2022.08.22
これまでに身につけたスキルを今いる場所で出し切りたい。プロダクトマネージャー兼コーポレートエンジニアリングチームマネージャーの組織に対する想いとは
新しい資産運用体験の実現を目指すWealthParkには、様々なバックグラウンドやスキルを持つメンバーが集まっています。社員インタビューでは、それぞれのメンバーが日頃どのような想いでWealthParkで働き、組織や事業に関わっているかをお届けしていきます。
今回は、プロダクトマネージャー(以下、PdM)とコーポレートエンジニアリング(以下、CE)チームマネージャーを兼任する柳川さん。国内大手企業の駐在員としてアメリカや香港で活躍されていた柳川さんですが、専門性を求めて米企業のPdMに転身。その後、PdMとしてのキャリアを深めるためにWealthParkに参画しましたが、前々職の経験からCEチームマネージャーも引き受ける形に。一見すると性質の異なる二つの業務をうまく成り立たせ、さらに双方にポジティブな効果を生み出すまでに至るには、柳川さんの独自の視点やロジックに秘密がありました。柳川さんの過去のストーリーや仕事に対するモチベーションにも触れながら、兼務の実体に迫ります。
プロフィール
柳川 純二 | Junji Yanagawa
東京都出身。 3歳から8歳までをカナダ・バンクーバーで過ごし、帰国後は東京で育つ。大学では国際政治や国際経済法を専攻し、3年次には英国の大学に留学。卒業後は大手通信会社に入社し,ネットワークエンジニア/セールスエンジニアとして、顧客のシステム構築や通信サービスの提供を担当する。入社3年目にアメリカのインターネットサービス会社に出向し、シカゴとシリコンバレーに約 6年駐在。続いて、情報セキュリティ会社の香港オフィスに出向し、香港・中国圏でのセキュリティビジネスの立ち上げなどを行う。その後、アメリカのセキュリティソフトウェアの会社であるシマンテックの東京オフィスに転職し、PdMとして日本を中心としたアジア圏でのサービス開発に従事 。新たなチャレンジの場を求め、2018年にWealthParkに入社。趣味はスキー。
目录
専門性を求め、国内大手企業の駐在員から米企業のPdMに転身
―まずは、柳川さんがWealthParkに入社されるまでのキャリアを教えてください。
国内の大手通信会社に新卒入社し、ネットワークエンジニア/セールスエンジニアとして、エンタープライズ向けのシステム構築や通信サービスの提供を担当していました。入社3年目にその会社が買収したアメリカのインターネットサービス会社に出向する機会をもらい、その後の約6年はシカゴとシリコンバレーに駐在しました。出向先では営業担当と一緒に販売支援を行い、プロダクトの全米展開に携わりました。
駐在を終えて一度は東京に戻ったものの、間もなくして別の買収先であるヨーロッパの情報セキュリティ会社が新設した香港オフィスに出向することになりました。ここではアジアでのプレゼンスのないゼロの状態からセキュリティビジネスを立ち上げ、営業、インプリ、導入、コンサルティングといった幅広い業務を3年にわたって行いました。
こうして10年弱を海外で過ごし、仕事や生活に満足はしていたのですが、「大企業の駐在員」というキャリアをこのまま続けるべきか、考えるようになりました。というのも、日本の大手企業では私のように数年のサイクルで部署を異動することが当たり前ですが、専門性を求める欧米の企業では、そのような人材はジェネラリストとしてみなされるんですよね。俯瞰的に自分のキャリアパスを見つめ直し、今後どのように働きたいかを思索し始めました。
―アメリカのセキュリティソフトウェアの会社であるシマンテックの東京オフィスに転職して帰国されたのは、そうした方向転換の末だったのですね。
そうですね。専門性を意識したタイミングで、シマンテックからPdMのポジションをオファーしてもらい、新しいチャレンジとして帰国しました。日本を中心としたアジア圏のコンシューマー向けビジネスがメインの領域で、後半の2年は法人向けのサービス開発にも関わっていました。
―シマンテックに5年勤めた後、2018年にWealthParkにジョインされたということですが、そのときの転職にはどのようなきっかけや背景があったのでしょうか。
このときは、PdMとしてのキャリアを新しい環境で深めてみたいという気持ちがありました。シマンテックはシリコンバレーに本社があり、私以外のプロダクト開発メンバーはカリフォルニアかインドのオフィスにいるような、グローバルな組織。そうした環境で、アジャイルやスクラムといった当時の最先端のフレームワークが体得できたのは、素晴らしい経験でした。一方で、私だけが日本にいるような状況を5〜6年続けているうちに、チーム内の密接感がないことや時差による負荷を感じるようになっていて。今のようにSlackなどのビジネスチャットの導入も進んでいなかったので、メールや電話、AOLインスタントメッセンジャーでコミュニケーションを図るしかなく、顔の見えない中でソフトウェアを開発する弊害を感じるようになっていました。逆にいえば、同じ場所にいて背中合わせで仕事ができれば、そうした足かせを外してよりプロダクトの開発に集中できるようになるのではと考えていました。
これまで体得してきたスキルを活かせることがモチベーションに
―なるほど。ローカルな環境でPdMとしてのキャリアを深められる場所を求めて、転職活動を開始されたということなんですね。その中でWealthParkに興味を持たれた理由は。
他の会社も見ていましたが、開発環境はローカルでありながら、事業自体はすでに海外に目を向けているWealthParkは魅力的でした。メンバーも極めて多国籍で、”Think globally, act locally”という有名な言葉がありますが、まさにそうした環境なのではと感じました。また、私がこれまでやってきたことがそのまま活かせるのではという期待もありましたね。当時のWealthParkはエンジニアとデザイナーしかおらず、アジャイルなどを取り入れて効率的な開発体制にシフトしていきたいという意向を持っていました。私は前職の本社でアジャイルの研修やトレーニングを何度も受けていましたので、WealthParkのような日本の多国籍なスタートアップで、PdMとして新たなフレームワークの導入をリードできるというのは、次のチャレンジとしてしっくりきたんです。
加えて、WealthParkは当時から不動産以外にも、アート、ワイン、未上場株式といったオルタナティブ資産への投資を開放することを目指しており、事業構想がかなり尖っている印象を受けました。一方で、経営陣はマーケットをリードしてきた大手企業の出身者が多く、スタートアップでありながら安定感のある組織という点も入社を決めた理由です。WealthParkであれば先進的なチャレンジができると同時に、組織と自分の双方にしっかりした成長が見込めるという確信が持てたんです。
―大手企業からスタートアップへの転職において感じられるような不安は払拭されていたのですね。
ただ、働き方については若干の不安がありました。当時のリーダー陣はどちらかというと独身の方々が多かったのですが、私はもうすぐ二人目が生まれるタイミングで。子供の突発的な病気や送迎を理由に帰社しなければいけなくなったときに、他のメンバーの反応はどうなのかなというのは気になっていました。実際は取り越し苦労で、メンバーの理解もすんなりと得られましたし、今ではパパママ社員が増えて、誰かのカレンダーに「子供のお迎え」なんて書いてあるのもごく自然なことになりました。私の入社時には子供を理由に帰るメンバーが少なかったことを考えると、社内の働き方を少しずつ切り開いていくことに貢献できたのかなと思います。
PdM業を通じて学んだのは、意図と共に想いを伝えることの大切さ
―WealthParkhの転職のきっかけは、前職で初めて経験したPdMという職種を深めたくなったとのことですが、どのような魅力やおもしろさを感じていたのでしょうか。
前職のシマンテックでは、アメリカ本社の開発サイドと東京オフィスの営業サイドの間のパイプ役として働いており、自分の采配で日本市場の命運が決まることにやりがいを感じていました。当時のシマンテックは、世界のソフトウェア市場をヨーロッパ、南北アメリカ、アジアパシフィック/ジャパンの3つのリージョンに分けていましたが、日本の売上はアメリカに次いで大きく、ヨーロッパ全体を凌いでいました。一方で、ソフトウェア開発を行なっているアメリカ本社には世界中のお客様からの要望が集まりますが、日本の顧客の要望は独特なものが多く、取り入れて開発しても欧米への横展開ができないものが多いんですよね。開発チームは標準化できる欧米の要望をどうしても優先してしまうので、日本チームやお客様から吸い上げた要望に対応しないことが、どれだけの機会損失や売上減につながるかを説明し、社内交渉を重ね、リソースを確保して新機能や新プロダクトをタイムリーにデリバリーしていくことが私の仕事でした。
このときに学んだのは、意図と一緒に想いを伝えることの大切さです。リモートでのコミュニケーションで一方的に必要性を訴えるだけでは、常時マルチタスクでやることが山積みになっている開発メンバー達に響きません。また、想いを伝えるための工夫として、日本の大口のお客様を定期的にアメリカにお連れして本社の幹部に会っていただき、本社が日本のお客様を大事にしていることを伝えると同時に、お客様が本社と直接やり取りできるチャネルをつくっておくことを心がけていました。
このような経験はWealthParkでも活用できています。交渉の場がアメリカ本社と東京オフィスから、オフィスの中に移っただけで、山ほどあるやりたいことをエンジニアリングチームのキャパシティを踏まえて、どう優先順位をつけていくかという基本の形は変わりません。日々想いを伝えながら協議を重ねています。
PdMとCEチームのマネージャーを兼務
―現在、WealthParkではPdMの他に、CEチームのマネージャーを兼務されているということですが、CEチームについてご紹介いただけますか。また、なぜ兼務に至られたかも教えてください。
CEチームは、情報システム部のような位置づけで立ち上がった部署です。「会社内のコーポレート業務をエンジニアリング技術でハックし、便利にしていく」という想いから、途中で現在の名称に変更しました。業務内容は多岐にわたっており、社内ツールの評価や導入、ヘルプデスク業務、従業員のパソコンの支給なども担当しています。
部署が発足した最初のきっかけは、セキュリティの強化が求められていたことです。私が入社した2018年の時点で自社で行っていた不動産管理事業の顧客数は1,500人にのぼっており、重要な資産情報や個人情報を扱っていましたので、会社のサーバー内で保管する情報を洗い出し、保護するための体制とプロセスを整えることが急務となっていました。そのときに、自分で希望したかはもはや覚えていないのですが(笑)、過去のキャリアから私に白羽の矢が立ち、社内のセキュリティ強化を主導することになりました。単にセキュリティ強化をゴールにしても羅針盤のない状態になってしまうので、まずは対外的に証明できるように初年度はISMS取得を目指すことにして、半年の準備期間を経てWealthPark全体で実現しました。その後、セキュリティ周辺と社内のインフラはまとめて私がマネージした方が効率的だろうという判断のもと、CEチームを立ち上げました。そこから今の兼務の体制になりました。
―兼務のバランスはどのようにとっているのでしょうか。また、兼務によるメリットやデメリットはありますか。
普段のバランスは5:5に近いですね。プロダクトのリリースがある週はPdMの比率が上がり、ITガバナンスやセキュリティの認証、監査対応の締切が間近のときは、CEチームの比率が上がります。バランスの調整は自由に任せてもらっているので、特にやりにくさは感じていません。兼務によるデメリットはまったくなく、実際にやってみてわかったことですが、双方の業務にポジティブな効果をもたらしており、私自身も今の状態を楽しんでいます。
プロダクト開発のフレームワークは、コーポレートエンジニアリングにも活用できる
―社内の縁の下の力持ちとして、CEチームは実際にどのような業務を行っているのでしょうか。PdMとの兼務によるポジティブな効果とも絡めて伺えたらと。
CEチームは、パソコンの支給やツールのアカウントの発行といった管理業務や、PCやネットワークのエラー対応といったヘルプデスク業務を通じて、メンバーの入社から退社まで幅広く関わります。また、全社でのセキュリティの強化や認証取得などを含めたグループ全体の情報セキュリティ戦略の策定と実行も我々の大きな仕事です。このように性格の異なるタスクに素早く対応しなければならないですし、イレギュラーな業務も発生するので、仕様を練るために集中して業務にあたる時間が必要なPdMとの兼務は、一見すると困難に見えるかもしれません。
しかし、兼務をしたことでだんだんと見えてきたのは、実は私がPdMとして使ってきたプロダクト開発のフレームワークがそっくりそのまま使えるということです。例えば、バックログを作成し、優先度を入れ変えていくことは、CEチームにも有効なんですよね。PdMとしては、顧客のニーズや売上のインパクトなどで優先順位を決めますが、CEチームの場合のプライオリティはセキュリティや生産性・ユーザビリティの向上につながるかなどです。例えば、個人情報を保有する類のツールなのか、公開情報しか扱わないツールなのかによって、必要なアクションの優先度を決めていきます。また、プロダクトチームでは、タスクを細切れにして、2週間に1度リリースして実際に使ってもらいながらPDCAを回していますが、同じ方法をCEチームにも適用しています。大規模なシステムの導入やツールの切り替えは、失敗すれば従業員やお客様に大きな影響を与えてしまいます。だからこそ、一気に進めずにPDCAを回して徐々に導入していく方が安全で合理的なのです。最近は他社のCEチームの勉強会などにも参加しているのですが、プロダクト開発のエッセンスを取り入れている会社が出てきており、私がやってきたこともあながち間違っていなかったんだなと感じています。
また、IT統制やセキュリティの強化は業務のフレキシビリティややりやすさとトレードオフの関係にあるので、私自身がPdMとして事業部門にも所属していることに意義があると考えています。社内のIT統制やセキュリティを強化していくには、CEチームで方針を決めて機械的に全社員に実行してもらう方が簡単ですが、ユーザー視点を持った上で施策を検討することを心がけています。
それぞれの業務を自分の中で矛盾なく成立させるには、モチベーションの整理が重要
―多忙な業務を兼務する上での秘訣はありますか。
それぞれの業務に対して自分なりのモチベーションを整理しておくことは、大事なポイントですね。WealthParkのビジョン・ミッションを実現するためには、お客様に対して「最高のプロダクト体験」をつくりあげることが必須。PdMとしての私は、この部分に直に関わっています。対して、もう一つのCEチームが目指すのは、「最高のエンプロイー体験」です。
「最高のエンプロイー体験」と「最高のプロダクト体験」は密接に支え合っていて、情報システムやインフラツールを整備して前者が実現できれば、後者を担うメンバーは業務に集中することができます。結果的に売上が伸び、ツール同士の連携にかけられるリソースが増えて、ますます業務の効率化が高められていきます。それぞれのチームはそれぞれのアプローチでWealthParkのビジョン・ミッションに向けて走っており、それぞれの貢献が循環しています。兼務する中で考えた後づけではありますが、こうした整理や解釈によって、両方の業務が自分の中で矛盾なく成立でき、ストレスへの耐性になっていると思います。
―組織が急拡大するWealthParkにおいて、柳川さんは在籍年数が比較的長い方ですよね。これまでで大変だったことやつらかったことはありましたか。今は落ち着いたのですが、開発側で人が入れ替わってしまった時期は、やってきたことやつくってきたことがゼロになってしまうような喪失感があり、つらかったですね。ただ、CEチームの立場からは、同時に入ってくる新しい人に「最高のエンプロイー体験」をしてもらうというミッションがあるので、気持ちを切り替えていました。入社のペースはますます上がっていますし、最近では特に新入社員のオンボーディング体験の向上に関して、緊張感を持って取り組んでいます。コロナ前は、隣に座ってオンボーディングをすればなんとでもフォローできたのですが、今のようにリモート中心になってからは痒いところに手が届くみたいなサポートができません。だからこそ、昔よりももっと効率的で洗練されたオンボーディングをしていかないと、せっかく入社した新入社員が幻滅してしまう可能性がありますよね。例えばですが、初日には新入社員が社内で必要となる20個程度のツールのアカウントがすべて発行されていて、PCのセキュリティのセットアップやメーリングリストの登録も済んでいるレベルまで到達すれば、彼らの会社に対する最初の印象も変わると思うんです。今はその仕込みをしている最中なので、到達までにはもう少し皆さんにはお待ちいただく必要はありますが、新入社員とWealthParkの最初のタッチポイントは我々だというくらいの意識を持ちたいですね。
これまでに身につけたスキルを今いる場所で出し切りたい
―今後WealthParkでやっていきたいと考えていることを教えてください。
CEチームとして考えていることは3つあります。1つ目は、この先に組織が拡大する際の社内のボトルネックになるものに対して、先行他社の事例を参考に先回りして対応していくことです。例えば、現時点でヘルプデスクが受けるリクエストは1日10〜20件にのぼる日もあります。組織の人数が増えれば、もう間もなくパンクするでしょう。ただ、対応する人を増やすという単純な解決方法を決断する前に、ヘルプデスクを効率化するためのツールを探して検証し、良かったものは大胆に採用していくっていうことをやっていきたいですね。
2つ目は、将来的に新規設立やM&Aによるグループ会社が増えていくことが予想されるので、迅速なシステムやプロセスの統合を舵取りしていきたいと思います。7月にクラウドリアリティと合併した際はシステムの統合が後回しになっていて、一時的にエンプロイー体験の質が下がってしまって。そうした反省を踏まえ、今後はしっかりと進めていきたいです。
3つ目は、組織の拡大に備えて、適切な対応を迅速に取れる体制をつくっていくことですね。「情報システム部」から「CEチーム」という現在の名称になりましたが、今後は「コーポレートソリューションエンジニアリングチーム」にしていきたい。守備範囲を限定せず、社内の課題を見つけ、ITを活用して解決するという攻めのイメージです。そのためには、チーム内で役割分担をしていく必要があると考えています。1つ目は管理やヘルプデスク業務を中心としたユニット、2つ目は今はまだ存在しませんが、社内で使用するSaaS系ツールのAPI連携開発を支援するユニット、最後の3つ目は前者2つのIT戦略企画や監査・認証対応を担い、対外的に会社のクレディビリティを上げるための旗振り役のユニットです。この3つのユニットに適切な人を採用またはアサインして、今後の会社の進んでいく方向とスピードが合うように、チームの専門性を高めていきたいと思います。
―かなり具体的なイメージが固まっているのですね。
今述べたのは、エンタープライズレベルの組織やキャパシティづくりをコーポレートソリューションエンジニアリングチームの立場で支えていくための具体例なんです。また、会社として今後フィンテック事業を強化していく方向性を見据えており、金融庁の管轄に入ることになれば、これまでとは別次元のレベルの顧客情報の保護が求められることになるでしょう。そうした取り組みについては社内に閉じて実行してくだけでなく、WealthParkのセキュリティホワイトペーパーなどを作成して、お客様に安心していただけるために、積極的に情報発信を行なっていく必要もありますね。
―柳川さんのそうしたあくなきモチベーションの源泉はどこにあるのでしょうか。
一貫して持っているのは、それまでに身につけたスキルを今いる場所で出し切りたいという想いですね。出し切ることでまた新しいフィードバックを受けて、自身を成長させていくといったイメージでしょうか。10数年大企業にいたことで、WealthParkが最終的に達成していかなければならない組織としてのキャパシティ、社会的責任や情報発信については、肌感覚で理解できますし、ノウハウもあります。これまでの自分のキャリアの一つの集大成として、会社や組織のレベルを高めていくことにモチベーションを感じますし、成し遂げてみたいのです。
―最後に、プライベートの過ごし方を教えてください。
もともとスキーが趣味で、子供が滑れるようになったので、家族で毎年白馬エリアに行っています。最近は7歳の上の子がジュニア検定2級を取得したのに刺激を受けて(笑)、私も頑張って取ってみようかなと思い始めています。
―本日はありがとうございました。
<インタビュアー>
飯田 明 | Mei Iida
渉外法律事務所にてファイナンス・パラリーガルを務めた後、大学院留学を挟んで飲食業の世界へ。外資系チョコレート会社のDirector of Communicationsとして、HR/ブランディングを担当。現在はフリーランスに転向し、複数の会社とのプロジェクトを通じて、カフェのプロデュース事業や人事、国内外のダイニングイベントの企画・運営に携わっている。