- 課題
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- 業務や連絡の属人化
- デジタルを活用した社内体制の強化
- コロナ禍による顧客接点の喪失
- 効果
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- 導入1カ月後には全オーナーの約70%以上がログイン
- 全社的なオーナーフォロー体制の構築に成功
- 部署間の連絡連携が向上
強みは日々の密なコミュニケーション
会社概要、事業の特徴を教えてください。
田中:株式会社クレドはオーダーメイドの中古マンション投資に強みを持つ、管理会社です。東京都内を中心に100を超える独自の基準項目のもと「駅力」「ブランド力」「集客力」の高い中古物件を選定しています。物件購入後の賃貸管理業務もワンステップで対応しており、現在までに約700戸を管理しています。
白岩:オーナー様の属性はさまざまでして、年齢だと20代から50代と幅広く、特に30代の方が多いです。
オーナー様とは、日々どのようなコミュニケーションを取っていますか?
杉山:メール・LINEなどを使い、担当者が直接お客様とコミュニケーションを図っています。コロナ禍前は、お食事会やサバゲーなどの交流会を定期的に開催していました。会社の方針もあり、オーナー様との密なコミュニケーションを常に全メンバーが心がけています。
業務のデジタル化に向けた取り組みについて教えてください。
田中:デジタルを活用した取り組みが増えてきたのはこの数年でのことです。特にこの2年は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、オーナー様と対面でお会いする機会が減少しており、これまでと異なる方法でのコミュニケーションとその手段を模索していました。
業界的な背景やコロナ禍の影響以外にも、デジタル化を進めるようになった要因はありますか?
杉山:管理戸数が3年で倍以上に増加したことも影響を与えています。また、会社としても事業規模を拡大するため、営業を含め、メンバーを増やそうとしている最中です。こうした理由も重なり、業務のデジタル化を通し、社内体制を今以上に進化させる必要がありました。
業務の属人化に課題が浮き彫りに。「全社員がフォローできる体制」を築きたかった
今回、WealthParkをご導入いただいたきっかけとなる、課題を教えてください。
白岩:私たち賃貸管理部に限らず、どの部署でもそうですが、担当者に業務が属人化しており全く動きが見えていませんでした。1人で業務を抱え込む状態が増え、何か問題が生じた時の対応が遅くなっておりました。
当社が連絡手段として利用してきたメールやメッセンジャーツールだと、担当者とオーナー様との間で連絡が閉じてしまいます。オーナー様を全社でフォローできる体制とその構築を検討した結果、オーナーアプリWealthParkの導入を決意しました。
導入時に大変だった点は何ですか?
白岩:現場からの反発です。特に営業からは工数増加を懸念する声が上がりました。
他社様でも同じ様な声を伺います。今回、WealthPark導入を進めるにあたり、現場の皆様に対し意識した点は何でしょう。
白岩:現場メンバーには、「慣れたらオーナー様にも自社にとってもいいサービスだから」と地道に声かけを行いました。WealthParkは今までにない機能やシステムを持つサービスのため、「絶対に導入したほうが良い」という信念を私自身が持てたからこそ、周囲へ伝えられたのだと思います。一方、慣れるまでは反発があることは承知の上と割り切り、活動していました。
今回、導入スケジュールから大きく遅れることなく、準備を進めていたと思います。社内に浸透させるためにどのように進めたのでしょうか?
白岩:月に1回、社長、常務、部門長を交えた報告会を実施しています。WealthPark導入のように、当社における新しい取り組みについては、適宜その場で進捗を報告し、導入経過やその後の動きの見える化を心がけています。私たちとしては、期日や報告機会が設定されているため、いい意味でプレッシャーになります。
導入1カ月後にオーナーの約70%以上がWealthParkへログイン
WealthPark導入時、オーナー様からはどのような反応が見れましたか?
田中:オーナー様のリアクションのスピードが断然上がりました。これまで行ってきたメールのやり取りでは、オーナー様の反応は正直見えにくかったですが、WealthParkを使うことで見える化ができたと思います。
杉山:早期段階でWealthParkにログインされたオーナー様の中には、「収支の公開はいつですか?」と興味を持ってご利用される方もいました。
WealthParkへのログイン率はいかがでしょう。
田中:導入から1カ月も経たないうちに、クレドに管理を委託するオーナー様の約70%以上がWealthParkへログインしました。1.5カ月後には約77%の方がログインしており、着々と利用者が増えております。
導入1カ月目のログイン伸び率がここまで大きい企業様はほとんどないので、正直驚きました。ログインのためにどのような工夫をしたのかを教えてください。
白岩:営業から各オーナー様への事前告知を始め、メールでの配信予告連絡を導入1週間前と直前にしたり、その後も毎週のようにメールで情報をお届けしたりと、継続的な連絡を行いました。また会社HPにも、WealthParkに関する情報を掲載しています。こうしたアプローチが、安定したログイン数の確保、そして現在もログイン数を伸ばし続けていることに繋がると思います。
資産管理のパートナーとしてより身近に感じられる企業を目指して
ここまでを振り返り、WealthParkを活用した感想を聞かせてください。
白岩:WealthParkの導入により、当初目指していたオーナー様を全社でフォローする体制が築けました。社内での情報共有含め、業務自体が効率化していきそうだという兆しを感じています。
田中:売却査定時には、賃貸・営業・仕入れの各担当者が全員見られるため、WealthPark内で話題が完結できる利便性がありました。お客様にとっても、営業担当には話が伝わっているけれど、管理担当には連絡が入っていないということを防げるため、私たちとしても、今まで以上により良いサービスが提供できると思います。
これからWealthParkを利活用されるなか、オーナー様とどのような関係を築いていきたいですか?
白岩:不動産以外の資産運用の相談も含め、クレドという会社をもっと身近に感じてほしいですね。どうしても売買が終了したら疎遠になりやすく、必要な時にしか連絡をいただけないケースが多いですから。当社にはファイナンシャルプランナーも所属していますので、資産運用全般で何かあれば、いつでもご相談に乗ることは可能など、WealthParkを使い全てのオーナー様へアフターフォローの一環としてアピールしていきたいです。
オーナー満足度の向上にあたり、今後WealthParkを使いながら、実施したい取り組みを教えてください。
白岩:WealthParkをフルで使いこなすのが短期的な目標です。中長期的にはクレドは物件を管理する会社ではなく、資産運用をともにする会社としてより身近に感じていただけるような施策を講じられたらと思います。
杉山:会社をさらにデジタル化していき、オーナー様とのやりとりを通し、パートナーとして横に寄り添う存在になれたらと思います。WealthParkの導入を機会に、誕生日のお知らせなどこれまで当社が行ってこなかったアプローチからお客様にコンタクトを図っています。今後は、入居入れ替えの際のリフォームの提案なども積極的に行っていきたいです。
田中:当社は賃貸に限らず、太陽光の活用やNISAなど、資産運用についての多角的なサポートが可能です。そこを強みとして広げられるよう、売ったら終わりではなく、人生を通してWin-Winの関係になれるように、WealthParkを通してオーナー様をフォローできたらと思います。
皆様、ありがとうございました。
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