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2022.06.08

新しいソリューションを生み出し、ワクワクするDXがしたい。不動産業界のボトルネックにダイレクトに向き合うDXコンサルタントの挑戦

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新しい資産運用体験の実現を目指すWealthParkには、様々なバックグラウンドやスキルを持つメンバーが集まっています。社員インタビューでは、それぞれのメンバーが日頃どの様な想いでWealthParkで働き、組織や事業に関わっているかをお届けしていきます。

今回は、2022年1月に発足したばかりの「DXコンサルティング室」の室長に就任した村上さん。コンサルティングファーム、グローバル製薬会社などで、順調にキャリアを積まれていた村上さんですが、ご自身のさらなる成長を求めてWealthParkに参画しました。決め手はビジョンの大きさとメンバーのパーソナリティだったそうです。オルタナティブ資産へのアクセスを提供するというWealthParkのビジョンを達成するために、DXコンサルタントとして、業界のボトルネックの解消に村上さんが日々どう向き合っているのか。ご本人の仕事観の変化やDXへの想いにも触れながら、「DXコンサルティング室」の実体に迫ります。

プロフィール
村上朝一| Tomokazu Murakami
新卒でアクセンチュア株式会社に入社し、業務改革や大規模システム統合などを支援。アクセンチュア退職後、製薬会社にて企画業務、ビジネスインテリジェンス室の立ち上げ、経営判断に生かすためのデータ活用の仕組みの構築と分析までを担当。その後ソフトバンクロボティクス株式会社にて、事業戦略や基盤システムの企画、開発を経験。WealthParkでは不動産業界専門のDXコンサルタントとして、クライアントである不動産管理会社様の個別課題とその解決のために日々伴走。座右の銘は「プロジェクトは始まる前に全てが決まる」

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ビジョンの大きさとメンバーのパーソナリティに魅かれ、WealthParkへ

―まずは、村上さんのこれまでのキャリアを教えてください。

大学院で情報処理を専攻していたのですが、ビジネスの視点を持ちながらITに関わる仕事がしたくて、新卒でアクセンチュアに入社しました。業務改善やシェアードサービスセンターの立ち上げ、証券会社の合併後のシステム統合の企画といった、さまざまな経験を積ませてもらい、仕事内容としては充実していました。ただ、メインはコスト削減や効率化で、なかなか売上や収益を伸ばす領域までは入り込めなくて。より事業に直結した仕事がしたいと考え、グローバル製薬会社であるグラクソ・スミスクラインに転職しました。

グラクソ・スミスクラインでは、営業やマーケティング企画の部署に配属され、経営陣向けの報告や事業計画の仕切りなど、横串の企画業務を担当していました。ほどなくして、社内中のデータを収集し、経営、マーケティングや営業の分析を専門に担当するビジネスインテリジェンス室が発足し、そこの初代責任者を務めました。トップラインに貢献する仕事ではありましたが、このときに学生時代に抱いていた起業への想いが再燃し、会社を立ち上げました。軌道に乗せることはできなかったのですが、その後はビジネスグロースをダイレクトに感じられる10→100フェーズの環境に興味が湧き、ソフトバンクロボティクスの事業戦略室に入りました。事業企画の担当からスタートし、続いて業務システムやクラウドアプリの企画・開発・運用のマネジメントを行っていました。

―ご自身での起業も含めて、複数の企業フェーズをご経験された後、WealthParkに転職されたのですね。WealthParkに参画されるに至った経緯や動機を伺わせてください。

このときの転職活動のきっかけは、ソフトバンクロボティクスの事業環境の変化です。ロボット事業のフェーズが移行していく中で、新たな挑戦の場を探し始め、WealthParkに出会いました。実家の家業が不動産関連ということもあり、不動産に携わる事業という選択肢はずっと頭の中にあったのと、これまで培ってきたテックとビジネスの経験をうまく活かしながらも、さらにチャレンジできるところに魅力を感じました。他にも内定をいただいていましたが、ビジョンの大きさと、面接してくれた経営陣やメンバーのパーソナリティが決め手となり、WealthParkを選びました。間瀬手塚鳥谷、そして川田との面接を通じて、こんな人達と一緒に働けたら楽しいだろうなと素直に感じられたんですよね。

WealthParkの面接は非常にユニークで、単に私がジョブデディスクリプションにフィットしているかどうかを判断するというよりも、私がここでどのような活躍や成長ができるのかを考えてくれました。前職で私自身も採用を担当していましたが、結局は自分達が設定したジョブディスクリプションを基準に、何百枚ものレジュメに目を通していました。こうした自身の採用経験と照らし合わせると、WealthParkの採用のあり方は新鮮でしたし、素晴らしいと思いました。

―特に印象に残っている面接はありますか。

いずれの面接も印象的でしたね(笑)。最初の間瀬の面接では、1時間の予定が25分に切り上げられ、すぐ次に進めてもらって。次の手塚の面接は、「村上さんがどんなふうにWealthParkで活躍できるか、イメージを膨らませたいんですよね」という言葉から始まって、これには衝撃を受けました。鳥谷は、現場で直面している課題や悩みを率直に共有してくれて、私も昔の経験から提案できることがあったので、面接というよりもディスカッションに近かったです。川田との最終面接では、自分が想像もしないような視点で描かれる壮大なビジョンを聞いて、単純にワクワクしました。

多種多様な規模やフェーズの企業様のDX推進を支援

― 面接のタイミングでは、DXコンサルティング室はまだ立ち上がっていませんでしたよね。DXコンサルティング室の始動を見越して、村上さんを採用されたのでしょうか。

いえ、その頃は社外向けコンサルティングに特化した専門部署を設立することは想定していなかったと思います。私が入社して、社内業務に加えてコンサルティング業務も引き受けていく中で、コンサルティングサービスのニーズがあること、弊社の事業や不動産業界にとって有効かつ必要なサービスであることが見えてきたというのが正直なところですね。徐々に案件が増えて、提供できる価値も広がってきたことを受けて、今年の1月に正式に「DXコンサルティング室」という名前で発足しました。

― なるほど。DXコンサルティング室は、実際にどんな業務を担っている部署なのでしょうか。

不動産管理会社様と資産運用会社様のDXに関するプロジェクトの推進支援を行なっています。お客様の会社規模、プロジェクトのテーマやフェーズは多種多様です。大手総合不動産会社様から地域密着型の不動産会社様までいらっしゃるので、例えば数百名規模の組織を対象とする業務改善も行いますし、数名の方へのノーコードアプリ導入を一からサポートすることもあります。5年後の事業や業務のありたい姿をワークショップ形式でお客様と一緒に議論して、言語化していくこともあれば、待ったなしのアウトソーシングの企画やそのソーシング先の選定、導入するシステムの決定を支援することもあります。

現在は3〜4社様のプロジェクトに携わっており、発足して半年足らずですが、順調に案件を受注できている状況です。

―案件はWealthPark Businessのアプリを使用されているお会社様から受注されているのでしょうか。

弊社のアプリを使っていただいているお会社様から受注することもありますし、そうではないケースもあります。前者は、弊社のカスタマーサクセスがアプリ導入後の組織浸透を伴走する中で、周辺領域の課題が見えてきて、ご相談いただくといったケースですね。アプリをしっかり使っていただくためには、業務の進め方自体を変えていただかないといけないこともあって、その部分をお手伝いさせていただくことがあります。後者は、アプリやSaaSの営業をさせていただいた際に、「そもそもアプリ以前の問題で、残業が多過ぎる」とか、「アプリの導入前に基幹システムを変える必要がある」といったお声を聞き、そうしたお悩みの解決からお手伝いさせていただくケースです。営業担当者と商談に同席したことによって案件に発展することもあります。

他には、川田やCXOを介して、他社の経営者様からご相談を受けてコンサルに入らせていただくこともあります。

DXの課題を解決することで業界に対してインパクトを与えることが目的


―先程もおっしゃられていたように、まず課題やニーズがあって、解決されていく中で「DXコンサルティング室」という形になったのですね。

そうですね。オルタナティブ資産へのアクセスを提供するという我々のビジョンを達成するためには、業界のボトルネックを解消していかなければなりません。その意味で、こうしたコンサルティングサービスは必要だと私自身も実感しています。

一例ですが、不動産テックと呼ばれるサービスって本当に多岐に渡っていて、日本でローンチされているものだけでも何百とあるんですよね。サービスを使用される不動産管理会社様の立場に立つと、業務効率化やDXと言われても、何から手をつけるべきか、どう選ぶべきか、判断するのは相当難易度が高いと思うのです。普段はプロパティマネジメントの業務に従事していて、ITの専門家ではないわけですから。テック会社の営業から勧められて導入した結果、自社にはフィットしなかったなんてことは、往々にして起きると思います。不動産管理会社と一口で言っても、背景やビジネスモデル、組織構造、課題、優先度は異なるので、それぞれのお会社様にとって適切なデジタルの打ち手を検討するお手伝いをさせていただくことは、非常に意味のあることだと思います。

このような不動産業界のDX課題に向き合うために、たまたま今はコンサルティングという形でお手伝いさせていただいていますが、別の形でも良いんです。極論としては、我々がコンサルタントとして価値を提供することすら必須ではなく、同じ課題感を持っている人達が集まって議論できるコミュニティの形成だけでも良いのかなと。セミナーや塾のような研修形式もありかもしれません。コンサルティングとしてフィーをいただくことを目的にしているわけではなく、あくまでもDXの課題を解決することで業界に対してインパクトを与えることが目的なので、常に適切な形を再考していきたいと考えています。

― 業界全体の改善という観点においては、WealthParkがコンサルティングを提供しなくてもすむ未来の方が理想ということになるんですね。ところで、業界に対するインパクトが目的だとすると、おのずと中立的な立場のコンサルティングになりますよね。そのあたりは弊社のビジネスとどのようにバランスを取られているのでしょうか。

お客様視点でより良い解決を支援するために、ソリューションに関しては中立でフラットな立場を取りますが、「DXコンサルティング室」としてはそれで良いと思います。広く捉えれば、お客様それぞれのDX推進の課題に一緒に取り組ませていただくことで、業界全体の課題を深く理解することが可能になります。その知見を弊社のプロダクトやサービスの開発に活かしていくことで、より大きなインパクトを出せますし、その過程で弊社の事業に還元されると考えています。

新しいソリューションを生み出し、ワクワクするようなDXがしたい

―DXコンサルタントとして、様々なお会社様のDXの推進支援を行っていく中で、村上さんが考える「あるべきDX」の姿についても教えてください。

まずは、事業戦略とビジネスモデルに紐づく形で顧客への提供価値や生産性の向上を目指すことだと思います。これだけ不動産テックに視線が向いていると、色々なツールをスポットで検討して導入した後に活用が進まず、「ツールを使い切れていない」という課題感を持つような状況が出てきます。手段であるはずのツールを「もっと活用するには?」というような話にならないためにも、なぜ?の整理と認識合わせはきめ細やかにしていきたいですね。

そして、私個人としてはワクワクするようなDXがしたいです。提案していて一番ワクワクするのは、テクノロジーの活用によって仕事のやり方と提供価値を一新させることです。幸運にも不動産管理会社の方から、「自社では絶対に出てこないアイディアだ」というお言葉をいただくことがあり、これこそが本来のDXというか、トランスフォーメションだなと思います。事業の視座と業務全体感、方法論を持って進めるDXがあるべきで、さらにそこにワクワク感がプラスされることが理想ですね。

―効率化・合理化の先にあるトランスフォーメーションに到達したときに、「ワクワク」が生まれるというイメージが湧きました。ちなみに、ソリューションやツールをご提案した後の定着化については、どのようにサポートされていますか。

組織に浸透させていけるかは、協力してもらえる体制がつくれるかにかかっています。導入時期には対話を重ねて、現場の使う側の思いも理解し、その上での提案なのだと納得してもらうことが大切です。また、新しい業務に慣れてもらうまでの伴走は必須ですね。説明会やトレーニングを通じて使っていただいて、継続されているかどうかを確認して、使いづらさがないかをヒアリングして、改善できるところは改善していく。このような丁寧な積み重ねによって、「前より良くなった」と実感していただけるところまでサポートさせていただきます。

不動産業界のボトルネックの一つにダイレクトに向き合えることがやりがい

―WealthParkで働く上で、村上さんのやりがいやモチベーションはどこにあるのでしょうか。

「DXの進め方」という不動産業界のボトルネックの一つにダイレクトに向き合えることに、やりがいを感じています。過去にもお客様のお困りごとを解決する「コンサルティング」と呼ばれる仕事をしてきましたが、WealthParkにおける「コンサルティング」では、そのお困りごとが個別のお客様の課題にとどまらず、より大きなビジョンやミッションに紐づいているという実感があります。業界のボトルネックの解消に対するインパクトで仕事の価値を測れることが、私のモチベーションにつながっています。今後もよりインパクトの大きな課題解決をしていきたいですね。

―WealthParkのビジョン、業界のボトルネックの打破、ご自身の仕事がすべて一本の線でつながっていることが、やりがいになっているということですね。

これまでは個人的な想いと毎日の仕事をつなげることに苦労してきた部分がありました。事業自体に惹かれるというよりも、自分のキャリアアップとしてスキルを身につけるとか、成功体験を積むとか、おそらく将来のためになるであろうことに時間を使っていたり、事業の将来性やワクワクがあるけれども日々の仕事でそこに関わっている手触り感が薄かったり。言語化すると情けないのですが(笑)。

WealthParkでは壮大なビジョンに共感し、リアリティを持ちながら、どうやって自分が貢献できるか、それには足元の仕事をどう組み立てるか、常に筋を通している状態でいられます。その上で全力で目の前のお客様に価値提供ができる。こんな感覚は初めてで、仕事ってこういうものなんだという発見がありました。

まだ答えのないことに取り組んでいくことに我々の価値がある


―WealthParkのDXコンサルティングはいわゆる「コンサルティング」とは異なる部分もあると思いますが、向いている素質があれば教えてください。

スキルについては、いわゆるコンサルティングと一緒だと思いますが、課題解決やプロジェクトワークといった企画的な要素が必要です。もちろん、デジタルやシステム開発の素養があると良いですね。モチベーションやメンタリティの面では、様々な矛盾や複雑性に対して、ポジティブに向き合っていける傾向は必要だと思います。「いやいや無理でしょう」みたいな案件もあるのですが(笑)、「逆に面白い」と頭を切り替えて、一つ視座を上げて考えられることが求められるのかなと。対立するところからアイディアが出てくることもあるんですよね。

何かしらの難しさがあるからこそ我々がお手伝いしているわけで、難しさに前向きに粘り強く対処できるかは重要です。業界のボトルネックを解決するという視点では、一度使えたソリューションは型化してどんどん横展開する。そして、その次の新しくて難しい課題に挑戦していくことが必要です。微力だとしてもまだ答えのないことに取り組んでいくことに我々の価値があると思うので、そこにやりがいを感じられると良いのではないでしょうか。

―忙しい日々を送られていますが、リラックス方法はお料理とか。

週末に料理をするのが好きです。といいますか、キッチンでお酒を飲みながらだらだらと料理をするのが趣味です。あとは、私は朝型なので、朝食をしっかり作ったり、ジョギングをしたりして、リフレッシュしています。

―プライベートも充実されていますね。最後に、WealthParkやDXコンサルティング室への参画を検討されている方にメッセージをお願いします。

試行錯誤しながら「不動産業界特化型のDXコンサルティングサービス」をゼロイチでつくっていますが、インパクトを出すための手段は何でも良いと考えています。ですので、コンサルティングそのものよりも、日本の一つの業界を変えることに興味と熱意を持って挑める方が向いていると思います。

―本日はありがとうございました。

<インタビュアー>
飯田 明 | Mei Iida
渉外法律事務所にてファイナンス・パラリーガルを務めた後、大学院留学を挟んで飲食業の世界へ。外資系チョコレート会社のDirector of Communicationsとして、HR/ブランディングを担当。現在はフリーランスに転向し、複数の会社とのプロジェクトを通じて、カフェのプロデュース事業や人事、国内外のダイニングイベントの企画・運営に携わっている。

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