- 課題
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- オーナー様との関係強化のためのDX活用
- 管理戸数増に伴う業務速度の向上および業務属人化の解消
- DX体制の構築
- 効果
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- ツールを通じたオーナー様との関係強化
- 「WealthParkビジネス」による業務DXの本格化
この5年間で管理戸数も社員も急増し、旭川の不動産会社として地域にも貢献しています
会社概要、事業の特徴を教えてください。
生活プロデュースは、北海道旭川市を拠点に展開する不動産会社です。市内管理戸数ナンバー1を誇り、その数は1万戸を超えます。当社は旭川で活躍する企業として、地元はもちろん、北海道を応援したいという気持ちから、「バドミントンチーム フォレストウィングス旭川」「プロバレーボールチーム ヴォレアス北海道」のオフィシャルトップパートナーを務めています。
オーナー様はどのような方が多いですか?
約800名いるオーナー様は、若い投資家の方や法人の方もいらっしゃいますが、多くはご高齢の方です。さまざまなオーナー様に対応するため、それぞれの方に合わせたコミュニケーションを図るように心がけることでご満足頂いております。また、オーナー様向けの感謝祭や広報通信など、様々な取り組みを実施しています。
特にこの5年間は管理取得営業活動を強化したことで、管理戸数が増加し、ご契約いただくオーナー様が一気に多くなりました。4〜5年前は40人規模の社員数でしたが、今はその倍以上の社員が働いています。
IT活用は「オーナー様とのコミュニケーションを大事にしたい」という想いからです
オーナーアプリについて伺う前に、御社のDXに対するお考えを伺えますでしょうか。
顧客ニーズに応えるための、一つの選択肢だと考えております。当社では、不動産業界でデジタルやDXという言葉が注目される前から、「これからはデジタルの時代が来ます」とオーナー様には、お伝えしていました。
業界としては紙明細が慣例であることから、DXを導入しているということは、それだけでオーナー様の選択肢を一つ広げることにつながります。また、サービスの幅を広げるという意味でも、パソコンやスマホから手軽に確認できる電子化も導入されたことは、それだけでアピール要素の一つになります。
DXの実現方法にいくつかある中で、オーナーアプリを検討したきっかけを教えてください。
当社には「出来る限りオーナー様のニーズにお応えしたい」という社風があり、一人ひとりのオーナー様の個性や属性に合う対応を行いたかったからです。オーナー様によってはパソコンやスマホで気軽に物件について確認したいと電子化の要望を頂いていたのもあり、いち早くニーズに答えるべく検討しました。
まさに、オーナーアプリをオーナー様とのコミュニケーションをツールにしようとしたのですね。
はい、繁忙期など業務が忙しくなっても、社員それぞれが親身にオーナー様へ対応できるよう、コミュニケーションツールの一つとして導入を考えました。
他にはどのようなIT活用を進めていますか?
オーナーアプリの他に、入居者アプリ、巡回系アプリ、営業系システムを導入しました。現在はそれぞれのシステムの連携を主眼に、ベースとなる部分を構築している段階です。
オーナーアプリ導入に期待することを教えてください。
システムの効率化による、業務のスピードアップと社員負担の軽減です。これまでは、賃貸・管理の各チームが連携し、物件ごとに意見交換用のシートを作成、手作業で対応することで一定の成果を挙げてきましたが、更にオーナー様のニーズに迅速に応えるという意味では、今の体制のままだと厳しいのが正直なところでした。
さらに現在、事業拡大に伴い、新たに複数の部署の立ち上げを進めています。しかし、多くを社内異動で補ったため、部署毎のメンバー数が少なくなっていることから、オーナーアプリを始めとしたシステムでできることを増やし、社員の負担軽減につなげられないかと期待しています。
WealthParkのサポート体制に助けられながら、社内浸透を進めました
導入時、課題となる要素を教えてください。
社外、社内の観点からそれぞれお話します。対社外の課題は「オーナー様への浸透」です。例えば、法人企業様の場合には、オーナー様からは承諾を頂いたとしても、ご契約先の税理士事務所に断られてしまうケースがありました。社内では、「基幹システムとの連携」「システム自体への理解」が課題でした。特にWealthParkの導入は、DXに向けた初期段階だったこともあり、導入決定後も現場の反対が大きかったです。
社内浸透が相当大変だったご様子が伺えますが、どのように導入は進めましたか?
WealthPark担当者はもちろん、オーナー様サポート用のコールセンターなど、WealthParkのサポート体制に大きく頼りながら、並行して社内浸透を進めていきました。私だけでは、正直大変だったと思います。サポート体制に助けられながら、何とかWealthParkが溶け込んでいる状態にまで持ってこられました。
私自身も、社員がWealthParkの操作に困った際、気軽に相談してもらえるようにと「社内のIT先生」として認識してもらえるよう取り組みました。その結果、WealthParkの使い方で困ったことがあったら、社内外に頼れる人がいるという体制を築くことができ、安心して導入が進んだのだと思います。
導入当初はその目新しさから反発のあったWealthParkですが、皆が少しずつ慣れてきたこともあり、社内のこわばりは徐々に軟化していくと思います。
「10年後にはどういう物件が人気になる?」オーナー様には一歩先の情報を届けたい
WealthParkを導入してからオーナー様とのコミュニケーションに変化は見られましたか?
はい、アクティビティ機能などを通し、何かしらのコミュニケーションをオーナー様と築けている状態になりました。この冬はチャット経由で雪かきの相談があったぐらいです。今後は、オーナー様とのコミュニケーションを通し、私たちからも積極的なご提案をしていきたいと思っています。
法人様のご導入において、税理士事務所がネックとなるケースがあるとのことでしたが、浸透に向け、どのような対応を進められていますか?
少しずつ理解を深めていただければと、紙の資料を一律廃止するのではなく、メリットを伝えつづけながら、粘り強い対話を行っています。
今後、オーナー様とのやり取りでどのような点を強化していきたいかを教えてください。
直近は、空室対策に注力したいと考えています。いち早く対策提案を行い、オーナー様の一歩先を見ることを心がけ、「10年後にはどういう物件が人気になる?」「人気のエリアは?」など、時代を加味しながらも、常に新しい情報や見え方を企業として提案できるように進めていきたいです。
ありがとうございました。
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