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2021.03.19

KeyPerson’s VOICE (Part 2) Talk with KOSUGI Real Estate’s Mr. Kosugi about Futures of Companies under Familism

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「不動産管理会社のいまを知る」をテーマに、業界をリードするゲストをお迎えし、貴重なお話をお伺いする連載企画。第6回は、熊本県全域で不動産管理サービスを提供され、また観光業や地場プロスポーツチームへの協賛など、幅広い活動で地域に愛される株式会社コスギ不動産 代表取締役社長 小杉周司氏にお話を伺いました。
後編では、デジタル化における社内コミュニケーションの取り組みの変化、今後のサービス領域の拡張についてお聞きしました。(後編/全2回)
前編はこちら

ゲストプロフィール

株式会社コスギ不動産 代表取締役社長 小杉 周司氏
熊本県出身。高校卒業後、福岡の不動産会社に入社。1996年コスギ不動産に参画し、2018年6月から代表取締役社長に就任。趣味はゴルフとジム。

TOC

社員のみならず、ご家族にも喜んでいただける職場環境をつくる


――デジタル化における現場の推進力は、新卒採用や組織づくりに注力してきた15年間の仕込みの結果と言えますね。一方、デジタル化や効率化によってヒューマンタッチが薄れていく側面もあると思います。例えば、従業員とのコミュニケーションや心理的安全性に関しては、どの様に担保されていらっしゃいますか。

小杉社長:これまでは社内のコミュニケーションやチームワークを大切にしようと、毎週の全体朝礼、全社員が参加する忘年会、入社式後のディナー会といった交流の場を数多く設けていましたが、そうした物理的な催しが一切できなくなりました。そこで、昨年からの新しい取り組みとして、社員が何らかの委員会に加盟する委員会制度を導入しました。SDGsや業務改善といったテーマを委員会毎に設定し、一年を通してそのテーマに沿った活動を行ってもらいます。部署の垣根を越えた全社的な取り組みによって、社内コミュニケーションの活性化の一助となればと考えています。
加えて、リモートワークで社員が家庭にいる時間が長くなるので、ご家族の為の取り組みも大切だと思っています。昨年末は社内忘年会を開催する代わりに、ご家族で年末年始をゆっくり過ごしてもらおうと、全社員にケーキと寒ブリとハンバーグから好きなものを選んでもらってプレゼントすることを企画していましたが、急遽3点セットとして配布することにしました。お子様のいるご家庭には会長からもプレゼントを贈りました。
また、幼稚園や保育園、学校が休みになった際は、キッズルームをつくり、子連れ出勤もできる様に環境を整えました。コロナ禍でご家族も不安や心配を抱えられていると思うので、社員のみならず、ご家族にも安心していただき、喜んでいただける様なことを考えたいですね。

住まいのデータを集約・活用し、新たなビジネスやサービスに繋げていきたい

――社員の皆さんがなぜ御社で長く働かれているのかがよくわかるエピソードですね。デジタルのみならず、変化の大きい昨今の環境を踏まえて、小杉社長が今から数年後の課題としてお感じになられていることは何でしょうか。

小杉社長:弊社は熊本市内の千名以上のオーナー様の物件を管理させていただき、数万世帯の方に住んでいただいておりますが、まだ住まいを提供しているに過ぎないと思っています。今後の課題として、住まい以外の部分でも皆様に喜ばれるサービスを提供できないかを考えており、来期にDX事業部を立ち上げる予定です。これまで地域密着型で蓄積してきた住まいのデータを集約・活用し、新たなビジネスやサービスに繋げていくことが次の課題であり、取り組みたい事案の一つです。

――家での可処分時間が長くなっている一方で、ストレスや不安もありますから、住まれている時間をより良いものにする為の次世代のサービスは、ニーズが期待されますね。御社はかなりの数の物件を管理されていらっしゃいますし、工事やクレームの情報も集積されていくと、活用して発信できるものも大きいと思います。

小杉社長:そうですね。いつエアコンを変えたか、原状回復をしたか、そうしたこれまでの修繕履歴をしっかりと取れている管理会社はごく一部ですが、我々はこれまでの設備更新を把握した上で物件をご紹介したいと思っています。また、修繕履歴をデータで管理することに加え、オーナー様やテナント様に対しても分かりやすくお伝えし、理解していただける為の仕組みづくりや可視化も課題と捉えています。

安心安全な住まいを提供することは管理会社の使命

――なるほど。さらなる構想として、将来的にオーナー様やテナント様との接点を増やしていく為に、会社としてのサービス領域の拡張も計画されていらっしゃいますよね。具体的にどの様な事業への展開をお考えでしょうか。

小杉社長:中期ビジョンとして、8年後にはグループの売上を100億にすることを一つの目標として掲げています。その中で、住まいと暮らしに関連する事業をグループ内で拡大していきたいと考えています。
3年程前から、物件管理のみを行っていたオーナー様に向けて、相続セミナーの実施や家族信託のお手伝いも始めていまして、順調に進んでいます。保険事業も立ち上げて、例えば10年後の塗装代をドル建て保険で積み立てる仕組みを提供しています。段階的にオーナー様の資産管理においても、我々がパートナーとして存在を認めていただける様になりたいと思っています。
建物管理も700戸以上させていただいていますが、築年数が経って発生するビルメンテナンスに関しても、我々のスケールメリットを活かして、他よりも安く提供するサービスを行っています。我々の利益よりもオーナー様のメリットを考えた事業を増やしていきたいですね。
また、高齢者支援事業として、グループホームも5ヶ所経営しており、自分達の親でも安心して預けられる場所を提供しています。通常の賃貸マンション以外の高齢者向けの住まいも手掛けており、今後も「住まい」というジャンルの中で、事業の領域を広げていきたいと思っています。
今年10月には数多くの事業会社を分社化しますので、各社に決済権を与えて、よりスピード感を持って取り組みを進められる組織に変えていく予定です。

――素晴らしいですね。最後に、管理会社で働いている皆様にメッセージをいただければと思います。

小杉社長:不動産業界ではどうしても花形は売買営業というイメージがあり、管理部門には陽が当たらないことも多々ありますよね。弊社の場合は熊本地震を4年前に経験し、住むところがなくなった方々に多くの住まいを提供する中で、改めて全従業員が住まいの大切さと責任を感じることになりました。
管理部門は前向きな業務ばかりではないですし、大変な仕事です。しかし、命の次と言っていいほど大切な住まいを管理しているわけですから、誇りを持って取り組んでほしいと思います。地震を通して、私自身も安心安全な住まいを提供することは管理会社の使命であり、その為に従業員が成長していくことの重要性を改めて実感しました。

――管理業に携わっている方々が自分の仕事が人の暮らし、そして人生に寄与しているのだと実感できる業界づくりを行っていくことが重要ですよね。本日はありがとうございました。

インタビュアー:WealthPark Founder & CEO 川田 隆太

株式会社コスギ不動産

代表取締役社長:小杉周司
本社所在地:熊本県熊本市中央区九品寺2丁目6-57
事業内容:不動産売買、不動産仲介、不動産分譲、賃貸仲介、賃貸管理、不動産証券化、資産運用コンサルタント、第二種金融商品取引業

<本件に関するお問い合わせ先>

株式会社コスギ不動産
代表電話番号: 096-366-5000

WealthPark株式会社 広報担当
Mail:pr@wealth-park.com

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