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2021.06.04

KeyPerson’s VOICE (Part 1) Talk with Nissho’s Mr. Kajisa about the past of career change, the transition of property managers rooted in the region, and the future

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「不動産管理会社のいまを知る」をテーマに、業界をリードするゲストをお迎えし、貴重なお話をお伺いする連載企画。第9回は、東海地区の賃貸住宅管理および仲介の“第一人者”として、地域に貢献できる価値づくりを進める、株式会社ニッショー常務取締役 加治佐弘氏にお話を伺いました。
前編では、50年という歴史を持つニッショーグループの変遷、加治佐氏が家業のニッショーグループに入社されるまでのキャリア、二代目として入社されてからの10年についてお聞きしました。(前編/全2回)

ゲストプロフィール

株式会社ニッショー 常務取締役 加治佐 弘氏
愛知県稲沢市出身。高校卒業後、自分の腕一つで自立したいと清掃業者に就職。2001年、26歳で清掃会社を立ち上げ、独立。2010年に父が社長を務めるニッショーグループへ入社。趣味はゴルフ、渓流釣り、犬の散歩。最近はサウナや料理(特に酒の肴)にも熱中。

TOC

「お客様第一主義」を貫き、真摯にサービスを提供する

――まずは、ニッショー様の管理事業についてお伺いさせてください。

弊社は、愛知県・岐阜県・三重県の3県で不動産仲介・管理業を営んでおります。来年の2022年で50周年を迎えますが、ありがたいことに創業の頃から代々続いてお世話になっているオーナー様もいらっしゃいます。管理のあり方も新しくなってきておりますが、弊社は昔からの契約を、なるべくオーナー様に負担がかからない様に引き継いでいます。特別なことはしていませんが、「お客様第一主義」を貫き、オーナー様、入居者様、メーカー様に寄り添って、真摯にサービスを提供し続けてきたことが、お客様からの信頼や9万戸という管理実績に繋がっているのだと受け止めています。

――50年という歴史を通じた、創業から今に至るまでの変遷を教えていただけますでしょうか。

父が東海地区初の賃貸住宅情報誌となる「アパートニュース」を創刊したことと、ハウスメーカー様が集合住宅の建設に注力した時期がちょうど重なったことが功を奏し、時代の波に乗りながら「アパートニュース」の認知と共に、弊社の仲介・管理業も成長してきました。その後、物件情報の流通形態が紙からネットに変わっていく中で、弊社の魂ともいえる「アパートニュース」を休刊せざるを得なくなり、そのタイミングで社名もアパートニュース出版株式会社から株式会社ニッショー.jpへ変更しました。ただ、「アパートニュース」がこの地域に根付いたことが、ニッショーグループの成長の根源にあると思っています。

父の会社と社員に対する熱い想いに打たれ、ニッショーへ入社


――現在では東海3県で100拠点を超える店舗数までご成長されていますよね。お父様がここまで会社を拡大なさってきた一方で、加治佐常務はまったく別のキャリアを築かれていらっしゃったとか。会社を継ぐ前提で先に他社様で修行されるケースはよく耳にしますが、加治佐常務の場合はそうではなく、別の業界でご自身の会社を経営されていたのですよね。

幼少の頃から父から会社を継いでほしいとは一切言われませんでしたし、自分の中でも後を継ぐとは考えておらず、高校を卒業してすぐにビルメンテナンス業界の会社に就職しました。そこで、若くして会社を興して、目標に向かって生き生きとビジネスを営んでいる方々に出会い、自分でもこの業界で独立したいという思いを抱く様になりました。私が携わっていたビルメンテナンスの仕事は特殊で、命がけで高層ビルの窓を拭く仕事をメインに請け負っていましたので、もし当時父が僕に自分の会社を継がせる意志があれば、おそらく止めていたと思います。そんな経緯もあって、父から会社を継ぐことを期待されているとは考えてもみなかったですし、父の会社に入れてもらえるという発想自体もなかったですね。
26歳の時に自分で会社を立ち上げて、30代前半まで無我夢中で働いて、成功と失敗を繰り返しながらも、3名で始めた会社も順調に成長し、経営も軌道に乗っていきました。ところが、その頃に父からニッショーへ入社して欲しいと、告げられまして。自分の会社のことを考えて一度は断りましたが、父の会社と社員に対する熱い想いに打たれ、ニッショーへ入社することを決意しました。
後日談として、実はありがたいことに、私の会社もグループ会社であるニッショーライフの子会社にしてもらい、今でも私が立ち上げた頃の社員が全員残って働いてくれています。人に恵まれている人生ですよね。

10年かけて得られてきた「ニッショーに入った」という感覚


―― FC展開されている会社を別とすると、次世代に相続された会社としては日本最大規模を誇っていらっしゃいますよね。二代目として入社された後の10年を通じて、どんな葛藤や苦労があったのでしょうか。

ニッショーに入社して、それまでの経験が活きている部分もありますし、自分で消していかなければいけなかった部分もあります。自分が一からつくりあげた会社では、トップダウンで自分の意思を貫き通すこともありましたが、ここは父の会社。ここまで大きく成長させたのは父と社員達ですから、入社して4〜5年は社員の目を気にしていましたね。10年経ってようやく「ニッショーに入った」という感覚を得てきたところです。
最初の頃は、社員が私の存在を尊重してくれる一方、自分に自信が持てなくて、こんな自分で申し訳ないという気持ちも強かったですよ。社員が私にどんなことを求めているのか、社員に何をしてあげたら一番喜ぶのか、彼らの幸せを四六時中考えていました。自分の中で苦悶する時期もありましたが、今ではそれが当たり前に考えられる様に成長できた気がしています。
入社して心がけたのは、人の話をよく聞くこと、社員の意見を尊重することです。社員が考えていることをキャッチしたいので、ミスでも何でも細かい部分まで耳を傾ける様にしていました。私のところに良い情報しか届かない状態になってしまうことは避けたかったですし、トラブルに繋がる前の段階でミスを見つける為にも、社内の風通しを良くしたいという気持ちがありました。これまでの10年で行ってきた新しい取り組みも、私の主導というよりも、社員と一緒に小さなきっかけを見逃さずに行えてきた結果だと思います。例えば、5〜6年前から始めたブランディング会議では、管理と仲介両方の係長以上の幹部社員を集めて意見を聞いて、彼らのアイディアを形にしてきました。レグリオという保証会社もブランディング会議での社員の提言から生まれました。
また、”遊べる本屋”ヴィレッジヴァンガード様と一緒に取り組んだ「コラボルーム」や、女性の意見と目線を積極的に取り入れた「なごや女子部屋」、最新の事例ではコロナ禍の“おうち時間”にフォーカスした「&ROOM」など、社員からの企画を形にしたコンテンツも会社の財産となっています。


おうちでキャンプROOM(近日公開予定)

――加治佐常務が参画されて、前述の情報誌の休刊や社名変更といった大きなご決断もなされていますよね。ご子息だからこそ、これまでのやり方を変革していく提言を行える部分もあるのでしょうか。

今の担当役員も社員もおしなべて優秀で、社長と私がいなくとも経営が成り立つ組織になっています。ここまでつくりあげた社長には尊敬の念しかありません。ただ、オーナー家の私だからこそできることもあります。ニッショーの歴史であり財産であった「アパートニュース」は、私が入社して3年目に休刊を決断しました。時代はネット社会へ移り変わっていましたが、「アパートニュース」はまさに当社の“象徴”であった為、役員や社員からはなかなか社長に提言できなかったのでしょうね。当社では非常にデリケートな問題であったが故に決断が遅れていましたが、そうしたことは私が巻き取って、社長に相談する様にしました。一方で、同族会社の社員にとって一番良くないのは、同族内の揉めごとです。会社において社長は絶対的な存在ですし、私が貢献していることは少ないので、大きなことや新しいことに関しては必ず社長にお伺いを立てますし、意見を聞く様にしています。

以下、後編につづく

インタビュアー:WealthPark Founder & CEO 川田 隆太

株式会社ニッショー

代表取締役:加治佐 健二
本社所在地:名古屋市北区城見通2丁目10番地1
事業内容:宅地建物取引業として主にアパート、コーポ、マンション、貸家、貸店舗、貸事務所の仲介業務、及びこれに関わる一切の業務。宅地建物の総合管理業務、退去立合業務、営繕業務。入居者募集に関して、ニッショー.jpその他各種広告取扱業。損害保険代理業務。

<本件に関するお問い合わせ先>

株式会社ニッショー 営業企画課
電話番号: 052-912-1001
Mail:b10011@nissho-apn.co.jp

WealthPark株式会社 広報担当
Mail:pr@wealth-park.com

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