現在の榎常務を形づくる過去も含めて、プロフィールを簡単に教えてください。

榎常務:出身は兵庫県神戸市です。中学生の頃から映画に夢中になり、将来は映画監督になりたいと思っていました。高校卒業後は当時横浜にあった映画の専門学校を目指したかったのですが、両親からの反対で叶わず、その代わり東京にある法政大学に入学しました。
大学では映画サークルに入ったものの、体育会系の気質が合わずにすぐ辞めてしまって。好奇心に任せて様々なアルバイトに明け暮れるうちに、映画監督になるにはこうした経験も役に立つかなと考える様になっていました。
洋画を通じて自分の身の回りにはない価値観や文化に刺激を受けていたので、新しいものや知らないことへの興味が強く、車で日本一周もしました。そうこうしているうちに就職活動のタイミングを逃してしまい、無計画に就職したものだから続かなくて、転職を繰り返して。そんな折に大学生で始めたウィンドサーフィンの仲間の知り合いに人材紹介会社の経営者がいて、アミックスを紹介してもらったのが入社の経緯です。

――好奇心旺盛な学生時代を過ごされたのですね。アミックスに入社されてからの30年間はどの様にキャリアを歩まれてきたのでしょうか。

榎常務:好奇心の旺盛さは裏を返せば飽き性ですので、一つの会社で30年続けてこられたのは、「社内転職」と呼べるほどに多様な分野に挑戦させてもらったことが大きいと思っています。
例えば、最初の6〜7年はクレーム対応を担当し、様々なお客様との接点を通じて世の中を知れることで好奇心が満たされ、楽しく業務に従事していました。続いて、弊社が初めてプロパンガス事業を立ち上げる際に、なぜか指名を受け、3年分の事業計画の作成を任命されて。経験もなかったので本を買って勉強することから始めましたが、新しいことを学べて面白かったですね。
その後は、リフォーム部門を切り離して子会社化する提案を行い、その子会社に代表取締役副社長として出向していました。本社に戻ってからは不動産売買仲介の専門部門の立ち上げを提案し、その部門に従事。しばらくして今度は新築ばかり建てるのではなく、中古専門のサブリース会社をやりたいと、休眠中の子会社(現社名 アミコム)を使って東京の東村山に事業を立ち上げて、往復4時間かけて通勤していました。この時期は通勤時間を資格の勉強に活用して、結構な数の資格を取得していました。

従業員の意識改革こそがデジタル化に踏み切った理由


――新しい部門や子会社を立ち上げる度に、常に資格取得も含めて体系的に学ばれていますよね。

榎常務:資格取得も結局のところは知りたい、学びたいという好奇心から。新しい分野を全体的に理解するには、知識や情報が体系立てられている資格試験を受ける方法が近道で、好奇心も満たされるので、その結果として資格を取得しているという形です。

――好奇心から学ばれて資格を取り、実務にも生かしていくという順序ですね。榎常務のみならず、御社は従業員の方の多くが米国不動産経営管理士(CPM)を取得されていますし、積極的な学びがコーポレートカルチャーになっている様にお見受けします。社内では具体的にどの様に資格取得を奨励されていらっしゃるのでしょうか。

榎常務:そうしたカルチャーの醸成は、私よりも社長の末永によるところが大きいですね。例えば、弊社では毎年の経営方針の発表会の際に、全従業員のその年の取得資格を社内で公表します。とはいえ、資格は取得する為のプロセスが大事なのであって、合格が目的ではありません。もちろん合格は自信には繋がりますが、落ちても勉強にはなりますから。
私自身も一昨年ディープラーニングG検定(ジェネラリスト検定)の試験を受けて残念ながら落ちていますが、勉強したこと自体が人工知能やディープラーニングの基礎知識を体系的に整理するのに役立ったと実感しています。

――G検定は数年前に開始されたばかりの新しい資格ですよね。DXを推進する上でG検定も目指される榎常務の好奇心の強さに感銘を受けます。

榎常務:管理会社の人間は黒子に見られがちで、逆にその立場に甘んじている部分もあります。言われたことを誠実にやること自体は決して悪いことではありませんが、それを言い訳に挑戦を後回しにするのではなく、新しいことを意欲的に学んでいく姿勢を弊社の従業員には意識してもらいたいと常々思っています。
実は、こうした従業員の意識改革こそ、今回のテーマであるデジタル化に踏み切った理由でもあります。目先の事務作業に日々取り組んでいると、作業自体が目的化してしまい、そもそも何の為にやっているかが見えなくなりがちです。日々の作業をデジタル化すれば、やることがなくなってしまい、従事していた作業の意味や目的、そして本来すべき仕事を改めて考えるきっかけになります。デジタル化の先に見据えているのは、従業員の意識の変化なのです。

デジタル化の成功体験を共有し、メリットを理解してもらう

――なるほど。しかしながら、賃貸管理業務は複雑でデジタル化が難しい領域ですよね。御社は4年間の業務改革でデジタル化のベースをつくられたと伺っていますが、これまでのデジタル化への挑戦や課題について、具体的にお伺いさせてください。

榎常務:今回の弊社のデジタル化の目的としては、従業員の意識改革に加えて生産性の向上を掲げており、生産性を上げる手段の一環として、仕事の仕組み化やアウトソースの使い分けと共に、デジタル化を進めました。
ただ、おっしゃる通り多岐にわたる賃貸管理業務をすべてデジタル化するのは難しいですね。悩んでいた私に末永が言ってくれたのは、「全体の2割は例外だから、8 割をデジタル化すれば良い」と。例外まで拾った仕組みを最初から目指すのではなく、8割は仕組み化して、残りの2割は従業員の手で対応するという考えに割り切ったことで、道筋が見つかりました。

――末永社長と榎常務のコミュニケーションの中で、完璧を求めないアジャイルな方針に自然と収斂されていったということですね。スピード重視で小さく早く始めてみるというご判断は、経営陣として英断だと思います。一方で、現場に対して通常業務と業務改善を両輪で行うことを浸透させていく難しさもあったかと思いますが、どの様に進められたのでしょうか。

榎常務:現場の従業員に対しては、デジタル化の成功体験を共有し、メリットを理解してもらうことが重要です。全員に納得してもらうことは難しいかもしれませんが、一部の部署がデジタル化をきっかけに業務が改善されると、全体の捉え方も確実に変わっていきます。
これも末永の受け売りですが、弊社には元々、まずはテストランからやってみるという考え方があり、今回の一連の取り組みもこれがベースにあります。ダメだったら元に戻せばいいだけですから。実際、電子契約や電子申込も中断したことがありました。ただ、こうしたトライ&エラーを繰り返すことで、従業員には負担をかけますが、逆に業務の理解が深まるという利点もあります。今では残業も減っているので、デジタル化のメリットを実感している従業員も多いのではないでしょうか。

以下、後編につづく

インタビュアー:WealthPark Founder & CEO 川田 隆太

株式会社アミックス

代表取締役社長:末永照雄
本社所在地:東京都中央区八重洲1-3-7八重洲ファーストフィナンシャルビル13階
事業内容:賃貸住宅の管理・企画・仲介
建築の企画・設計・請負
リフォーム・リノベーション
不動産の売買仲介
損害保険代理店

<本件に関するお問い合わせ先>

株式会社アミックス
本社 TEL:03-6895-7250

WealthPark株式会社 広報担当
Mail:pr@wealth-park.com

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