2021.06.22
【WealthPark 社員インタビュー 番外編】働くママ・パパに聞いてみた!スタートアップにおける仕事と子育ての両立とは
今回の記事では、働くママ、パパにフォーカスして、子育てもある傍ら、なぜWealthParkのようなスタートアップベンチャーを選択したのか。実際に就業してみて育児と仕事のバランスはどうなのか。働きやすい部分や、逆に課題に感じている部分など、5人のママとパパに対談形式で、赤裸々に語ってもらいました。
松本(中上) :2児のパパ(2歳娘と0歳息子)、UIUXデザイナーとしてWealthParkビジネスやコーポレートサイト、採用サイトのデザインを担当
相澤(右上) :1児のママ(9歳娘)、労務を中心に経営管理とHRを兼務してバックオフィス全体を担当
柳川(左下) :2児のパパ(6歳息子と2歳息子)、WealthParkアプリのPdMと社内ITのマネジメントを兼務で担当
澤柳(中下) :1児のママ(7歳息子)、海外オーナー向けサービスの戦略および事業開発とメンバーマネジメントを担当
齊藤(右下) :1児のママ(5歳娘)、国内管理会社向けのSaaSビジネスのカスタマーサクセスとメンバーマネジメントを担当
――まずはいきなりですが、そもそもなぜお子様がいて育児もある中でWealthParkのようなスタートアップ、ベンチャーへの転職をされたのでしょうか。
澤柳:私は前職で15年ほど勤めましたが、新しい挑戦がしたいという思いをずっと持っていました。その中でWPは自分が思い描いたいろんな経験ができると思いましたし、子育てという制約がある中でも、CEOの川田さんから「長時間働けばいいというわけではないし、働いた時間と評価は決して比例するものではない。短い時間でも成果が出せればそれでいいし、フレキシブルにライフワークは自分なりに設計してほしい」と面接の時に言って頂いたことで火が付きました。
松本:僕は企業のブランドコミュニケーションを一から作りたい、デザイン組織を立ち上げる段階から事業に参画したいという目的で、組織の規模や事業のフェーズが一致するWealthParkに入りました。スタートアップだから育児環境においてリスクがあるかも、と考えるタイプではなかったですね。ただ、面接の場で柳川さんと話した時にちょうど第一子が産まれるところで「事業フェーズとしては大変だけどやりがいはあるし、フレキシブルな環境なのでワークライフバランスは自分次第でいくらでも融通は利くよ」というお話を実態として聞いたことは、けっこうプラスに働きました。
――なるほど。面接官から実体験を聞けたのは大きいですね。
柳川:僕は、今までかなりテックフォーカスよりのキャリアだったのでキャリアの幅を広げたかったという想いがあり当時のWealthParkに入社しました。僕が入社した頃は、社内のほとんどの人がまだ誰もお子さんがいらっしゃらない環境で、若干不安はありました。ただ、それまでの自分のキャリアは、外資系やスタートアップでパフォーマンスを求められる環境の中で経験を積んできたので、WPでもきちんと同じレベルのアウトプットが出せるだろうという自信が少しあったので飛び込んでみました。ダメだったらダメでその時考えてみよう、とw
――なるほど。柳川さんが一番実例がない時期だったんですね。ある意味、柳川さんがパイオニアみたいな感じですね(笑)
齊藤:私は前々職がスタートアップに近しい会社でした。その後結婚出産もあったので、大手の会社で働いていたのですが、子供が成長しある程度プライベートも落ち着いてきたタイミングで、もう一回元々自分が好きなスタートアップの環境に戻りたいなと思っていました。また、前職でも子育てしながら仕事するということが自分の中で実績として作れたので、スタートアップの企業で自分の実体験を元に環境作りのお役に立てると嬉しいなと思ったことも入社をした理由の一つになります。
相澤:私は元々制度の整っている大手で10年程勤めて、子育てのために、非正規でもいろいろ働いていた経験があります。そういう時代を経てから前職では、何でも屋に近い形で経理を中心に財務、総務などバックオフィス全般を担当していました。WealthParkでも、同じようにバックオフィス領域の整備や、特にこれまでは経験していなかった労務領域の立ち上げもミッションとして掲げられていたため、そこの魅力を感じて入社しました。
――皆さん共通して、ご自身の挑戦心みたいなものが前面にありますね。とはいえ、入社する時に多少なり不安はあったのではないでしょうか。不安ばかり煽っても微妙なので、期待もセットで教えてください。
澤柳:体制が整えられた組織の中にいると、はからずも自分の役割を越えてしまうような行動や発言をすること自体が不適切とされてしまうケースがしばしばありますが、WealthParkにはそれが一切無く、Behavior Identityにもある「go beyond」、つまり積極的に自分自身の役割を越境してやっていかないと、なかなか達成出来ないことも多いため、いろいろなチャレンジができるな、と。そういった意味での期待の方が大きかったですね。
松本:僕は前職はアートディレクターという役割でしたが、上流だけでなく、デザインの実務をやりたいと思っていましたし、WealthParkならそれが出来ると思っていました。また、これはスタートアップの醍醐味でもありますが、意思決定者と非常に近い距離で仕事ができるため、一つ一つの仕事がスピード感をもって進めることができるのでは、という期待がありました。実際に入社してからもそこの期待に差分はなく、裁量、スピード感ともに思った通りの環境でした。
齊藤:私の入社の一番の決定打は人でした。お会いした方はみんなエッジが効いていて、揃いも揃って個性的だなと感じたことと同時に、内に秘めてるエネルギーを強く感じたこともあり、ほぼその一点で決めました。また、まだ未開の地を自由に耕していきたい思いとそれゆえにスタートアップに戻りたい気持ちがありました。WPだと常に整え続けていくことをやらざるを得ないし、どんどんやっていけるんだろうという期待感がありましたね。
柳川:僕はプロダクトの開発を同じチームと同じ空間でしたいというのが期待値として元々ありました。というのも、前職のような外資系企業だと東京支店の中に一人ぽつんといるだけで、エンジニアは全員カルフォルニアかインドにいて、所謂スクラムやアジャイルで頻繁にコミュニケーションをとって開発していくことが常であり、それがすごく難しいと感じていました。国境をまたいできちんとデリバリーしていく訓練は出来たのですが、もっと近く背中合わせでいられる方がもう少し楽にコミュニケーションが取れるんじゃないかなと思うことがありました。そういう背景もあり、WealthParkには、東京の一か所にみんな集まってきちんとプロダクトをデリバリーして交流を深めていけることへの期待がありました。あとは、家族ケアができるように仕事のペース配分がフレキシブルにできる期待がありましたね。
相澤:私は時短で働けるというところと、前職の時は実際に自分で自由度が高く働けるような制度を作って導入していたので、違うフェーズの所でもそういった制度が必要な会社があるのじゃないかと思っていた時にWealthParkと巡り合って入社しました。あとは、これまで職場内外を通じて出会う人の一部から「お子さんがいらっしゃるのにお仕事されてるのは大変そうですね、私は子供を持ちたくないです」という発言を聞くことがしばしばあって、そうじゃなくて楽しく働きながら子育てすることはできるよ、ということを体現したいという思いもあり、また同時に子育てをしている方でも働きやすい体制を作りたいという思いがありました。
――なるほど。皆さん共通してるのが、自分で何か作っていきたい、生み出していきたいっていう。齊藤さんの言葉を借りると「耕していける」みたいなそういう期待感を共通でもっていらっしゃるのが見えるのですが、子育てをするにあたっての不安やワークライフバランスの不安は一切なかったですか?
相澤:子供が育ったので私はあまりなかったですね。小1が壁だっていう風に言われていて、そこを越えられたからっていうのはあるかもしれません。
齊藤:たしかに、不安が一切ない、ということはないですが、その大きさは子供の年齢にもよると思います。
――松本さん、柳川さんはWealthParkに入ってからお子さんが産まれたのですよね?
松本:僕がWealthparkに入社した当時上の子が生後3か月で、正直大変すぎて自分で何かを選択する余裕はゼロで成り行きに任せてる状態でした。来週産まれそうっていう時に面接をして、次の面接で産まれた報告をしていました(笑)人生の転機が訪れた時期でもあったので子育て自体の不安はありましたが、不安を解消するために環境の整っている大手にいこうという発想は全く自分にはなかったです。
柳川:松本さんのインタビュー覚えているんですが、もうすぐ産まれる時期だったのもあり不安に思われることもあるだろうな、と思い自分の経験も踏まえて、小さいお子さんを子育てしながらでも全然心配ないから飛び込んできても大丈夫だよという風なことを言いましたね。
松本:そうですね(笑)僕も覚えていますし、その時そういってもらえて大丈夫だなって思いました。
――齊藤さんは不安はなかったですか?
齊藤:自分自身は子育てに対して不安はなかったのですが、入社当時のカスタマーサクセス部門は未婚の男性が多かったので労働環境的に理解のある人は果たしているのだろうか..という不安はありましたね。柳川さんや松本さんに面接の時にお会いしていれば、不安はなかったかもしれません(笑)
松本:確かに、自分もやってみるまで子育ての大変さは理解できていなかったので、子育て経験者がだれも居ないチームだと理解が得られないかもという心配はありますね。
――入社後に子育てしている方々とお会いして徐々に解消されましたか?
齊藤:部署にいなくても会社の中に一定数いることが分かって不安がだいぶ解消された部分はありますね。相澤さんが積極的に話しかけてくれたことも救われました。
――大企業からの転職後、入社してから家庭環境での変化はありましたか?
澤柳:決められた時間内でなくてもフレキシブルに働けるので働きやすくはなりましたが、仕事とプライベートをきちんと分けられなくなったと感じています。フレキシブルだからこそ仕事が片付くこともありますし、いい面と悪い面でもあると思います。
――リモート環境になって、より仕事とプライベートの線引きを意識されていると思いますが、対処法はありますか?
松本:僕はデザイナーの仕事が趣味なので線引きがないに等しいです。自由時間にデザインのことを考えたり、休日に美術館に行って何かを得たら仕事にフィードバックしたいと考えていますし、WealthParkは公私問わず自分の行動がダイレクトに反映される環境だと思っています。
――いわゆるLife as workってやつですよね。
齊藤:私も全く同じです。良くも悪くも、Life as work。時間的な線引きが難しいですが、フルリモートやフレックスでの働き方もできて、自由度が高い面に関してはすごく魅力的だと思います。
相澤:私もLife as workな考えですね。特に境目はなくてもいいのですが、コロナ渦になってから約1年はリモート環境になったことでイレギュラー対応が続いて、休暇を取ったのに結局一日中対応していることもありました。ただ、その中でも娘は働くママはかっこいい、と応援してくれるのでありがたいなと感じますし、頑張る原動力になっています。
――お子さんにそういってもらえるのは嬉しいですね。一方で、いかにLife as workといえど、休暇を取ったのに仕事をしてしまうなど、やはりある程度の線引きはちゃんとしないといけないようにも思いますが、そのあたりはどうでしょうか。
澤柳:そうですね、自由度が高いことは確かに魅力的だと思うのですが、一方で限度はあると思っています。同時進行で子供のことを考えて作業することもありますし、線引きがあまりにもなさすぎると、家族と過ごす休日で周りに緊張感を与えてしまっているのではないか、と思う事もあります。
――確かに、いくらLife as workとはいえ、限度はありますよね。
松本:そうですね、僕は19時を境に一切連絡は見ていないです。というのも子供の寝かしつけや家事に専念する必要があるので。そこは明確に切り分けていますね。
――クライアントワークの場合はどうでしょうか?休日も対応せざるを得ないこともありますよね。
齊藤:不動産業界だと土日も営業されている会社さんが多いので対応せざるを得ないのが現状としてはありますね。緊急性のある案件は優先的に対応して、通常は営業時間内で対応できるように勤めています。信頼関係を構築できればある程度の理解は得られるのではないかなと淡い期待を抱いている部分もあります(笑)
――例えばお子さん都合で学校からの呼び出しや急な発熱、通院をしなければならないシーンがあると思うのですが、そういった時の融通はどうでしょうか。
松本:全社的に寛容的な雰囲気は感じています。役職のある方たちもお子さんがいらっしゃる方も多く子育てに関して理解されていると思います。
齊藤:そうですね、それが理由で働きにくいと感じたことは一切ないですし、ストレスもやりにくさも感じていません。
相澤:子供や自分の体調管理も含めて困ったことは一度もないので、本当にいい会社だなと思いますし、相互に理解があって魅力的だと思います。また、制度的な観点でいうと、WealthParkではフレックスと半休を組み合わせられることができ、そういった制度がある会社はほとんどないので、いい働き方をみんなに提供できているなと思っています。Life as workが根底にあるからこそ、今度はコアタイムを外すのか、時間休みを取れるようにするかなど、やれることはまだ残っていると思っています。
――あえて要望や課題があるとしたらどんなことが挙げられますか?
齊藤:例えば、さっき相澤さんが言ってくれたような「フレックスでも半休が取れる」という制度はまだ全社員が把握できていないような気もしていて、そういった意味では情報が全体にしっかりといきわたるようになるとより働きやすくなりそうだなと思います。
柳川:例えば、さっき相澤さんが言ってくれたような「フレックスでも半休が取れる」という制度はまだ全社員が把握できていないような気もしていて、そういった意味では情報が全体にしっかりといきわたるようになるとより働きやすくなりそうだなと思います。
――いいですね、そういったものがあるととても助かります。あとは、セットで僕らHRや経営管理が一体となり啓蒙活動はしていく必要はありそうですね。
松本:難しい課題だと思いますが、子供がいるからという理由ではなく子育てに理解のある空気を維持して一般化することが大事だと思っています。周りの理解だけに頼るのも限度があると思うので、組織としてもう少し体系化していくことも大事かもしれないですね。
相澤:あと、強いてあげるなら今後は子育てだけじゃなく、介護もありますよね。これから若い世代が入ってきて違うカルチャーを受け入れることも必要ですし、特定の何かを優先するというより許容していく空気が欲しいですね。
――ありがとうございました。とてもリアルで臨場感の溢れる内容になったと思います。子育てをするうえで働きやすいから、ではなく、キャリアとして成し遂げたい強い想いや目標を持っていて、それらを実現するうえで最善な場所がWealthParkだった、ということが伝わってきました。
課題はまだまだありますが、チャレンジをしたいすべての人にとって等価にその機会を提供できる環境を今後も作っていけたらと思います。
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