- 課題
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- 新たなオーナーコミュニケーション手法の構築
- 業務属人化の解消
- 効果
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- 50%以上のオーナー様がWealthParkを活用。新しいオーナーコミュニケーションが定着
- やり取りの見える化を通じ属人的な業務体制の改善、ノウハウの共有
- 企業イメージの向上と「不動産投資」のイメージ変革に寄与
オーナーアプリの自社開発に挑戦したからこそ、WealthParkが魅力的に映った
会社概要、事業の特徴を教えてください。
武澤: 明光トレーディングは、不動産投資用マンションの販売・企画・管理を主力事業とする企業です。1990年に創業し、今年で32年目を迎えました。都心のブランドエリアをはじめ東京23区・川崎市・横浜市など、好立地のワンルームマンションにこだわり、商品化しています。現在の管理戸数は、約3,000戸です。
WealthPark導入を検討したきっかけを教えてください。
武澤: オーナー様とのやり取りを見える化しつつ、お好きなタイミングでご返信いただけるような方法を模索していたとき、WealthParkに出会いました。実は過去に、オーナーアプリの自社開発に挑戦したことがあります。しかし、開発は難航し、リソース面や技術面などから「専業ベンダーがつくるオーナーアプリにはかなわない」と既成アプリの導入に方針転換しました。
堤: 顧客ニーズに応えながらバックエンドのアップデートを繰り返すのは、開発会社ではない私たちには困難だったからです。
武澤: WealthParkのご担当者とは、自社開発に挑戦する前に一度お会いしたことがありました。改めてお話を伺い、自社開発の経験も踏まえ、「明光トレーディングには、WealthParkがマッチしている」と導入を決めました。
堤: 自社開発に着手したからこそ、オーナー様と一緒に私たちならではの使い方を模索できるWealthParkのようなパッケージが魅力的に映ったんです。
半数以上のオーナー様にご利用いただけたのは「めげずに良さを伝え続けた」結果です
今回、WealthParkをご導入いただき、オーナー様からの反響はいかがでしたか?
武澤: WealthParkを利用すると、まずは紙の収支報告書を削減できますよね。近年、SDGsの流れもあり、一定数のオーナー様はすんなりと受け入れてくれましたが、「今まで通りの方がいい」という方もいらっしゃいました。 「分かりました」と諦めてしまいそうなところを、私たちは引き下がりませんでした。
WealthParkをご利用いただくメリットを説明したり、活用事例を漫画形式で紹介したりと、めげずに良さを伝え続けたんです。最初は難色を示されていた方も、次第にWealthParkに興味を持ってくださり、「思ったよりも、簡単で分かりやすいんだね」と言われたときには諦めなくてよかったなと思いました。
ある70代のオーナー様は、「これを機会にデジタルに慣れよう」とスマートフォンを購入され、今ではチャットでやり取りをしています。「慣れると断然電子の方が便利だね」と言われたのが印象的でした。
【オーナー様向け漫画】〜不動産オーナー奮闘記〜スマホで便利に賃貸経営
まさに粘り勝ちですね!WealthParkの浸透はどのような方法で進められたのでしょう。
武澤: コロナ禍の影響で対面でのご案内が難しかったため、電話や手紙を駆使し、使い方をご説明しました。現在では、約1300名のオーナー様のうち、半数以上に相当する800名以上の方がご利用されています。ご事情があり利用されていない方もいらっしゃいますが、導入率を向上させるためにも、引き続きいろいろな方法を使い、良さをお伝えしていきたいです。
導入して良かったポイントを教えてください。
堤: マーケティング観点からになりますが、オーナー様の当社に対する印象が良くなったと思います。WealthParkがアプリであることも、不動産投資をより身近に、手軽に感じてもらえるきっかけになりました。
また、既存のオーナー様はもちろん、新規オーナー様へのアピールにもつながっています。セミナーに参加した新規のお客様方からは「これまでいろいろな会社に管理を任せてきましたが、アプリを使っている会社はありませんでした。空室対応がアプリ上でできるのは面白いし、感覚的に新しいですね」などの声が寄せられ、管理替えのご検討にもつながりました。
WealthParkから得られる情報を武器に、より一層の価値提供を目指します
社内におけるWealthParkの浸透は、どの程度進んでいますか?
武澤: 機能を100%活用できているかで見ると、まだまだこれからです。基幹システムの切り替えや賃貸管理システムの導入など、WealthParkの機能をフル活用できるよう、社内システムの入れ替えを進めています。
導入をきっかけに、業務にはどのような変化がありましたか?
武澤: 課題として掲げていた、オーナー様とのやり取りは見える化できました。正直、導入当初は、連絡事項をアクティビティ機能から送信しても、メールや電話でオーナー様へフォローしようとする社員がおり、業務フローに乗せるまでは苦労しました。ただ、現在はチャット機能を用いたやり取りが浸透してきたため、これまで属人化していた管理部の業務も、随分改善してきたと思います。WealthParkでのやり取りが浸透してきたことを受け、今では電話対応の時間を10時30分~17時へ変更し、それ以外の時間はWealthParkでのご返信とさせていただいています。
堤: オーナー様の中には、日頃からさまざまな業者から営業電話が掛かってくる方も少なくありません。WealthPark導入後は「今、電話しましたか?」など、チャットで私たちからの電話かを確認した上で、折り返してくださる方が増えました。オーナー様としても必要な電話にのみ、対応できるようになったのではないかと思います。
武澤: また、社内の細かい対応とそのやり取りについても、WealthParkを活用しています。コミュニケーションが見える化したことで、「お客様は丁寧な口調でお問合せしてくださっているけど、もしかしたら気分を害されている可能性はないかな?」など、社員教育の場としても利用しています。
最後に、WealthParkを使いどのようなことを実現していきたいかを教えてください。
堤: 管理部門としては、サービス向上につながるようなご提案を行っていきたいです。少しでも、オーナー様にプラスの価値を提供できればと思います。また、新規の管理受託獲得に向けた強化も行いたいです。WealthParkを通し知ることができる、各オーナー様が保有する不動産のさまざまな情報を武器に、戦略を練っていきたいです。
武澤: 当社の今後の課題は、管理の一環として、オーナー様向けのアプリを提供する会社が増えつつある中で「どのようにパッケージを差別化していくか?」だと思います。管理の質を上げるという基本を忠実に守りつつ、どの会社よりも、オーナー様が求めていることと向き合い、実行できる管理体制の構築を目指します。
お二人とも、ありがとうございました。
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