「正直、ここまで良い反応が得られるとは思っていなかった…」
3ヵ月間の試験導入を経て、旭化成不動産レジデンスがオーナーアプリの全面導入を決定。

課題は、業務効率の改善と
属人化の防止

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事業について教えてください。

旭化成不動産レジデンス株式会社(以下、AFR)は、旭化成ホームズグループの100%子会社として、主に3つの事業を展開しています。1つめは、旭化成ホームズで建築した賃貸住宅(へーベルメゾン)の経営を代行する賃貸管理事業。2つめは、土地建物の売買・仲介事業。3つめは、マンションの建替えや市街地の再開発などを担う都市開発事業です。中でも賃貸管理事業は当社の収益の柱であり、管理戸数は12万室を超え、国内でも有数の規模にまで成長しています。最近ではペット共生型住宅「プラスわんプラスにゃん」、女性専用住宅「New Safole」、シニア世代が安心して暮らせる住まい「Village」など、さまざまな住まいの企画・提供にも力を入れています。

オーナーアプリの導入を検討した背景はどのようなものでしたか?

賃貸管理業に関連する法制度の厳格化、オーナー様からいただく要望の高度化などを背景に、PM業務は以前にも増して複雑になってきています。その影響で「オーナー様に会いに行きたいが、その時間が取れない… 」といった声が現場から頻出。業務の効率化は最優先で解決すべき課題でした。

また、PM業務の属人化が進み、対応者によってサービス品質にバラツキが出ていることにも課題感がありました。実際、担当変更からオーナー不満に繋がるケースも多く、担当個人との繋がり以上に、AFRという会社との繋がりを強化していきたいと考えていました。

業務効率の改善と属人化の防止。これら二つの課題解決において、オーナーアプリが有効な手段になり得るということで、具体的な検討を開始することになりました。

決め手は
「プロダクトの成長性」と
「プロジェクト支援体制」

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WealthParkを選んだ決め手について教えてください。

ひとつは「プロダクトの成長性」です。長くシステム利用を継続していく中で、将来的にはオーナー様のニーズや賃貸管理業のあり方も変化していくはず。システム利用者としては、それに合わせてプロダクトがアップデートされていくことに期待します。オーナーアプリの専業ベンダーであるWealthParkであれば、さまざまな変化に柔軟に対応しながら、プロダクトをあるべき方向に成長させてくれるだろう。プロダクトの開発方針や体制などを伺う中で、そう感じることができました。

もうひとつは「プロジェクト支援体制」です。これまでもいくつかのシステム導入を推進してきましたが、顧客であるオーナー様を巻き込むという点においては新しい試みであり、絶対に失敗できないというプレッシャーがありました。WealthParkからは当初より「いかにプロジェクトを成功させるか?」という視点で提案があり、パートナーとして信頼できる相手だという印象を持っていました。実際、契約後も頻繁にコミュニケーションを取りながら、プロジェクト推進をサポートしてもらっています。ノウハウも豊富ですから非常に安心感があります。

自社でシステムを開発するという選択肢もあったと思うのですが…

はい、検討当初の選択肢としてはありました。ただ、想定されるさまざまな変化への対応を自社の開発リソースで対応するのは現実的ではありませんでした。また、我々のニーズだけではなく、他の管理会社様のニーズも含めて取り込むことができるSaaSだからこそ、より広範囲な課題解決が可能になると考えました。

旭化成ホームズが運営する会員サイト「ヘーベリアンネット」とのSSO連携開発に対応いただいたこともポイントでした。ヘーベリアンネットとWealthPark、それぞれのサービスに共通アカウントでログインできるため、優れた顧客体験が提供できています。「グループ横断での取り組みとしても、象徴的な成功事例をつくることができました

自信をもって全面導入を
決めることができました

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1月よりオーナー様への利用案内を開始されました。進捗を教えてください。

まずは1支店で試験導入を進めましたが、想定以上に良い反応が得られました。特にチャットに対する評価が高いです。コミュニケーションが滞留しない、写真が送れるので便利、といったお声を数多く頂戴しています。

高齢オーナー様の場合、アプリに否定的な方も多いだろうと想定していましたが、今のところ利用率は計画を上回って推移しています。スマホを所有されている方が大半なので、利用開始時だけサポートすればどなたでも使い始めてもらえるのではないでしょうか。使い始めてさえいただければ、たいていは「便利だね」と仰っていただけます。試験導入を通じて「間違いなくオーナー様が求めているサービスだ」という確信が得られたので、自信をもって4月からの全面導入を決めることができました

オーナーアプリの必要性は
今後さらに高まってくる

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ここまでを振り返ってみて、いかがでしょう?

まだまだ道半ばとはいえ、正直、ここまでもかなり大変でした。現場に“やらされ感”が出ることだけは避けたかったので、プロジェクトメンバーを公募する形にしたのですが、有志メンバーは経験や立場もバラバラで、最初のうちは意見の取りまとめすら難しかったことを記憶しています。まずは「オーナー対応のあるべき姿とは?」といった大きなテーマから議論をはじめ、収束させていく過程で少しずつ全体の目線がそろい始めました。最終的には皆が納得する形で業務の設計とシステムへの落とし込みをすることができました。下準備は万全なので、ここからは自信をもってオーナー様への案内を進めていきます。

オーナーアプリ導入を検討中の企業様に向けて、アドバイスをお願いします。

限られた人員数で管理戸数を増やしていこうと思うと、既存社員の生産性向上は不可欠です。また、オーナー様の若返りが進む中で、デジタル対応への要望も高まってくるでしょう。そう考えると、オーナーアプリの必要性は今後さらに高まってくるものと思います。

オーナー様とのコミュニケーションのあり方そのものを変化させていくわけですから、導入難易度は決して低くありません。ただ、強い意志を持って取り組んでいく覚悟があるのなら、WealthParkがしっかりサポートしてくれるのではないでしょうか。・・・と、最後は宣伝みたいになってしまいましたが、引き続き、当社にも密なサポートをお願いします!

大田区・品川区の個人オーナーを支えるミノラス不動産の代表が語る「オーナーの世代交代×オーナーアプリの必要性」

顧客は大田区・品川区の
個人オーナー

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会社の特徴と事業概要について教えてください。

ミノラス不動産は、東京都大田区・品川区を中心に地域密着型の事業を展開する不動産会社です。2023年10月に設立30年を迎えます。我々の特徴は、顧客ターゲットを明確にしている点です。地域の地主様や地元に住む中小企業のオーナー様など、大田区や品川区と縁のある個人オーナー様が主な顧客です。

社名の「ミノラス」には、地域の成長を促進し、オーナー様・入居者様・スタッフなど関わる全ての人が恩恵を受けるという思いが込められています。ロゴマークの葉の部分は大田区と品川区の地形を表現し、幹の部分はこれらのステークホルダーの方々を表しています。

個人のオーナー様が多い中、意識/注力されている点を教えてください。

世代交代に向けたサポートです。個人オーナー様の場合、継承や相続などの問題が必ず発生します。実際に我々のオーナー様には、すでに世代交代をされた方やこれから世代交代を控えている方が少なくありません。次世代の皆様が賃貸経営を円滑に行えるよう、現場担当者からさまざまな情報を発信したり、勉強会を実施したりしています。

3〜4年前からは資産の見える化を行い、オーナー様全体で見た時の基準値と比べ、現状の優れている点と課題点をお伝えするようにしています。賃貸管理を行っているからこそ、リーシングや長期修繕、リフォームに向けた投資など、その物件にとって今後必要になるだろう点をいち早くお伝えし、早めにご準備いただけるようお願いをしています。

体制面で意識しているのは、役割ごとに担当者を変える点です。ミノラス不動産では、リーシング、メンテナンス、相続の3分野で担当者を区切り、オーナー様のサポートを行っています。

「導入は時代の流れ」
オーナーアプリは次世代の
オーナーが求めるサービス

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オーナーアプリを導入しようと思った理由を教えてください。

一言でいうなら、時代の流れです。オーナーアプリは次世代のオーナー様が求めるサービスだと思いましたし、間違いなく必要な時代が来ると感じていたので早めに準備しておきたいと考えました。

また当社の場合、一人のオーナー様を3〜5名の担当者がサポートすることになります。縦割りで業務を進めるからこそ、横断的な業務体制の構築が求められます。各担当者がオーナー様に情報の共有が十分に行えているかを把握するという点からも、業務報告をオーナーアプリで管理するのは理想的だと感じました。

オーナーアプリの導入は、他にどのようなメリットがあると思われますか?

オーナー様に情報を届けるツールが増える点です。ミノラス不動産では10年以上前から「マモローヤ」という情報誌を毎月発行したり、Webサイトでもお役立ち情報を定期的に発信したりしています。

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これらの情報をオーナーアプリでも発信することによって、紙冊子をご覧になられない方でもアプリ経由なら読まれる可能性があると感じました。他にも過去に実施したセミナー情報など、情報のタネがいくつもあったことから、何か新しい手法やツールを導入しなくても、情報発信が十分に行えると思いました。

WealthPark導入のきっかけは「資産の見える化」

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WealthParkを導入した理由を教えてください。

最終的な導入検討と判断は現場に委ねましたが、「資産の見える化」という点がミノラス不動産のコンセプトにマッチしていたのは大きかったです。なにより、我々がWealthParkの機能を最大限に活用できれば、オーナー様との情報共有にとどまらず、その先の事業承継や資産活用までを見据えた運用が行えるサービスだと思いました。ベンチマークにしている複数の企業がWealthParkを使用していたのも導入理由の一つです。

導入初期、どのように社内浸透を進めていきましたか?

最初は社内における活用のルール決めと運用が大変でした。初めてのオーナーアプリ導入ということも重なり、どのように進めていくか、都度壁に当たっていたからです。その度にやり方を見直すことで、今では運用も軌道に乗ってきました。

同じ頃にWealthParkをすでに利用していた会社を紹介いただき、勉強会を実施しました。具体的な使用方法やフロー・工夫点をひろたの皆様にお伺いできたことで、ミノラス不動産なりの運用とその落とし込み方を考えるきっかけになりました。

オーナー様の反応はいかがでしたか?

次世代のオーナー様からの反応はよかったです。また、お子様方に情報を共有したいご年配のオーナー様からは、一つのアカウントで年間収支や確定申告などの情報が共有できる点は特に好印象でした。

業務報告の体制が改善し、情報の見える化に成功

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現在WealthParkをご活用いただくなかで、工夫した点はありますでしょうか?

弊社からオーナー様へのアクティビティ機能の送信数とチャットの一斉送信数を意識して増やしています。オーナーアプリ経由での連絡の量が増えたことによって、オーナー様もオーナーアプリを開く機会が増え、活用率が20%伸びました。

オーナー様の反応を受け、社内でも何か変化はありましたか?

社内の業務報告の体制に変化が見えてきました。これまでは役割ごとに情報を管理していたため、何かあっても担当者しか把握できていませんでしたが、WealthParkを導入したことで全ての情報を見える化することができました。併せてご連絡頻度や内容など、業務の標準化にもつながりました。

問題がない時から仕組みをつくり、将来に向けた提案を

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ミノラス不動産のオーナー様へ向けたメッセージをお願いします。

我々はこれまで、いきなり賃貸物件を相続されたことで対応に困り、パニックになられたご家族を多数見てきました。だからこそ、皆様がお元気なうちから相続主となるご家族の皆様にも物件情報を共有し、次世代の皆様が安心して賃貸経営を行える体制を築いていけるような環境をWealthParkを通じ、構築できたらと考えています。最初はアプリでの管理に慣れない部分も多いと思いますが、不動産承継の手助けも含め、WealthParkを活用したご支援ができるとミノラス不動産としては嬉しい限りです。

最後に、今後WealthParkをどのように活用していきたいのかについて教えてください。

現在は情報発信と業務報告での活用が中心となっているため、今後は売買や修繕などの提案にも活用していけたらと考えています。節税対策の効果性など、顧客データを元にそれぞれの顧客が求める情報をご提案していけたらとも考えています。そのためにも顧客データの分析を行い、発信時期などのルールを決めて繰り返し発信していきたいです。

また、満室の段階から空室対策に向けた対策を行えるよう、各入居者様と設備情報などを担当者だけでなくバックオフィスが把握し、満室時から提案できるようにしていきたいです。問題のないときから仕組みを作り、発信していけるような方法を今後は検討する予定です。

ありがとうございました。

「オーナー様とアプリの親和性が高かった」三井不動産レジデンシャルリースが実感した”オーナーアプリの必要性”

首都圏を中心に関西圏・名古屋圏などの主要都市においてプロパティマネジメント事業を展開

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会社概要と企業ミッションについて教えてください。

三井不動産レジデンシャルリース株式会社(以下、三井不動産レジデンシャルリース)は、三井不動産グループの賃貸運営管理会社として、首都圏を中心に関西圏・名古屋圏などの主要都市において賃貸マンションを取り扱っています。主な事業は、賃貸マンションの商品企画や賃貸運営のトータルマネジメント、不動産有効活用コンサルティングなどです。運営物件数の増加はもちろん、高品質なプロパティマネジメントを通じて、魅力ある賃貸住宅のあり方を創造し、より快適な都市の住まいの実現を目指します。

オーナー様の特徴と傾向はどのようになっていますか?

Park Axisシリーズをはじめとする三井不動産グループの賃貸マンションシリーズや大規模物件~分譲マンションの一室まで様々な賃貸住宅を運営管理しております。近年はアセットマネジメント会社など、法人のオーナー様も増えましたが、土地の有効活用を目的とし賃貸マンションを建設されるオーナー様や、三井不動産レジデンシャルの新築分譲マンションのオーナー様など個人のオーナー様の物件も数多くお預かりしております。

目指すは「デジタル技術」を活かしたオーナーコミュニケーション

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オーナーアプリの導入を検討した背景を教えてください。

三井不動産レジデンシャルリースでは、昨今の外部環境や市場、顧客ニーズの変化、テクノロジーの加速度的な進化や人々の価値観の多様化などに対応した上でさらなる成長を目指すべく、2025年までのグループ長期経営方針「Next Stage2025」を2018年10月に策定しました。

この基本方針の一つに掲げられているのが「デジタル技術の活用」です。単なる業務効率化のツールとしてデジタルを取り入れるのではなく、お客様に対し高品質・高付加価値のプロパティマネジメント機能を効果的に提供することを目指します。この方針を受け、2019年からオーナー様コミュニケーション×デジタル活用に焦点を当てた各種サービスの調査・検討を行っていました。

WealthParkは、どうやって知りましたか?

当社にはオーナー様向けのポータルサイトがあり、定期的にマーケットの推移やグループ会社のレポートなどの各種コンテンツを発信してきました。ただ、オーナー様と個別に情報共有できるプラットフォームは実装されていなかったため、その導入検討に向けた調査を私たちのチームが行っていたのです。この情報収集を行うなかでWealthParkに出会い、コンタクトを取り始めました。

当時、オーナーアプリの実績は業界としてまだまだ少なかったと思います。初めてWealthParkをご覧になったとき、どのような印象を抱かれましたか?

便利さを覚えたのが第一印象です。同時に、オーナー様がいつ・どこに居てもスマートフォンやPCから物件情報を確認できる環境をつくるのは、プロバティマネジメント会社としても必要だと感じました。

オフラインを大事にしてきた企業だからこそ感じた「チャット機能の魅力」とは?

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オーナーアプリを検討されていた当時、どのような課題がありましたか?

これまで我々は、対面面談・電話・メール・郵送の4つの手段をベースに、オーナー様とコミュニケーションを図ってきました。しかし、オフラインのやり取りを大切にしたいと思う一方で、これらの手法はどれも即時性に乏しいという課題を抱えていました。

三井不動産レジデンシャルリースでは積極的にダイレクトメール(以下、DM)を送付していると伺いました。

はい。DMは定期的に送付していますし、オーナー様からの反応も良い方だとは思うのですが、実はオーナー様にアンケートを実施した際、「もっと、三井不動産レジデンシャルリースからの情報がほしい」とのお声が何件か寄せられたことがあります。我々としては、定期的に情報をお送りしていたつもりだったので「どれだけ質の良いコンテンツを自社・グループ会社で作成しても、今後は届け方を変えていかないとご覧いただけないのかもしれない」という危機感を覚えました。

ちょうどご検討されていた時期は、新型コロナウイルスの感染が急拡大した時期でしたね。

そうなんです。これまでオーナー様とのオンラインのコミュニケーション手法はメールだけでしたが、チャットなど、多くのチャネルを持つ必要性を感じました。2020年4月に緊急事態宣言が発令されたことを受け、不動産業界に限らず、デジタルニーズが上昇したからです。実際に我々も、オフラインのコミュニケーションは制限され、これまでになかったオンラインを取り入れた新しい働き方を余儀なくされました

導入にあたり、WealthParkに期待した点を教えてください。

チャット機能ならびにプッシュ通知機能による、オーナー様とのやり取りです。チャットなら、メールのように連絡が埋もれることは少ないですし、プッシュ通知を用いればオーナー様の目に触れやすくなるとも感じました。

「まずは区分所有のオーナー様から」試験導入に向けた準備と戦略

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WealthParkの導入はどのように進めましたか?

まず、「導入対象となるオーナー様をどのように設定するのか?」から考えていきました。当時、我々は約7万戸以上の物件を取り扱っており、オーナー様の属性もアセットタイプもさまざまだったからです。検討の結果、まずは2021年から1年間の試験導入を実施し、その結果から本導入の可否を決めることにしました。試験導入の対象となるオーナー様は、区分所有の方の中から、さらにエリアとオーナー様を絞った上で決定しました。

なぜ、区分所有のオーナー様から始めたのでしょう。

一口で申し上げるなら、区分所有のオーナー様との接点をより一層強化したかったからです。区分所有の場合、お預かりしているお部屋が埋まっている間は、どうしてもオーナー様と接する機会が少なくなります。当社としてもお伝えしたい情報はたくさんあるのですが、1対1のコミュニケーションの中で全て伝えていくことは難しいとの声がありました。少しでも接点を持つために区分所有のオーナー様にはDMなどをお送りすることはありましたが、この機会にと思い試験導入の対象に選ばせていただきました。

WealthParkの導入検討に辺り、社内からはどのような反応が出ましたか?

さまざまな意見が出ました。「ニーズはある」という導入に前向きな意見もあれば、「スマートフォンお持ちでないオーナー様やスマートフォンの操作になれていないオーナー様の不安を煽ってしまうのではないのか?」と導入に不安や懸念を示す意見も見られました。

たった3回のDM送信で対象オーナーの約20%がWealthParkに登録した

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試験導入に向けてWealthParkをご案内した際のオーナー様の反応を教えてください。

DMでWealthParkのご案内を送付したところ、「スマートフォンで手軽に見られる」「情報がすぐに確認できる」など、当初想定していたよりも多くの反響・好評をいただき驚きました。一連のやり取りを通し、WealthParkが三井不動産レジデンシャルリースのオーナー様のニーズにマッチしていることを認識できました。

試験導入はどのように進めていきましたか?

WealthParkのログインサポートを円滑に進めるための人的リソースやサポート技術を我々が持ち合わせていなかったため、WealthParkのコールセンターに協力してもらい、オーナー様へのご案内やログインなどのサポートをしてもらいました。

今回、WealthParkがご協力する形で導入を進めていきましたが、導入リソースをアウトソーシングできたことで業務負担は軽減されましたか?

はい、かなり軽減されたと思います。特に今回は試験導入だったこともあり、この時点で社内に導入体制を整えるのは難しい状況でした。リソースを割かず、かつ円滑にオーナー様へのご案内ができたのは、WealthParkにアウトソーシングができた結果だと思います。

試験導入では、約250名のオーナー様にWealthParkをご利用いただきました。この結果は、社内ではどのように受け止められましたか?

試験導入の結果から、WealthParkと三井不動産レジデンシャルリースのオーナー様の親和性は高いと我々は認識しました。なぜなら、ダイレクトメールを3回送付しただけで、今回対象としていたオーナー様の約20%弱の方にWealthParkをご導入いただけたからです。オーナーアプリに対する、当社オーナー様の期待値の高さを感じました。

1年の試験導入が終わり、社内ではどのような議論が進められていますか?

我々はこの1年間で「WealthParkの運用が上手くいくか?」「オーナー様から良い反応がいただけるか?」の2観点を評価し続けてきました。今回の試験導入ではこの点がクリアできたため、今後は区分所有物件をお持ちの全オーナー様を対象にWealthParkを本格導入することを決定しました。

オーナー満足度向上に向けた方法を模索し続ける

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新たにオーナー様とつながれるチャネルが開いたことで、今後どのような取り組みを社内では検討していますか?

はい。まだ構想段階ではありますが、WealthParkを利用することを大前提とした上で、活用する方法を模索しています。その一つがWealthParkを介した、我々や三井不動産グループ会社のマーケット報告やレポートなどの各種コンテンツ配信です。

今回のWealthPark導入によって、これまで接点が作れていなかった、もしくはそのチャンスを逃していたオーナー様と関われるきっかけを我々は持てました。新しいチャネルを活用する意味でも、これまで情報が届きにくかったオーナー様にこれらのコンテンツを届けることで、顧客満足度の向上を目指します。

最後に、今後に向けての考えを聞かせてください。

今後、区分所有のオーナー様を対象に本導入を進めていくなかで、さらにWealthParkを導入してもらうことを目指し、ご案内を続けていきます。現在は、月々の送金のお知らせにWealthParkの案内を同封するなどして導入を促していますが、今後はオフラインでのコミュニケーションなどでお伝えするなど、少しずつアピールする機会を増やしていきたいです。

佐藤様、ありがとうございました。

「この会社だったら任せられる」カスタマーサクセス部門がオーナーコミュニケーションに果たす役割

強みは独自の物件情報からなる「築古物件の投資」

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会社概要、特徴を教えてください。

大槻:イチワプロパティは、築古物件の投資に力を入れている会社です。独自の物件情報を強みに、築20〜35年のマンションを直接仕入れ、法人(業者)や個人の方へ販売しています。予め売却を念頭においた運用をご提案しているのが他社との大きな違いです。他にも、中国を始めとする海外投資家を担当する国際事業部があります。売却時に日本人だけでなく、海外の方にも販売出口があるのも当社ならではの強みです。

オーナー様の特徴について教えてください。

二瓶:世代は20〜60代までと幅広いです。資産運用をメインに商品提案をしているため、会社に勤めていながら、購入・運用を始めるケースが大半です。70〜80代の方もいらっしゃいます。

大槻:取り扱っている物件の傾向から、不動産投資のご経験をお持ちの方や投資知識がある方がオーナー様には多いです。

課題を克服するために立ち上げたカスタマーサクセス部署

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WealthPark導入のきっかけとなった、導入時に抱えていた課題を教えてください。

大槻:課題はオーナー様対応業務の属人化からの脱却でした。部署・担当者ごとに、オーナー様とのコミュニケーションにばらつきが出ていました。オーナー様としては、連絡が取れない会社に管理を任せるのはご不安だと思います。実際、当社で購入頂いた物件にも関わらず、担当者の気付かない間にオーナー様が物件の売却をされたケースが発生してしまいました。

これまでは営業担当者のみが、オーナー様と接点を持っていたのでしょうか?

大槻:管理担当者からも連絡は行いますが、基本的にオーナー様とのコミュニケーションは営業担当者が対応していました。担当営業が異動や退職した場合には、別の営業担当者が引き継ぎますが、元々担当していたオーナー様ではないので、円滑なコミュニケーションが取れないこともしばしばあったと聞いています。

今、WealthParkを導入しているのは営業部門ですか?

大槻:いいえ、WealthParkを導入したのは、昨年立ち上げたカスタマーサクセス部門です。営業部門とは別にオーナー様のフォローアップを行うチームを立ち上げました。本チームにはオーナー様のフォローを専門に行う人材をそろえており、業務を支えるツールとして導入したのがWealthParkです。

伊勢:WealthParkの導入には、オーナー様とのタッチポイントを増やす意味合いもありました。例えば、売却を検討するオーナー様が当社に相談できる場を増やすことで、ビジネスの機会を創出することができます。

「実は、新しい物件を買いたかったんだ」営業に話せなかったオーナーの本音をくみ取る

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営業担当者以外に専任担当としてカスタマーサクセス部署を置いたのは、他の管理会社と異なるように感じました。

大槻:この考えのヒントになったのは、私の前職にカスタマーサクセスの部署があったことです。その部署では、ログインや機能利用状況などを元に、解約の可能性が高いオーナー様に毎月連絡を取っていました。また、当時は前の営業担当者と連絡が取れない場合にはカスタマーサクセスの担当者に連絡を頂くことが度々ありました。こうした経験もあり、イチワプロパティでもカスタマーサクセスの部署を立ち上げることは良い方向に向かうだろうと思いました。

営業とカスタマーサクセスの二部署体制にしたのはどのような狙いがあったのでしょうか?

大槻:オーナー様とのコミュニケーションの頻度を増やせることが大きかったです。カスタマーサクセス部がWealthPark経由でオーナー様の声を直接吸い上げることができれば、物件売買のニーズをはじめ、運用でのお困りごとなどを定期的に把握でき、機会損失を防ぐことにつながります。会社としても、オーナー様の満足度が向上すれば、利益UPにもつながります。

二瓶:実際にコミュニケーションが円滑に取れることで「実は、新しい物件を買いたかったんだ」など、営業担当者が聞ききれなかったオーナー様の本音がカスタマーサクセス部経由で入ってくるようになりました。

導入開始から約1ヶ月でログイン率60%以上を達成

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WealthParkの導入時に大変だったことを教えてください。

二瓶:オーナー様へのWealthParkログインの手続きと説明を私と伊勢で行いました。実際にオーナー様に連絡したところ、電話やショートメッセージ(SMS)に反応頂けないなど、なかなか連絡がつかないケースが多々ありました。

導入業務を進める中で、何か感じたことはありましたか?

伊勢:始める前は、オーナー様がWealthParkのチャット機能を使ってくれるのかどうか不安でした。導入後すぐにオーナー様からチャットでご相談があり、不安はすぐに解消されましたし、ご相談が我々に届くまでのスピードも格段と速くなったことを実感しました。

大槻:常に試行錯誤の連続でした。運用を進めていく中で出てきた課題もあり、カスタマーサクセス部内はもちろん、部署を越えた問題についても、関係者と連携を取りながらどのように対応していくかを決めました。オーナーアプリの導入をきっかけに部署の垣根を超えた取り組みができ、社内・オーナー様との距離が縮まったように感じます。

ログイン数を増やすにあたり、チーム内で行った取り組みについて教えてください。

大槻:当初はなかなかログイン数が伸びなかったので、目標の架電数をチームで定め、各々の活動量を見える化しました。

連絡方法やメッセージ文面も工夫したことの一つです。例えば、電話が中々つながらないオーナー様には、SMSのショートメッセージ送信も追加しました。最初は定型文を送っていましたが、なかなか登録数が伸びなくて……途中から「入力まで1分もかかりませんのでご登録をお願いします」のようなテキストに変えたところ、お忙しくて電話に出ることが難しい方でも、時間が空いているときにSMS経由でご登録頂けるケースが増えました。ログインしてもらえるまで繰り返し送付し続けたのも、効果があったと思います。

試行錯誤を重ねながら毎週のSMS送信と1人1人への架電を徹底的に実施した結果、WealthParkの導入開始から約1ヶ月でログイン率60%以上を達成できました。

二瓶:オーナー様の中には電話番号しか登録されていない方も多かったので、WealthParkの導入をきっかけに、オーナー様のメールアドレスを取得できたのも大きな収穫でした。

「約1ヶ月で売り物件の問い合わせが5件届く」導入した効果をチャットから感じた

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オーナー様とのコミュニケーションにおいて、心がけた点はなんでしょう。

伊勢:電話でオーナー様とお話した際には、WealthPark導入によって生じる変更点のお伝えを心がけました。例えば収支決算などの書類送付が無くなること、営業担当からではなく、WealthParkのチャットからカスタマーサクセス担当が連絡をすることなどです。すると「ああ、もう紙の書類は無いんだ」「連絡方法と担当部署そのものが変わるんだね」とログインしてくれるオーナー様が多かったです。

導入後、チャットにはどのようなご相談が来ますか?

二瓶:私がオーナー様からのチャットの初期対応を行いますが、よく届くご質問は、売却のご相談と売却時の利益についてです。実際に、導入開始から約1ヶ月でオーナー様からの売り物件の問い合わせが5件届きました。賃貸に関しては、所有する物件の空室状況の確認や募集条件のすりあわせなど戦略についてのご相談が多いです。

チャットを導入した効果をオーナー様から届くご連絡で感じることはありますか?

二瓶:はい。特に賃貸関連のご連絡は、チャット導入の効果とその大きさを感じます。不動産の運用では、空室になった場合、オーナー様から積極的に対策をご提示頂くケースは少ないんです。ただ、チャットを導入してからは「この物件が空室なんですけど、これに対する対策はありますか?」という問い合わせが増えました。空室が長く続くかもしれないという問題意識をすぐに伝えていただけるようになったと感じます。実際に対策案をご提案すると、オーナー様からは「こういうアプローチをかけたい」とご返信があります。

WealthParkでは、物件の今の状況を確認することができます。オーナー様はご自身の物件情報を見て「あれ、気になるな。聞いてみよう」という感覚になっていると思いますか?

二瓶:資産運用において、最新の資産状況を手元ですぐに確認できるのは、重要なことです。WealthParkを通じて保有する不動産の状況を確認でき、オーナー様ご自身の資産状況を今一度整理する機会になるのだと考えています。オーナー様が相談したいと思った時に、すぐに相談できる環境をWealthParkのチャット機能で提供できたのは良かったです。

売り切ったら終わりではない。最後までオーナー様に選ばれる会社へ

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あるインタビュー記事で、代表の城谷氏が「管理を強化したい」と話されていました。管理を担う皆様から見て、どのような点の強化が必要だと思いますか?

二瓶:営業部はオーナー様との取引に注力し、取引が開始されてからはカスタマーサクセス部が管理を引き継ぐ体制をより強固にしていく必要があると思います。そのためにもカスタマーサクセス部がオーナー様の不安や要望を抜け漏れなくキャッチできる部門に育てていきたいです。そうすることが、最終的に会社としての資産になると思います。

最後に、一言づつメッセージをお願いします。

伊勢:オーナー様が「イチワプロパティなら安心できる」という会社になれるよう、顧客満足度第一位を目指し、管理業務に励んでいきたいです。

二瓶:カスタマーサクセス部門の定着とオーナー様が安心して物件を任せられる部門へと育てていくのが私の目標です。会社の中核部門になれるよう、今後もひとつひとつ課題を乗り越えていきたいです。

大槻:「この会社だったら任せられる」とオーナー様の信頼を勝ち得ていかないと、厳しい時代になっていると肌で感じています。オーナー様が逃げずに、選ばれ続けるような会社にできるようにしていきたいです。

1カ月で全オーナーの約70%以上が導入。推進メンバーが実践したログイン率を高める工夫とは?

強みは日々の密なコミュニケーション

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会社概要、事業の特徴を教えてください。

田中:株式会社クレドはオーダーメイドの中古マンション投資に強みを持つ、管理会社です。東京都内を中心に100を超える独自の基準項目のもと「駅力」「ブランド力」「集客力」の高い中古物件を選定しています。物件購入後の賃貸管理業務もワンステップで対応しており、現在までに約700戸を管理しています。

白岩:オーナー様の属性はさまざまでして、年齢だと20代から50代と幅広く、特に30代の方が多いです。

オーナー様とは、日々どのようなコミュニケーションを取っていますか?

杉山:メール・LINEなどを使い、担当者が直接お客様とコミュニケーションを図っています。コロナ禍前は、お食事会やサバゲーなどの交流会を定期的に開催していました。会社の方針もあり、オーナー様との密なコミュニケーションを常に全メンバーが心がけています。

業務のデジタル化に向けた取り組みについて教えてください。

田中:デジタルを活用した取り組みが増えてきたのはこの数年でのことです。特にこの2年は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、オーナー様と対面でお会いする機会が減少しており、これまでと異なる方法でのコミュニケーションとその手段を模索していました。

業界的な背景やコロナ禍の影響以外にも、デジタル化を進めるようになった要因はありますか?

杉山:管理戸数が3年で倍以上に増加したことも影響を与えています。また、会社としても事業規模を拡大するため、営業を含め、メンバーを増やそうとしている最中です。こうした理由も重なり、業務のデジタル化を通し、社内体制を今以上に進化させる必要がありました。

業務の属人化に課題が浮き彫りに。「全社員がフォローできる体制」を築きたかった

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今回、WealthParkをご導入いただいたきっかけとなる、課題を教えてください。

白岩:私たち賃貸管理部に限らず、どの部署でもそうですが、担当者に業務が属人化しており全く動きが見えていませんでした。1人で業務を抱え込む状態が増え、何か問題が生じた時の対応が遅くなっておりました。

当社が連絡手段として利用してきたメールやメッセンジャーツールだと、担当者とオーナー様との間で連絡が閉じてしまいます。オーナー様を全社でフォローできる体制とその構築を検討した結果、オーナーアプリWealthParkの導入を決意しました。

導入時に大変だった点は何ですか?

白岩:現場からの反発です。特に営業からは工数増加を懸念する声が上がりました。

他社様でも同じ様な声を伺います。今回、WealthPark導入を進めるにあたり、現場の皆様に対し意識した点は何でしょう。

白岩:現場メンバーには、「慣れたらオーナー様にも自社にとってもいいサービスだから」と地道に声かけを行いました。WealthParkは今までにない機能やシステムを持つサービスのため、「絶対に導入したほうが良い」という信念を私自身が持てたからこそ、周囲へ伝えられたのだと思います。一方、慣れるまでは反発があることは承知の上と割り切り、活動していました。

今回、導入スケジュールから大きく遅れることなく、準備を進めていたと思います。社内に浸透させるためにどのように進めたのでしょうか?

白岩:月に1回、社長、常務、部門長を交えた報告会を実施しています。WealthPark導入のように、当社における新しい取り組みについては、適宜その場で進捗を報告し、導入経過やその後の動きの見える化を心がけています。私たちとしては、期日や報告機会が設定されているため、いい意味でプレッシャーになります。

導入1カ月後にオーナーの約70%以上がWealthParkへログイン

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WealthPark導入時、オーナー様からはどのような反応が見れましたか?

田中:オーナー様のリアクションのスピードが断然上がりました。これまで行ってきたメールのやり取りでは、オーナー様の反応は正直見えにくかったですが、WealthParkを使うことで見える化ができたと思います。

杉山:早期段階でWealthParkにログインされたオーナー様の中には、「収支の公開はいつですか?」と興味を持ってご利用される方もいました。

WealthParkへのログイン率はいかがでしょう。

田中:導入から1カ月も経たないうちに、クレドに管理を委託するオーナー様の約70%以上がWealthParkへログインしました。1.5カ月後には約77%の方がログインしており、着々と利用者が増えております。

導入1カ月目のログイン伸び率がここまで大きい企業様はほとんどないので、正直驚きました。ログインのためにどのような工夫をしたのかを教えてください。

白岩:営業から各オーナー様への事前告知を始め、メールでの配信予告連絡を導入1週間前と直前にしたり、その後も毎週のようにメールで情報をお届けしたりと、継続的な連絡を行いました。また会社HPにも、WealthParkに関する情報を掲載しています。こうしたアプローチが、安定したログイン数の確保、そして現在もログイン数を伸ばし続けていることに繋がると思います。

資産管理のパートナーとしてより身近に感じられる企業を目指して

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ここまでを振り返り、WealthParkを活用した感想を聞かせてください。

白岩:WealthParkの導入により、当初目指していたオーナー様を全社でフォローする体制が築けました。社内での情報共有含め、業務自体が効率化していきそうだという兆しを感じています。

田中:売却査定時には、賃貸・営業・仕入れの各担当者が全員見られるため、WealthPark内で話題が完結できる利便性がありました。お客様にとっても、営業担当には話が伝わっているけれど、管理担当には連絡が入っていないということを防げるため、私たちとしても、今まで以上により良いサービスが提供できると思います。

これからWealthParkを利活用されるなか、オーナー様とどのような関係を築いていきたいですか?

白岩:不動産以外の資産運用の相談も含め、クレドという会社をもっと身近に感じてほしいですね。どうしても売買が終了したら疎遠になりやすく、必要な時にしか連絡をいただけないケースが多いですから。当社にはファイナンシャルプランナーも所属していますので、資産運用全般で何かあれば、いつでもご相談に乗ることは可能など、WealthParkを使い全てのオーナー様へアフターフォローの一環としてアピールしていきたいです。

オーナー満足度の向上にあたり、今後WealthParkを使いながら、実施したい取り組みを教えてください。

白岩:WealthParkをフルで使いこなすのが短期的な目標です。中長期的にはクレドは物件を管理する会社ではなく、資産運用をともにする会社としてより身近に感じていただけるような施策を講じられたらと思います。

杉山:会社をさらにデジタル化していき、オーナー様とのやりとりを通し、パートナーとして横に寄り添う存在になれたらと思います。WealthParkの導入を機会に、誕生日のお知らせなどこれまで当社が行ってこなかったアプローチからお客様にコンタクトを図っています。今後は、入居入れ替えの際のリフォームの提案なども積極的に行っていきたいです。

田中:当社は賃貸に限らず、太陽光の活用やNISAなど、資産運用についての多角的なサポートが可能です。そこを強みとして広げられるよう、売ったら終わりではなく、人生を通してWin-Winの関係になれるように、WealthParkを通してオーナー様をフォローできたらと思います。

皆様、ありがとうございました。

日本人オーナーのニーズに応えたい。カンボジア企業が日本の不動産管理ツールに期待したこと

日本と台湾、両国の特徴を持つカンボジア企業

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会社概要、事業の特徴を教えてください。

C-Heraldはカンボジアの会社です。カンボジアの首都であるプノンペンを中心に、建物管理と賃貸管理を請け負っています。建物管理は約700戸、賃貸管理のみだと約330戸あります。取り扱い建物は日本でいう区分マンションがほとんどで、残りは商業施設です。当社の株主が日系企業と台湾企業のジョイントベンチャーのため、両国の良いところをミックスさせ、カンボジアにローカライズしたサービスを提供していることが強みです。

お客様はどのような方が多いですか?

オーナー様のメインは日本人、中国人のお客様です。他にも、台湾人、マレーシア人、シンガポール人などさまざまな方がご利用されます。日本人のお客様の場合、日本在住の方が投資用物件に購入されるケースが多いです。

期待したのは「日本人オーナーの要望に応えられる」さまざまなサービス

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今回、WealthParkをご導入いただいた目的を教えてください。

WealthParkをデータベース代わりに活用したかったからです。カンボジアの場合、そもそも管理会社自体が少ないため、手動で管理しているケースが大半です。当社の場合、Excelで顧客情報を管理していますが、WealthParkで代替できればと思いました。また日本人のオーナー様が多いため、WealthParkの持つさまざまな機能が顧客ニーズに応えられることも期待しました。WealthParkが日系企業というのも導入を後押しした理由の一つです。

国籍によってオーナー様の特徴は変わるのでしょうか?

はい、国籍によって特徴は異なります。例えば当社の日本人オーナー様の場合、物件の状況に全く興味がないか、または細かく把握されたいかのどちらかです。一方、中国系のオーナー様は細かいことよりかは、いくらお金が入ってくるのかを重視する傾向にあります。

そうなるとオーナー様に合わせた対応が管理会社には求められますね。

そうですね。ただカンボジアの管理会社は、日本のようにサポートやコミュニケーションを細かく行うことが一般的ではありません。しかし、当社の場合は日本人のオーナー様が多いため、しっかりとコミュニケーションを取る必要がありました。

オーナー様の国籍によらずサービスをご提供する貴社ならではですね。導入時に大変だったことを教えてください。

Excelで管理していたオーナー様情報や物件情報、さらにその紐付けが正しく行われていないため、データをまとめるのが大変でした。整理に約1ヶ月ぐらいかかったと思います。ただ、情報収集や訂正、登録はWealth Parkの方でご対応いただけたため、少ない負担で移行自体はできました

翻訳機能の活用で業務負担は軽減し、オーナーの利便性は向上した

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実際にWealthParkを活用した感想を聞かせてください。

私個人としても随分と業務が楽になりましたし、翻訳部分も負担は軽減されていると思います。

基本的に当社の資料は英語で作成されるため、これまでは、レポートや各種資料を日本語や中国語へ翻訳してほしいという要望を定期的にいただいていました。WealthParkからダウンロードした収支表は、既に日本語や中国語へ翻訳されているため、翻訳の実務工数としても随分削減できたはずです。また、欲しい時にすぐ母国語で情報が手に入るという意味でも、オーナー様の利便性も高まっていると思います。

WealthPark導入時、オーナー様からはどのような反応が見れましたか?

チャットを使ったコミュニケーションは「便利ですね」という声をいただきます。当社ではメールやLINEなどでもご連絡を取れるようにしていますが、新規オーナー様へのご案内時には「WealthParkというサービスを使っているのでご紹介します」と登録を促すようにしています。実際に、WealthParkとその機能の使い方をお客様へご案内すると、「便利ですね、活用します」と仰られるケースが多いです。

C-Heraldの場合、基幹システムの代替としても、コミュニケーションのアイテムとしてもWealthParkをご利用されている印象を受けました。

はい、私もそう思います。システム面でもコミュニケーション面でも、WealthParkにサポートしてもらっています。

オーナー満足度の向上にあたり、今後WealthParkを使いながら、実施したい取り組みを教えてください。

現在は目の前のことをこなすのに手一杯になっていますが、落ち着いてきたら、自社情報の発信にWealthParkを活用していきたいです。最近、チャット内の一斉送信機能を使い、お客様にご連絡する機会が増えましたので、こうした機能を活用しながら、何かできないかも模索していきたいです。

鬼塚様、ありがとうございました。

全てはオーナーの便益のために。不動産投資会社が描く「IT活用×満足度向上」のビジョンとは?

目指すはIT活用による全体的なブランド体験の向上

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会社概要、事業の特徴を教えてください。

シュアーイノベーションでは、不動産投資や資産形成に関するサービスを複数運営しています。私が所属するMIRAP(ミラップ)では、AIなどのテクノロジーを活用したサービスを通じ、不動産投資の管理・販売事業を行っています。物件の仕入れに始まり、オーナー様への販売・管理、金融機関への斡旋と一気通貫で実施しているのが特徴です。オーナー様の大半は会社員で、老後の資産形成を目的とした30〜40代の方が多くご利用されています。

管理サービスにおいて、特に重視されていることは何ですか?

2つあります。1つは入居付けです。当社では、オーナー様のニーズに併せ、家賃の集金だけを代行するプランや家賃保証がついたサブリースプランなどを準備していますが、どのプランでもしっかり入居付けまでのフォローを行っています。

もう1つは、日々生じる物件管理への対応です。オーナー様は不動産資産の運用を通し、さまざまな出来事に遭遇します。そこを我々がプロフェッショナルとしてフォローすることで、オーナー様の満足度向上につなげていきます。

シュアーイノベーションではAIをサービスに取り入れたりとIT活用が進んでいるようですが、管理業務では、どのようなIT活用をされていますか?

不動産業界は、かなりレガシーな業界ではありますが、我々としては、ITの導入は不動産投資でも管理でも、非常に重要なことだと考えています。例えば、オーナー様と最初のタッチポイントになる仕入れの部分では、仕入れ物件の不動産価格が適正かどうかを判断できるAIを自社開発しました。オーナー様に物件を所有していただいた際、どれだけ収益が上がるかをAIでファクトチェックしています。また物件管理業務では、さまざまな業務効率化ツールを取り入れることで、書類の電子化を進めています。

これらは一例に過ぎませんが、業務フェーズごとに特化したツールを導入し、「全体的なブランド体験をITで良くしよう」と模索しているところです。

導入は「顧客満足度につながることへの期待から」だった

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WealthPark検討のきっかけとなった課題は何でしたか?

これまで当社では書類の電子化やクラウド化に取り組んできましたが、それはあくまでも社内業務のDXであり、オーナー様の便益を向上させられているかというとNOでした。実務では、メールでのやり取りやFAXによる通知をいかに効率的に行えるかという課題がありました。

特にメールのやり取りは属人化しやすく、各担当者が知らない間に関係者を連絡先から漏らしていたり、お客様への返信が抜けていたりなど、不備があっても気がつきにくい状態が生じていました。内容によっては誰が対応すべきか、もしくは他部署から回答した方がいいのかなどが曖昧になってしまい、オーナー様を待たせてしまうケースがありました。

WealthParkをご導入いただいた理由を教えてください。

今回、他社も含め検討しましたが、WealthParkは複数の担当者がオープンにやり取りを見られるため、営業や管理担当に業務が属人化する心配をしなくて済むのが魅力的でした。チャットを採用しているため、メールのように対応者が不明で連絡が埋もれる心配もありません。

コミュニケーションのリレーを少しでも減らすことで、オーナー様のご質問に対し、社内で答えられる社員がすぐに対応できるのはチャットならではの良い仕組みですね。

また、不動産収支に関する情報は内容が複雑かつ確認項目も多岐にわたるため、これまではご連絡に時間を有していましたが、WealthParkを使えば短いスパンでお伝えができ、オーナー満足度の向上につながると思いました。

導入時、WealthParkに期待していたことを教えてください。

テックカンパニーとして、サービス開発や改善に対するスピード感に高く期待していました。また最初の打ち合わせでWealthParkの営業担当者様から、「WealthParkの強みはシステムだけでなく、泥臭いカスタマーサクセスです」と伺い、一緒に当社のサービスを高めるパートナー企業として活躍してくれると強く感じました。

高い期待を寄せていただきありがとうございます。社内導入・浸透を進める中で、何が課題になると思いましたか?

WealthParkの扱い方を始め、サービスとしての魅力をどのように各部門へ浸透させるかです。実際の運用にあたり、既存の基盤システムとの情報連携が必要だったり、複数の領域にまたがった業務が発生したりすることが予想されました。そのため、普段の業務に加えて新しいシステム導入の推進担当者を立てないと、部署感で「誰が回答するの?」と連絡が浮いた状態になり、社内浸透が進めにくくなると危惧していました。いかに少ない社内リソースで、どう全体をカバーするかは、担当者含め、頭を悩ませた点です。

約60%のオーナーが導入。今後は1対nにおける顧客満足度の向上を目指す

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各部門への浸透を課題とされていましたが、実際はどうでしたか?

WealthParkの扱い方自体は、どの社員もすぐに慣れたようでした。活用としてはまだまだこれからな点はありますが、各部門への浸透は順調に進んでいます。私から見ても、WealthParkによる工数対効果を始め、レバレッジをかけて、オーナー様の満足度を高められるようになったという印象です。

WealthPark導入時、オーナー様からはどのような反応が見れましたか?

オーナー様は我々が予想するよりもポジティブにWealthParkを受け止めており、「早く使えるのが楽しみ」というお声をいただきました。サービスの使用を断られることもありませんでした。現在までに、約60%近いオーナー様がご利用くださっています。当社のオーナー様は会社勤めの方が多いためか、ご自身が必要なときに自分で見たい情報を取りに行けるWealthParkのスタイルがマッチしたのかもしれません。

最後に、オーナー満足度の向上にあたり、今後WealthParkを使いながら、実施したい取り組みを教えてください。

今回WealthParkで実現できたのは、コミュニケーションの向上です。管理という点でも、営業以外のメンバーが、必要に応じオーナー様への連絡を実施できたことから、属人化によらない対応ができたと思います。

併せて、オーナー様同士のコミュニティー創出というのが行いやすくなったと感じます。例えば、セミナー実施に対するアンケート調査などが集めやすくなりました。イベント案内を始め、「n対1」や「n対n」の連絡も取りやすくなりました。今後は、WealthParkを活用しながら、「1対n」における満足度を高めていけるような取り組みを実施していきたいです。

800名以上の導入に成功!明光トレーディングに聞く「導入を断られても諦めない極意」

オーナーアプリの自社開発に挑戦したからこそ、WealthParkが魅力的に映った

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会社概要、事業の特徴を教えてください。

武澤: 明光トレーディングは、不動産投資用マンションの販売・企画・管理を主力事業とする企業です。1990年に創業し、今年で32年目を迎えました。都心のブランドエリアをはじめ東京23区・川崎市・横浜市など、好立地のワンルームマンションにこだわり、商品化しています。現在の管理戸数は、約3,000戸です。

WealthPark導入を検討したきっかけを教えてください。

武澤: オーナー様とのやり取りを見える化しつつ、お好きなタイミングでご返信いただけるような方法を模索していたとき、WealthParkに出会いました。実は過去に、オーナーアプリの自社開発に挑戦したことがあります。しかし、開発は難航し、リソース面や技術面などから「専業ベンダーがつくるオーナーアプリにはかなわない」と既成アプリの導入に方針転換しました。

堤: 顧客ニーズに応えながらバックエンドのアップデートを繰り返すのは、開発会社ではない私たちには困難だったからです。

武澤: WealthParkのご担当者とは、自社開発に挑戦する前に一度お会いしたことがありました。改めてお話を伺い、自社開発の経験も踏まえ、「明光トレーディングには、WealthParkがマッチしている」と導入を決めました。

堤: 自社開発に着手したからこそ、オーナー様と一緒に私たちならではの使い方を模索できるWealthParkのようなパッケージが魅力的に映ったんです。

半数以上のオーナー様にご利用いただけたのは「めげずに良さを伝え続けた」結果です

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今回、WealthParkをご導入いただき、オーナー様からの反響はいかがでしたか?

武澤: WealthParkを利用すると、まずは紙の収支報告書を削減できますよね。近年、SDGsの流れもあり、一定数のオーナー様はすんなりと受け入れてくれましたが、「今まで通りの方がいい」という方もいらっしゃいました。 「分かりました」と諦めてしまいそうなところを、私たちは引き下がりませんでした。

WealthParkをご利用いただくメリットを説明したり、活用事例を漫画形式で紹介したりと、めげずに良さを伝え続けたんです。最初は難色を示されていた方も、次第にWealthParkに興味を持ってくださり、「思ったよりも、簡単で分かりやすいんだね」と言われたときには諦めなくてよかったなと思いました。

ある70代のオーナー様は、「これを機会にデジタルに慣れよう」とスマートフォンを購入され、今ではチャットでやり取りをしています。「慣れると断然電子の方が便利だね」と言われたのが印象的でした。


【オーナー様向け漫画】〜不動産オーナー奮闘記〜スマホで便利に賃貸経営

まさに粘り勝ちですね!WealthParkの浸透はどのような方法で進められたのでしょう。

武澤: コロナ禍の影響で対面でのご案内が難しかったため、電話や手紙を駆使し、使い方をご説明しました。現在では、約1300名のオーナー様のうち、半数以上に相当する800名以上の方がご利用されています。ご事情があり利用されていない方もいらっしゃいますが、導入率を向上させるためにも、引き続きいろいろな方法を使い、良さをお伝えしていきたいです。

導入して良かったポイントを教えてください。

堤: マーケティング観点からになりますが、オーナー様の当社に対する印象が良くなったと思います。WealthParkがアプリであることも、不動産投資をより身近に、手軽に感じてもらえるきっかけになりました。

また、既存のオーナー様はもちろん、新規オーナー様へのアピールにもつながっています。セミナーに参加した新規のお客様方からは「これまでいろいろな会社に管理を任せてきましたが、アプリを使っている会社はありませんでした。空室対応がアプリ上でできるのは面白いし、感覚的に新しいですね」などの声が寄せられ、管理替えのご検討にもつながりました。

WealthParkから得られる情報を武器に、より一層の価値提供を目指します

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社内におけるWealthParkの浸透は、どの程度進んでいますか?

武澤: 機能を100%活用できているかで見ると、まだまだこれからです。基幹システムの切り替えや賃貸管理システムの導入など、WealthParkの機能をフル活用できるよう、社内システムの入れ替えを進めています。

導入をきっかけに、業務にはどのような変化がありましたか?

武澤: 課題として掲げていた、オーナー様とのやり取りは見える化できました。正直、導入当初は、連絡事項をアクティビティ機能から送信しても、メールや電話でオーナー様へフォローしようとする社員がおり、業務フローに乗せるまでは苦労しました。ただ、現在はチャット機能を用いたやり取りが浸透してきたため、これまで属人化していた管理部の業務も、随分改善してきたと思います。WealthParkでのやり取りが浸透してきたことを受け、今では電話対応の時間を10時30分~17時へ変更し、それ以外の時間はWealthParkでのご返信とさせていただいています。

堤: オーナー様の中には、日頃からさまざまな業者から営業電話が掛かってくる方も少なくありません。WealthPark導入後は「今、電話しましたか?」など、チャットで私たちからの電話かを確認した上で、折り返してくださる方が増えました。オーナー様としても必要な電話にのみ、対応できるようになったのではないかと思います。

武澤: また、社内の細かい対応とそのやり取りについても、WealthParkを活用しています。コミュニケーションが見える化したことで、「お客様は丁寧な口調でお問合せしてくださっているけど、もしかしたら気分を害されている可能性はないかな?」など、社員教育の場としても利用しています。

最後に、WealthParkを使いどのようなことを実現していきたいかを教えてください。

堤: 管理部門としては、サービス向上につながるようなご提案を行っていきたいです。少しでも、オーナー様にプラスの価値を提供できればと思います。また、新規の管理受託獲得に向けた強化も行いたいです。WealthParkを通し知ることができる、各オーナー様が保有する不動産のさまざまな情報を武器に、戦略を練っていきたいです。

武澤: 当社の今後の課題は、管理の一環として、オーナー様向けのアプリを提供する会社が増えつつある中で「どのようにパッケージを差別化していくか?」だと思います。管理の質を上げるという基本を忠実に守りつつ、どの会社よりも、オーナー様が求めていることと向き合い、実行できる管理体制の構築を目指します。

お二人とも、ありがとうございました。

「抵抗感は抱かれておりませんでした」オーナー様に気付かされた電子化の必要性

オーナー様、社内のことを考えると「電子化はハードルが高い」と思っていました

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会社概要、事業の特徴を教えてください。

加藤: 当社は、京王グループの不動産会社として、不動産仲介事業、賃貸管理事業、 ソリューション事業、開発分譲事業を展開しています。現在の賃貸物件管理数は約5,500戸です。オーナー様の年齢傾向としては、沿線にお住まいのご高齢の方が多いです。おかげさまでこの数年で管理戸数が増加し、賃貸管理事業拡大に向け、日々邁進しています。

WealthParkを検討されたきっかけを教えてください。

加藤: 事業拡大に向けた一歩として、業務の電子化を図りたかったからです。当社は毎月およそ700名のオーナー様へ賃料等の送金に関わる明細書を書面にてお送りしておりました。発送にともなう膨大な量の印刷物の出力や封入作業があり、紙文化が根強くある会社ではありましたが、管理物件の多様化によりオーナーの要望も多岐にわたっており、今後成長するためにはデジタルは外せないと考えていました。その取っ掛かりとして不動産管理アプリを検討し、WealthParkの導入を決めたのです。不動産管理アプリの導入、コミュニケーションのデジタル化が、今後契約をご検討されるオーナー様に向けたアピールにもつながればという思いもありました。

業務の電子化にあたり、懸念されていた点は何でしょう?

加藤: オーナー様・営業担当それぞれの目線からご説明します。まず当社の仮説として、「紙でやり取りした方が相手が見え、温かみのある対応である」というイメージをオーナー様は抱かれていると考えていました。特にご高齢のオーナー様ほど、その傾向は強いのでは?と感じていました。

次に営業担当目線では、電子化は今の時代の流れに合う一方で、使い方やアプリへの理解、オーナー自身がサービスにアクセスして情報を獲得しにいくスタイルなど、「紙ベースでのやり取りに慣れ親しんだオーナー様が新たな方法を受け入れてくれるだろうか?」という懸念がありました。

ここまでのお話しだけでも、相当電子化に難しさを覚えられていたことが伺えますね。

加藤: はい。アプリへの理解や浸透などを考えると、「電子化の実現はハードルが高いのではないか?」というのがオーナー窓口である営業担当での見方でした。今だから話せますが、私自身も実際に導入率が半分を超えたときには達成感もありつつ、反面驚きもありました。

「不動産業界のデジタル導入は時代の流れですよね」ほとんどのオーナー様は電子化に対する抵抗感はありません

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ここからは、京王不動産がWealthParkをどのような方法で導入、浸透させたかを伺います。まず、社内ではどのような流れで導入を進められましたか?

加藤: 当社の場合、2020年9月から2021年1月にかけて、今までの紙ベースでの報告書の送付をし続けながらアプリとの並行稼働を行ないました。もちろん紙ベースの報告書はWealthParkの月次収支報告書のフォーマットに見慣れて頂けるように利用することがポイントです。事務担当、営業担当とステップを踏んでWealthParkを導入しました。まず行ったのが、送金明細や収支報告書の作成・送付などの事務業務の電子化です。導入から約5か月後の2021年1月、オーナー様が電子でのやり取りに慣れてきた頃を見計らい、営業担当にもWealthParkを導入し、チャット機能を使い始めてもらいました。

後屋敷: 営業担当としては、「ややこしいな」「面倒そうだな」というのが初めてWealthParkの説明を聞いた時の感想です(笑)。最初は半信半疑で、やらされてる感があったと思います。

とはいえ、オーナー様が先にご利用されていたため、オーナー様に追いつかなくてはという気持ちでアプリに触り始めました。もちろん担当する全てのオーナー様にご導入いただいているわけではありませんが、活用されているオーナー様に引っ張られる形で、私のWealthPark利用頻度は上がりました。

営業現場に導入する前に、オーナー様への活用を挟むことで社内浸透を図るのは新しいですね。

加藤: 今回、オーナー様がWealthParkに慣れている状態を現場より先に作れたことで、導入・浸透が進んでいるオーナー様から営業担当者に利用を促されるなど、「お客様がご利用されているなら、WealthParkを使ってみようかな」と思ってもらえる座組みができました。まさに、狙い通りです。

今回、社内浸透のカギになったのが、オーナー様への導入ですが、導入を進めるにあたって工夫した点を教えてください。

加藤: 当初はWealthPark様にサポート頂き、導入を促そうと考えていたのですが、思いの他、オーナー様よりお問合せが多くなってしまい、早々に自社での導入案内に切り替えをしました。電子化に向けたご案内書と回答書を送付したのですが、その際あえてA4サイズの封筒で送付し、回答書の回収を行なったことです。小さいことかもしれませんが、「A4用紙なら封筒サイズも大きいから、お客様に開封してもらいやすいかも」という営業担当目線の気遣いも活かしました。

電子化に対するオーナー様の反応はいかがでしたか?

加藤: 私たちが想像していたよりも、電子化に対する抵抗感はありませんでした。もちろん全てのオーナー様がというわけではありませんが、電子化に賛成しているオーナー様は多かったです。「時代の流れとして、不動産業界もデジタルで進めなくてはなりませんよね」という声が多く、オーナー様の方が私たちよりも時代の流れを感じていらっしゃると思いました。

中には「京王さんから言われたら話は聞くし、今の世の中パソコンやスマホを使ったりして、電子化を進めなくてはいけない背景も分かるよ」と仰るオーナー様もおり、当社は管理会社としてオーナー様に信頼されていると実感できる良い経験にもなりました。オーナー様と管理会社の信頼関係が構築され、誠意をもって説明さえすれば、新しいことを恐れなくていいんだと気付かされました。

プランによっては紙書類の送付が全体の約5%以下にまで削減。諦めていたテレワークも実現できました

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今回、WealthParkをご導入いただいたことで事務業務としては、どのような変化が見られましたか?

加藤: 特に変化を感じたのは「紙書類の削減」「送付業務の負担軽減」「テレワークの実現」の3つです。例えば、当社が行っている管理プランで、おまかせプラン(一室一戸管理)ご利用の約330名のオーナー様がおり、従来は皆様に書面にて毎月送金明細書をお送りしていました。これがWealthPark導入をきっかけに、紙書類を毎月送付するのは全体の約5%以下に相当する約15名弱のオーナー様にまで減りました。それ以外のオーナー様は完全電子化もしくは、確定申告の時期にのみ書面送付となっています。

サブリース・一棟管理プランは約400名のオーナー様がおり、同様に毎月送金明細書を書面送付しておりましたが、230名のオーナー様がアプリへの移行を行なって頂けました。

導入前、送付業務は毎月3名で行っており、内容チェック・ラベル貼り・レターパックへの封入を同時進行しなくてはなりませんでした。また、個人情報保護の観点からテレワークでは発送業務が行えません。日常的に膨大な量のコピーや印刷物を扱うため、物理的な観点からもテレワークは諦めていました

WealthPark導入後は、紙、電子と担当を分け、1人で対応できる量と業務内容が変わりました。確定申告の時期には一時的に発送件数は増えますが、それでも200通前後のため、同時に3人で取り組む必要はありません。さらに、送金明細の電子化とRPAの活用によって、送金業務自体が変化し、事務担当には不可能だと思っていたテレワークが実現できました。またアプリ内の情報は社内で共有できるため、担当者が変わっても引き継ぎの心配もありません。

後屋敷様から見た、営業業務の変化を教えてください。

後屋敷: 一言で言うと楽になりました。これまでは、オーナー様に何か報告するにしても電話が基本で、不在なら翌日に電話したり、メールを送ったりと、何とか連絡をしなくてはという大変さがありました。

WealthParkにはオーナー様が登録されているので、わざわざ自分で連絡先やアドレスを登録しなくていいのは、楽ですね。また資料や写真はチャットに添付してそのまま送ればいいため、メールのようにファイルの容量を気にする必要もありません。

確かに、電話やメールでも報告はできますが、写真や動画で見た方が一目瞭然のことも少なくないですよね。何より、連絡の時間を伺ったり、テキスト作成の時間が削れたりするため、業務時間の短縮につながります。チャットでのやり取りは送る方も楽ですが、連絡を見たオーナー様からすぐに返信がもらえるのも利点です。業務の効率化につながっており、非常にありがたいです。

コミュニケーションの電子化により、お客様とのやり取りに新たな変化は生まれましたか?

加藤: アンケートなどの新しい取り組みができるようになりました。紙主体のコミュニケーションのときには、こうした取り組みはほとんどありませんでした。今後は定期的にご意見を伺い、オーナー様の声を社内に反映できるよう、会社としても力を入れたい点です。

お客様へのご案内やチラシの送付などにも、変化はあったのでしょうか?

加藤: はい、前提として当社ではオーナー様に併せたサービスを実施するという考えから、「紙ゼロ」「紙・電子並行」「紙運用」の3パターンで対応しています。中でも、紙ゼロパターンのオーナー様については、ご案内やチラシ類も含め、全てチャット経由で送付しています。巡回報告書もこれまでは検印の上、送付していましたが、全て電子対応とさせていただきました。

WealthParkを活用くださるオーナー様向けセミナーを開催したいですね

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改めて今回の導入を振り返り、もし今からWealthParkを導入するとしたらどのように進めていきたいと思いますか?

加藤: 私は断然、社内の事前説明・協力体制を整えてから導入を進めたいです。誰かにお膳立てされたものよりも、「全社的にこのサービス使う!」と決定している方が、事務だけでなく、営業を始めとする関係部署との協力体制を固めた上で動けるからです。

後屋敷: アプリの導入説明もですが、浸透させるという意味では、機能や使い方に絞った、取り扱い説明会を開くのも一つの方法だと思います。当社の場合、導入説明が1度実施されたのですが、2時間の説明を聞く中で、「あれ、この機能ってどうやって使うんだっけ?」となることがあったので、使い方説明会もあると浸透につながるのではないでしょうか。

今後、WealthParkを使いどのようなことを実現していきたいですか?

加藤: せっかくオーナー様向けのアプリを導入したので、コミュニケーションツールとしての全社活用を目指そうと思います。今当社では、住宅管理部門の重点施策としてオーナーアプリの活用を掲げています。オーナー様向けにセミナーなど開催し、WealthPark上でオーナー様とより密なコミュニケーションを取れるようになると良いですね。

後屋敷: WealthParkを活用しようと奮闘されているご高齢のオーナー様からは、講習会や使い方を詳しく教えていただきたいという声をよくいただきます。電話での説明では伝わりきらない部分が多いため、手元と画面を動画セミナーにしたり、アクティビティなどの機能についてご説明したりなど、そういう場を設けることで使い勝手がよくなる可能性はあると思います。

加藤: お客様の声に応える意味でも、各営業所などを利用して、オーナー様を招き、アプリの使い方の講習会を開催したいですね。

加藤様、後屋敷様、ありがとうございました。

「CSのサポート体制がなければ導入は難しかった」WealthParkとの連携で実現した社内浸透

この5年間で管理戸数も社員も急増し、旭川の不動産会社として地域にも貢献しています

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会社概要、事業の特徴を教えてください。

生活プロデュースは、北海道旭川市を拠点に展開する不動産会社です。市内管理戸数ナンバー1を誇り、その数は1万戸を超えます。当社は旭川で活躍する企業として、地元はもちろん、北海道を応援したいという気持ちから、「バドミントンチーム フォレストウィングス旭川」「プロバレーボールチーム ヴォレアス北海道」のオフィシャルトップパートナーを務めています。

オーナー様はどのような方が多いですか?

約800名いるオーナー様は、若い投資家の方や法人の方もいらっしゃいますが、多くはご高齢の方です。さまざまなオーナー様に対応するため、それぞれの方に合わせたコミュニケーションを図るように心がけることでご満足頂いております。また、オーナー様向けの感謝祭や広報通信など、様々な取り組みを実施しています。

特にこの5年間は管理取得営業活動を強化したことで、管理戸数が増加し、ご契約いただくオーナー様が一気に多くなりました。4〜5年前は40人規模の社員数でしたが、今はその倍以上の社員が働いています。

IT活用は「オーナー様とのコミュニケーションを大事にしたい」という想いからです

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オーナーアプリについて伺う前に、御社のDXに対するお考えを伺えますでしょうか。

顧客ニーズに応えるための、一つの選択肢だと考えております。当社では、不動産業界でデジタルやDXという言葉が注目される前から、「これからはデジタルの時代が来ます」とオーナー様には、お伝えしていました。

業界としては紙明細が慣例であることから、DXを導入しているということは、それだけでオーナー様の選択肢を一つ広げることにつながります。また、サービスの幅を広げるという意味でも、パソコンやスマホから手軽に確認できる電子化も導入されたことは、それだけでアピール要素の一つになります。

DXの実現方法にいくつかある中で、オーナーアプリを検討したきっかけを教えてください。

当社には「出来る限りオーナー様のニーズにお応えしたい」という社風があり、一人ひとりのオーナー様の個性や属性に合う対応を行いたかったからです。オーナー様によってはパソコンやスマホで気軽に物件について確認したいと電子化の要望を頂いていたのもあり、いち早くニーズに答えるべく検討しました。

まさに、オーナーアプリをオーナー様とのコミュニケーションをツールにしようとしたのですね。

はい、繁忙期など業務が忙しくなっても、社員それぞれが親身にオーナー様へ対応できるよう、コミュニケーションツールの一つとして導入を考えました。

他にはどのようなIT活用を進めていますか?

オーナーアプリの他に、入居者アプリ、巡回系アプリ、営業系システムを導入しました。現在はそれぞれのシステムの連携を主眼に、ベースとなる部分を構築している段階です。

オーナーアプリ導入に期待することを教えてください。

システムの効率化による、業務のスピードアップと社員負担の軽減です。これまでは、賃貸・管理の各チームが連携し、物件ごとに意見交換用のシートを作成、手作業で対応することで一定の成果を挙げてきましたが、更にオーナー様のニーズに迅速に応えるという意味では、今の体制のままだと厳しいのが正直なところでした。

さらに現在、事業拡大に伴い、新たに複数の部署の立ち上げを進めています。しかし、多くを社内異動で補ったため、部署毎のメンバー数が少なくなっていることから、オーナーアプリを始めとしたシステムでできることを増やし、社員の負担軽減につなげられないかと期待しています。

WealthParkのサポート体制に助けられながら、社内浸透を進めました

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導入時、課題となる要素を教えてください。

社外、社内の観点からそれぞれお話します。対社外の課題は「オーナー様への浸透」です。例えば、法人企業様の場合には、オーナー様からは承諾を頂いたとしても、ご契約先の税理士事務所に断られてしまうケースがありました。社内では、「基幹システムとの連携」「システム自体への理解」が課題でした。特にWealthParkの導入は、DXに向けた初期段階だったこともあり、導入決定後も現場の反対が大きかったです。

社内浸透が相当大変だったご様子が伺えますが、どのように導入は進めましたか?

WealthPark担当者はもちろん、オーナー様サポート用のコールセンターなど、WealthParkのサポート体制に大きく頼りながら、並行して社内浸透を進めていきました。私だけでは、正直大変だったと思います。サポート体制に助けられながら、何とかWealthParkが溶け込んでいる状態にまで持ってこられました。

私自身も、社員がWealthParkの操作に困った際、気軽に相談してもらえるようにと「社内のIT先生」として認識してもらえるよう取り組みました。その結果、WealthParkの使い方で困ったことがあったら、社内外に頼れる人がいるという体制を築くことができ、安心して導入が進んだのだと思います。

導入当初はその目新しさから反発のあったWealthParkですが、皆が少しずつ慣れてきたこともあり、社内のこわばりは徐々に軟化していくと思います。

「10年後にはどういう物件が人気になる?」オーナー様には一歩先の情報を届けたい

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WealthParkを導入してからオーナー様とのコミュニケーションに変化は見られましたか?

はい、アクティビティ機能などを通し、何かしらのコミュニケーションをオーナー様と築けている状態になりました。この冬はチャット経由で雪かきの相談があったぐらいです。今後は、オーナー様とのコミュニケーションを通し、私たちからも積極的なご提案をしていきたいと思っています。

法人様のご導入において、税理士事務所がネックとなるケースがあるとのことでしたが、浸透に向け、どのような対応を進められていますか?

少しずつ理解を深めていただければと、紙の資料を一律廃止するのではなく、メリットを伝えつづけながら、粘り強い対話を行っています。

今後、オーナー様とのやり取りでどのような点を強化していきたいかを教えてください。

直近は、空室対策に注力したいと考えています。いち早く対策提案を行い、オーナー様の一歩先を見ることを心がけ、「10年後にはどういう物件が人気になる?」「人気のエリアは?」など、時代を加味しながらも、常に新しい情報や見え方を企業として提案できるように進めていきたいです。

ありがとうございました。

45年以上オーナーと向き合い続ける北九州の不動産企業が考える「次世代を見据えた資産提案」のあり方

これからの時代、より迅速にかつ幅広い提案を行うためにテクノロジーが必要です

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会社概要、事業の特徴を教えてください。

東: (株)不動産のデパートひろたは、1976年9月に北九州市八幡西区黒崎で現代表の御両親が創業しました。現在の有償管理数は15,720件、管理戸数約8,100戸です。当社は、地域密着型企業として北九州最大規模の店舗網を誇ります。私たちの強みは、45年以上、北九州の不動産を担ってきた経験から裏打ちされた提案力にあります。お客様のどのようなお悩みにも対応できるようにと、賃貸・売買・管理がそれぞれ専門チームとして対応できる体制を備えているのが特徴です。

WealthParkの導入を検討したきっかけを教えてください。

東: これからの時代には、テクノロジーを活用した資産提案力が求められてくるからです。これまではお客様の元へ足しげく通ったり、連絡ツールを用いたりなど、直接的な接点を重視してコミュニケーションを図ってきましたが、より一層スピーディーにかつ幅広い提案を行うためにはデジタルの力が必要だと考えました。

時期を同じく、当社では2030年に向けた「GO!30(ゴーサーティー)」プロジェクトを始動し、「仕事の価値を形にし、確かな一歩を踏み出す力を持とう」というテーマのもと、今期は重点事項の一つである「資産提案の推進」の基礎固めをしようとしていました。

これらの背景からデジタル活用に向けた検討を進める中で、WealthParkと出会いました。当社は、総合不動産企業として蓄積した経験と組織力を元にオーナー様の資産価値拡大に向け、日々さまざまな取り組みを行ってきました。WealthParkを活用すれば、より資産の中身に踏み込んだ提案ができる可能性があると期待し、導入を決定しました。

WealthPark導入の決め手になったポイントは何ですか?

東: WealthParkの企業ビジョンとサービスを導入した先の世界観が当社の方針と一致したからです。検討にあたり、さまざまなツールベンダーに話を伺いましたが、多くの企業がアプリ導入をゴールとしているように感じました。WealthParkのご担当者だけが、「アプリはあくまでもツール、オーナー様に寄り添い、資産価値の向上に向けた提案に踏み込むために活用するのが目的」と話していたんです。そんなWealthParkの皆さんの取り組みや想い、ビジョンがサービスに込められていると感じられたのも、ポイントになりました

「オーナー様」「社内」「システム」に向けた3つの取り組みが導入を円滑にしました

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WealthPark導入にあたり、どのようなチーム体制で進められたかを教えてください。

東: 「HIROTA ASSET PROPOSALプロジェクト(通称『HAPプロジェクト』)」を立ち上げ、オーナー様との連携強化を主眼に導入・浸透を行いました。メンバーには代表の廣田、WealthParkのご担当者も含まれており、関係者全体で足並みをそろえながら、進めることを心がけました。

プロジェクト会議を進める中で印象的だったのが、いつも冒頭で、WealthParkのカスタマーサクセスの方が導入目的と数値に関する定義を我々にお話しくださったことです。プロジェクトメンバーが前提を常に確認でき、ぶれずにゴールまで走り続けることができました。

導入は、具体的にどのような方法で進められましたか?

東: WealthParkと連携しながら、「オーナー様」「社内」「システム」の3つに対し策を講じ、導入・展開を図りました。オーナー様に対し行ったのは、WealthParkをご案内する時期のリストアップです。導入初期段階は、WealthParkと特に相性が良いであろう、物件保有数の多いオーナー様にご利用いただくことを目標としました。順次、幹部から対面で導入目的等のご説明をさせていただきましたがオーナー様の反応はさまざまで、導入の壁に当たっていることを実感しました。

社内導入・浸透という点では、代表の発信が効果的だったと思います。当社では毎年、経営計画書を冊子にまとめ、社員へ配布しています。今期はグループ全体のスローガンである「不動産会社からアセットプロポーザル(資産提案)企業へ」と絡め、WealthParkの導入・活用について、社長メッセージとして全社へ発信できました。取り組みの始まりとしては非常に進めやすかったです。また現場への導入は、すぐに実施せず、約3か月の準備期間を設けました。これにより余裕を持った導入が行えました。

石津: システム面では、導入によってより業務が便利となるよう、WealthParkで自動化できる部分は自動化し、難しい部分については、現場に負担がかからないような仕組み化を考えました。苦労した点を挙げるとキリはありませんが、データ連携に関しては特に注意を払いました。

導入率が50%を越えた頃から、オーナー様への導入が加速度的に進んでいきました

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今回、WealthParkをご導入いただいたことで、どのような効果が得られたかを教えてください。

東: 現時点で、約50%以上のオーナー様にWealthParkへログインいただきました。特に効果を感じたのが、オーナー様の潜在的なニーズの顕在化です。物件保有背景や所有数などはオーナー様によってさまざまですが、「不動産を事業としてより良いものにしたい」と考えるオーナー様は多く存在します。実際にWealthParkのチャット機能を使い、新たなサービスのご案内をしたところ、約10%の方からご返信をいただきました。ご返信をいただいた方のうち約20%の方とは商談まで進んだことで、WealthParkの媒介力の高さを感じました。

オーナー様からの反響はいかがでしょう。

東: オーナー様からの反響はさまざまです。コミュニケーションのデジタル化に難色を示した方もいる一方で、WealthParkの導入をきっかけに、「こういうツールがあるのであれば、ひろたさんでの管理一本化を検討したい」というお声をいただくケースが出てきました。

その方からは、「書類管理、連絡頻度や連絡の方法の簡略化はもちろん、スマートフォン1台に情報を集約・確認できることから、外出先でも資料がかさむことがない」「入居申込みや修繕の見積もり、募集条件の確認など、管理会社からの連絡や提案に対し、ワンクリックで返答が出来るのは魅力的」などお話いただきました。


https://wealth-park.com/ja/business/features/workflow/

東: 家族に「相続したい・勉強してもらいたい」「不動産投資に興味を持ってほしい」と考えているオーナー様からは、WealthParkなら情報を共有できると関心を持たれていました。中には、「税理士とWealthParkの情報を共有することで、会話がスピーディーになった」と利便性を感じたと話す方もいます。

阿座上: 導入当初、使い方が分からないオーナー様から電話問い合わせをよくいただきました。最初のころはお客様の元へ伺い、使い方をレクチャーしていましたが、次第にそうしたお問い合わせは減りました。今では、扱いに慣れたオーナー様からは「使いやすいね!」と言われる方が多いです。

導入当初、コミュニケーションのデジタル化に難色を示された方は、WealthParkの浸透が進むにつれ、興味に変化はありましたか?

東: はい、導入率が52%を越えたことを発信した際に、一番初めのアナウンスで導入されなかったオーナー様の中から「それなら私も使ってみようか」と興味を持っていただける方が出てきました。

WealthParkが浸透していくなかで、社内業務に変化はありましたか?

阿座上: UIが分かりやすいため、見た瞬間にオーナー様の資産を把握できるのは便利ですね。実際の提案やご報告において、口頭だけのご説明では伝えきれない部分もあるため、WealthParkが導入されたことで、コミュニケーションがより円滑になったと思います。

石津: 社内連携の面でも便利になりました。当社では、システムフォローを行う場合に備え、担当以外もチャットの内容を確認できるようにしています。チェックしていると、中にはすぐに周囲がフォローした方がいい連絡もあり、見つけ次第、関係部署に共有するようにしています。

WealthParkと一緒に、より一層踏み込んだアセットプロポーザル企業を目指します

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改めて今回の導入を振り返り、WealthPark活用のコツを教えてください。

石津: RPA(業務自動化システム)を使い、毎日WealthParkで物件情報を更新することです。これがもし月に1度の更新だと、入居情報の把握にタイムラグが生じ、入居者様の情報をオーナー様はすぐに把握できません。アプリという手軽さからも、リアルタイムに情報を反映した方が利便性の高いサービスと捉えてもらいやすいと考えました。

今後、WealthParkを使いどのようなことを実現していきたいですか?

石津: 私は、システム担当として、引き続き現場が使いやすくかつ、不具合の無いように務めていきたいです。引き続き、今後の浸透に向けた検証を行っていきます。

東: 当社のグループ名「HIROTA ASSET PROPOSAL GROUP」に掲げているように、今後はよりアセットプロポーザル企業として、一層オーナー様の資産や不動産事業、相続に踏み込んだ提案を行っていきたいです。そのためにも引き続き社内連携を強めながら、WealthParkを単純な情報ツールとしてではなく、迅速かつ有益な情報が届けられるよう活用していきます。併せてこの過程で得た情報を使い、オーナー様の事業の改善や展開につなげていくような提案もできればと思います。

阿座上: 私自身、まだ若手ではありますが、お客様の反応からもWealthParkは資産提案のために有用なサービスだと感じています。オーナー様の想いが込められた物件・資産の活用に対し少しでも当社が貢献できるよう、WealthParkのアクティブ率や使用率を上げられるような取り組みを管理部から提案できたらと思います。

最後に東さんから導入を検討する企業のご担当者様にアドバイスをお願いします。

東: 単純に利便性だけを追求するのであれば、WealthPark以外にもさまざまな情報ツールがあると思いますが、導入時点から顧客とその将来を考えられるサービスやベンダーはそこまで多くないとも感じています。

もし、ここまでの話で少しでも興味を持たれた方がいたら、まずは、WealthParkにお話を聞いてはいかがでしょうか。WealthParkはパートナーとしても良い企業だと思います。オーナー様との向き合い方や提案を常に考えている不動産会社なら、きっとWealthParkの取り組みに共感できるはずです。

「翻訳業務が100時間から30分に短縮しました」ハワイの物件管理を行う企業が翻訳の効率化にWealthParkを選んだ決め手

期待していたのは、煩雑な翻訳業務が自動翻訳システムによって効率化することです

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会社概要、事業の特徴を教えてください。

秋原: リストインターナショナルリアルティは、世界最大級のオークションサイト「サザビーズ」から派生した不動産仲介ブランド「リスト サザビーズ インターナショナル リアルティ」を運営しています。当社の強みは、世界70以上の国と地域にアクセスできるネットワークを武器に、世界中で不動産売買が行えることです。国内では東京・神奈川に、国外ではハワイ、香港、シンガポール、フィリピン、タイにオフィスを構えます。

「WealthParkビジネス」をご導入いただいたのは、どの地域の物件を保有するオーナー様になるのでしょうか?

秋原: 当社がハワイで管理している物件のオーナー様です。ハワイに限った話ではありませんが、日本に住んでいるお客様が海外の物件を買った際には、不在期間の不安を取り除きつつ、安心して物件を所有いただく必要があります。そのため当社では日本とハワイ2つの拠点から、少しでもお客様のライフスタイルがより良いものになるようにと、売却から管理までをサポートしております。なお、ハワイにおける管理戸数は約350件です。

ハワイの物件を購入されるオーナー様はどのような方々でしょう?

秋原: 全体としては、投資目的が5〜7割、自己使用目的が3〜4割です。郊外の5〜6千万円の物件を投資目的にご購入される方や、ワイキキビーチから少し離れた場所に、大きな一軒家の別荘をご購入されている方もいます。

「WealthParkビジネス」の導入を検討された背景を教えてください。

秋原: これまでは、月末にPDF形式の収支報告書をオーナー様へメールにて送付していました。本業務では、英語のステートメントを手打ちで日本語化し、再度PDF化した上で送付するという、煩雑な対応が必要でした。今でこそ鷲尾がおりますが、実は当時、管理業務の担当者は私だけでした。そのため一人で全部翻訳をしていたんです。この業務の作業効率を上げるために検討したのが、WealthParkでした。

鷲尾: 異動前は営業として勤務していましたが、当時から「管理の仕事は業務量が膨大だな」というのを秋葉の様子から肌で感じていました。

導入の決め手は何ですか?

秋原: 大きく2つあります。1つは、作業効率の向上です。WealthParkには自動翻訳機能がついており、翻訳作業の効率化を期待しました。もう1つは、データの管理性向上です。これまで、明細や報告書は1ヶ月毎にオーナー様へ送付していましたが、確定申告の時期になると、オーナー様がメールの山から過去のデータをひっぱりださないといけないため、データ管理に苦労されているご様子でした。ご状況によっては、1年分の記録を私たちからオーナー様がご契約する税理士事務所へメールすることもあります。「WealthParkビジネス」では、これまでに送付した収支明細書や報告書が一括ダウンロードできるため、データの管理面でも大変魅力的でした。

100時間かかっていた翻訳業務が30分で終わるようになりました

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ご導入時期を教えてください。

秋原: 2020年4月〜5月頃に導入しました。準備期間として約2ヶ月を費やしたため、現場で運用を開始したのは、同年の7月頃からです。

WealthParkをご導入いただくにあたり、課題はありましたか?

秋原: はい、オーナー様への導入・浸透が課題でした。過去に他社オーナー向けアプリを導入しようとした際、オーナー様への導入・浸透が上手くいかなかったことがあります。当時の失敗を近くで見ていたこともあり、今回の「WealthParkビジネス」導入は慎重に進めました。

実際にご導入いただいたことで、どのような効果がありましたか?

秋原: これまで100時間近くかけていた翻訳作業が約30分で終わるようになりました。導入前までは、月初から他の業務と並行しながら作業をしていたとはいえ、月の業務のうち20日間は1日約5時間を翻訳に充てていました。時間ができたことで、賃貸管理の窓口を新たに開設したり、質問対応の速度が上がったりと、オーナー様の満足度向上に関わる業務に力を入れられるようになったのは大きな効果です。

業務の引継ぎや共有も滞りなく進むようになりました。例えば私たちのチームの場合、この1〜2年でメンバーが何名か入れ替わったこともあり、度々引き継ぎが困難なケースが生じました。

基本的にお客様とのやり取りはメールで行っていましたが、CCに入っていないメールについては過去の履歴を遡れないため、共有不足についてオーナー様からお叱りを受けたこともあります。

属人的な仕事になっていたことを反省し、誰が担当になってもご対応できるようにとの思いからWealthParkのチャットやアクティビティを使うようにしています。今では担当者が変わってもお客様にご迷惑をかける心配は無くなりましたし、社内のお客様情報の共有や連携強化にもつながりました。

課題に掲げられていた、オーナー様からの反響はいかがでしょう。

秋原: オーナー様からは、「収支報告書を1年分まとめて出せるようになったことで、確定申告は楽だったよ」という声を何件もいただきました。税理士の先生方からも、「WealthParkの方が見やすいですね」と好評でした。

またWealthParkを導入したことで、収支報告書の公開タイミングを早めることができました。特に法人オーナー様からは好評で、「資料を早く出してもらえたおかげで決算準備が進みます」という声が経理部の方から届いています。

鷲尾: 他にもチャットでのやり取りになったことで、メールだとほとんどご返信をいただけない方でも、パッと返信いただけるようになりました。

社内の反応や浸透具合はいかがですか?

秋原: 導入当時のチームトップ・IT事業部のスタッフ含め、社内全体で協力して進めることができたため、社内推進において大きな問題はありませんでした。

鷲尾: WealthParkのご担当者に、社内トレーニングを2〜3回実施していただいたことで、チャットを確認する習慣がなかった営業スタッフも、「出社したらまずはチャットを確認」という習慣が定着しつつあります。主にサービスを使用するのは私たち管理部のメンバーですが、それ以外のスタッフに対してもWealthParkは浸透しつつあります。

導入において一番大切なのは、どれだけ下準備ができるかでしょう

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今後、WealthParkを使いどのようなことを実現していきたいですか?

秋原: 今後当社では、オフィスの新規開設など、より一層のグローバル展開が決まっています。私たちは、社内でも特に管理業務に携わっているチームのため、その強みを生かしハワイに限らず管理に携われたらと考えています。販売後もオーナー様に寄り添い、ワンランク上のライフスタイルを楽しんでもらえるようなサービスを提供していきたいです。そして私たちの仕事を通し、リストインターナショナルリアルティのファンを増やしていけたらと思います。

最後に導入を検討する企業のご担当者様にアドバイスをお願いします。

秋原: 導入時から、社内・WealthParkのご担当者といかに下準備を進めるかが一番大事だと思いました。例えば当社では、アメリカ企業のシステムを利用しているため、他の会社と基幹システムが違います。そのことをWealthParkのご担当者に相談したところ、データ連携に必要なマクロデータを一から作成してくださいました。導入準備から運用開始までは、結構な頻度でWealthParkの方にはご相談することが多いため、WealthParkと綿密に連携できるかが、導入・浸透に向けたポイントだと思います。

お二人とも、ありがとうございました。

業務時間の50%短縮、システムの効率化
地方の「まちづくり」に挑む平田不動産が語るデジタル化の進め方

福井県小浜市で「このまちと、これからも」というビジョンを掲げ、地域密着系の不動産管理業を展開する株式会社平田不動産(以下、平田不動産)。同社は、ペーパーレス化の実現とオーナー対応品質向上のため、「WealthParkビジネス」およびWealthParkのDXコンサルティングサービスを導入した。その結果、業務時間を50%短縮し、複雑化したシステムの効率化など、数々の効果を得ている。

同社の代表取締役平田 稔氏は、「オーナー様と同じ方角を向いて歩きつつ、さらに5年先を考えるための手段として、業務やコミュニケーションのデジタル化は有用」だと話す。これまでの仲介・管理にとどまらず、将来的に「まちづくり」へ踏み出すことを主眼に置いたDXの進め方について話を聞いた。

2代目オーナーが多い小浜では、いかにコミュニケーションを取るかが重要です

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会社の事業概要を教えてください。

株式会社平田不動産は、今年で創業41年目を迎えた、福井県小浜市を中心に展開する不動産会社です。現在1,533戸の物件を管理しています。私が生まれた3日後に、元銀行員の父が初代社長として平田不動産を立ち上げました。今は私が2代目を務めています。

小浜市はどんな街ですか?

福井県の南西部に位置し、人口3万人弱の小浜市は、言わば、“ラッキーな街“です。米国のオバマ元大統領と同じ名前で注目を浴びたり、NHKの朝ドラや大河に度々登場する浅井三姉妹のお初が愛した町として紹介されたりしています。しかし、交通の便が悪く、人の流通が少ないことから、これまでは陸の孤島と言われてきたのです。この度、小浜は北陸新幹線の延伸が決まり、今後は北陸と関西のハブとしての成長が見込まれています。本当にラッキーな街だと思います。

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小浜市、朝市場の光景

小浜市のオーナー様の特徴を教えてください。

建設ラッシュの時に建てられた物件を継承した2代目の方が大半で、年齢的には定年退職されている方が多いです。マインド面では、時間の余裕に加えて、オーナー様の危機感と課題意識から、どのようにしたら賃貸経営ができるのか、どのようにデジタルを使えばコミュニケーションが図れるのかなど、能動的に模索されています。こうした背景には、オーナー様の危機感と課題意識があります。日々、オーナー様たちは意図せず先代から継承した物件をどのように次世代へ引き継ぐかを考えています。

オーナー様対応で平田不動産が重視していることは何でしょう。

オーナー様の代わりに、常に目となり、手足となり、頭脳となり、何ができるかを考え、提案することです。オーナー様の投資回収も私たちの仕事のため、いかに現場の顧客や相場を知るかが大切になります。そのためにも、このデジタル時代にどのようにコミュニケーションを取るかがカギを握ります。

課題は複雑化するシステムと社内対応のばらつきでした

オーナーアプリ導入のきっかけとなった、平田不動産の課題を教えてください。

課題は、複雑化した業務の一元化、システムの標準化です。当社に限らず、中小企業では作業が複雑化したり、単純作業の繰り返しが発生したりしやすいことから、10年以上前から解決法を考えていたぐらいです。いろいろと試しましたが、業務プロセスの部分最適は可能でも、全体最適はできませんでした。

これまで、オーナー様とのコミュニケーションには時間を割けていなかったのでしょうか?

いえ、私の経験談になりますが、コミュニケーションに時間は費やしているものの、1人にかけられる時間は限られていました。例えば、昔は1日に電話を100件かけていましたが、オーナー様に情報が伝わりきらなかったり、お願いごとを頼みっぱなしのまま忘れてしまったりという経験を何度もしました。

失敗は自身の学びとして蓄積されますが、その経験をスタッフに伝達しても、どこまで浸透し、オーナー様対応へ反映できているかまで把握できません。オーナー様からフィードバックを頂く以外、浸透具合の見える化は難しいと感じていました。また、中小企業ならではの社員教育の大変さもあり、担当者によってオーナー様対応にバラつきが出てしまいます。オーナー様対応の品質向上と平準化は課題でした。

オーナーアプリの検討に至った経緯を教えてください。

システムの標準化、オーナー様対応品質向上という課題の解決にあたり、人材育成、雇用、アウトソーシングの3つの方法を検討した結果、予めDX化とオーナー対応の座組が整っている仕組みをアウトソーシングするのが弊社にとって良いと考えたのです。

オーナー様にとって不動産は、簡単に代えの利かない「唯一無二の高額商品」です。やり取りの内容自体はどうしても複雑化するものですが、コミュニケーションの方法はなるべくシンプルにしたいと思いました。これからもオーナー様と同じ方角を向いて歩きつつ、さらに5年先を考えるための手段として、市場にあるオーナーアプリを検討し始めたのです。

一方で、新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、ツールに対する考え方自体、見直す必要がありました。業界としてはコロナ禍で大暴風ですが、私たちはデジタル化を見直す追い風と捉えていました。

導入するソリューションはどのような方法で検討しましたか?

昔からダイレクトメールはもらっていたので、10社ぐらいにアプローチをし、ヒアリングしました。情報収集には困らなかったです。

オーナー導入の秘訣は若手スタッフの活用にあります

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今回、WealthParkをご導入いただいた理由を教えてください。

一番の理由は、平田不動産とWealthParkの目的意識が一致していたからです。サービスや商品の説明に留まらず、私たちの課題を踏まえた上で、オーナー様に対しどのような役に立てるのかという視点をくれました。この人たちがいるWealthParkとなら、パートナーとして二人三脚で進められると思いました。また、アプリのロゴやUIが洗練されていたのも決め手の一つです。

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アプリのロゴやUIも導入の一因となった

オーナー様へWealthParkを浸透させていくにあたり、課題は何でしたか?

「いかにしてサービスを使ってもらうか」です。知らなかったり、やったことがなかったりすることは、手に取ってもらえないのです。実際にオーナー様に話しても、これまでの紙文化からデジタルへの転換に難色を示す方は少なくありませんでした。

社内では、どのような体制でオーナー様の導入支援を進めましたか?

最初は私がオーナー様への提案を一手に行うつもりでしたが、今後の運用を考え、社長室直下に導入チームを立ち上げました。2名のスタッフからスタートしたチームも、今は5名にまで増加しました。

オーナー様に利用を促すなかで意識したことを教えてください。

いつもの担当者ではなく、若手のスタッフを訪問させることです。若いスタッフからアプリの使い方や説明を受けると、オーナー様たちは「時代の変化か」と納得し、導入してくれました。

今回、WealthParkのカスタマーサポート(CS)部が支援をさせていただきましたが、平田社長から見た「CSの印象」を教えてください。

常に自分ごととして対応してくださり、問題へ真剣に向き合う姿勢に信頼感を持っています。正直、ここまでしてもらい申し訳ないぐらいです。スタッフからも、CSの皆さんがいたからここまでこられたと言葉があったぐらいです。CSの皆さんは私たちのフィードバックをシステム品質の向上に活かしてくださる姿勢を感じます。厳しいフィードバックを伝えたこともありましたが、今では戦友のように思っています。今後もシステムのプロであるCSの皆さんと連携し、私たちは現場から顧客対応を通しフィードバックを上げ、WealthParkがよりよいサービスとなるようにしていきたいです。

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CSの皆さんがいたからここまでこられた / 平田不動産 スタッフ様 (導入支援について

DXコンサルの導入で複雑化したツールが減り、コストカットの可能性が見えた

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WealthParkの導入によって、どのような成果が得られたかを教えてください。

これまで毎月行ってきた収支報告書の読み合わせ時間が約1.5時間から半分以下にまで減りました。また、WealthParkを導入しているオーナー様には書類送付が不要なため、配送準備ならびにハンコを押す時間もカットできました。ペーパーレスにもつながっています。

副次的な効果として、業務の当たり前を見直すことができました。例えば、これまで収支報告書は毎月送付してきましたが、人によっては確定申告のタイミングだけでも問題はありません。オーナー様たちに送付の必要性を確認したところ、WealthParkの導入には至らなかったオーナー様の中にも、年に1度の送付へ変更された方がいました。

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収支報告書の読み合えわせ時間が50%減少 (収支明細・報告書について

現在、平田不動産ではWealthParkのDXコンサルをご利用いただいていますが、実際にコンサルタントが業務に入ることでどのような変化を感じましたか?

伴走は始まったばかりですが、変化の推進力となっていることを実感しています。実際にWealthParkのDXコンサルが平田不動産の幹部と連携するなかで、複雑化したツールを減らし、システムそしてコストを削減できる目処が立ちました。一緒に進もうとするスタンスが双方のやり取りから見えることから、私も安心して任せられます。

業務のデジタル化を進めるなかで、会社に変化は見られましたか?

「社長が言うなら、まずはやってみようか」というスタンスで、ゆっくりと浸透していきました。
私自身としては、新しいことにチャレンジする機会が増えました。WealthParkを通じ、自社取り組みについて業界関係者に講演する機会が増え、いろいろなつながりができました。今では、ひらたんTV(平田不動産)というYouTubeチャンネルで小浜の魅力を発信しています

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ひらたんTV 『このまちこの場所』

チャット機能を活用し「デジタルでつながる小浜」を目指したい

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今後、WealthParkを使いどのようなことを実現していきたいですか?

オーナー様とのコミュニケーション形成と円滑化に向け、チャットを活用したいです。スマートフォンなら、オーナー様も送受信が楽だと思います。

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チャット画面 (チャット機能について

もっと大きな視点だと、デジタル活用を通し、まちづくりを行いたいです。例えば、平田不動産のネットワークとWealthParkのチャット機能を使えば、生活上の困りごとがあっても、住民たちがすぐにつながれます。もし、助けてくれた人にお礼を支払える仕組みができれば、互いに嬉しいですよね。実現すれば、きっとスピーディーかつハートフルなつながりができるはずです。

最後にWealthParkをご検討されている企業やご担当者にメッセージをお願いします。

私は、DXは蛹(さなぎ)になることだと思っています。蛹の中は、どろどろとしており、何が起こっているかは分かりません。変革する過程ではこれまでにないツールや価値観を導入せざるを得ないでしょう。しかし、時代の流れと共に変革することで、蝶を目指すことができます。WealthParkの担当者に、皆さんの目指すDX像を共有しながら、蝶となり羽ばたいていってほしいです。

札幌の不動産業界が抱える地域課題をアプリで解決したい。目指すはアナログ業務からの脱却

不動産管理会社におけるDXとは、現場業務の効率化から収益機会の創出までを効果的に実行するデジタル戦略とその仕組みづくりのことです。地域密着の不動産管理会社では、具体的にどのようにDXに取り組み、土台固めをすることができるでしょうか。

今回は、北海道札幌市や千歳市を中心に展開し、現在約9,300戸の物件を管理する株式会社ファクター・ナインサービスの村本様に、オーナーアプリ「WealthParkビジネス」、入居者アプリ「totono」の導入、定着までの実例について詳しくご紹介いただきました。

導入のきっかけは、北海道の不動産業界ならではの課題を乗り越え、業務をデジタル化するためでした

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会社の事業概要、事業の特徴を教えてください。

株式会社ファクター・ナインサービスは、北海道札幌市や千歳市を中心に展開する不動産会社で、現在約9,300戸の物件を管理しています。当社は投資用不動産の企画販売を行う株式会社ファクター・ナインのグループ会社です。2015年9月に株式会社ファクター・ナインから管理部門が分社化し、設立しました。グループ企業には、建築施工会社の有限会社スターマンプロジェクト、営繕会社の株式会社ナインワークスがあります。この4社が連携し、賃貸経営の企画・管理・施工・内装をワンストップで提供しています。

札幌や千歳を中心に管理業務を行うなかで、この地域ならではの傾向や特徴はありますか?

大きく2つあります。1つ目は新しいことに対するハードルが高い点です。やり取りに安心感を求める方が多いため、昔ながらのやり方が好まれます。例えば、連絡はメールよりも電話やFAXの方が良かったり、打ち合わせもオンラインではなく対面形式が多かったりします。2つ目は、冬場の対応と繁忙期(3月)が重なる点です。例えば冬場は、入居者様からの除雪対応や凍結関連の問い合わせが増えます。比例して、オーナー様には対応に関する費用面でのご相談など、管理会社から連絡が増えることから、連絡がすれ違うこともしばしばございます。

北海道の中心都市ならではの特徴ですね。ファクター・ナインサービスが入居者アプリ、オーナーアプリの導入を検討し始めたきっかけを教えてください。

きっかけは、代表が業務のDXを推進したことです。先ほどの話にもつながりますが、皆様のニーズに合わせるため、当社ではアナログ対応が主流です。また不動産は属人化が顕著な業界のため、オーナー様への対応も担当者ベースでのやり取りとなります。ただ、それでは各種電話対応や訪問など、社員の業務量は増える一方です。そこで着目したのが業務のデジタル化でした。その第一歩として、社員全員が使える入居者アプリや管理アプリを検討し始めました。

重視したのは「見栄え」「親和性」ーー大切なのは入居者様やオーナー様が使いやすいかどうか

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アプリサービスの導入に向けて、どのような方法で選定を進めましたか?

まず、入居者アプリやオーナーアプリを導入している企業に話を聞くところから始めました。この時に意識したのは、着眼ポイントを狭めず、広く調べることです。いろいろな情報が集まった段階で、現状の動きにフィットするアプリを3〜4つ候補として選び、サービス提供元企業に話を聞きにいきました。

候補を絞るなかで、どのような点を重視したのかを教えてください。

重視したのは「見栄え」と「親和性」の2つです。特に当社の物件はデザイン性を売りにしているため、入居者様やオーナー様に心地よくお使いいただけるUIであるかを重視しました。一方、札幌では大部分の賃貸借契約が自動更新のため、更新業務に関する機能についてはそこまで重視しませんでした。また基幹システム上での管理も検討しましたが、扱える情報量の関係から、今回は除外しました。

入居者様またはオーナー様、どちら向けのアプリを先に導入するか迷う企業も少なくありません。ファクター・ナインサービスでは、導入の優先順位に悩みませんでしたか?

当社の社風が「やれることは全てやろう」のため、最初から一斉導入に向け動いていたので、迷いはありませんでした。その分、入居者様側・オーナー様側と並行して動くのは大変でした(笑)。

そうだったのですね。今回はどのようなチーム体制で導入まで動かれたのでしょう。

私ともう1人の2名体制で、日常業務を行いながら、アプリ導入に向けた業務にも取り組みました。

導入にあたり現場からはどのような声が寄せられましたか?

現場社員からは不安や抵抗の声があがっていました。これまでに触れたことのないサービスだったというのも反発の要因だと思います。

WealthPark×totono導入で社内情報の管理・運用から顧客とのやり取りまで、大分システム化が進んできた印象です。

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なぜ今回、WealthPark×totonoを導入いただけたのでしょう。

いくつか理由はありますが、一つはAPI連携に強い点です。業務効率化においては、重要な要素でした。入居者様やオーナー様にとって、使いやすくかつ見栄えの良いUIであったことも理由の一つです。

情報収集から導入までは、どのようなスケジュールで進められましたか?

情報収集は、導入の1年以上前にあたる、2020年頃から始めました。WealthParkさん、スマサポさんと初めて商談をしたのは2021年1月です。そこから検討を重ねていく中で、2021年6月末にWealthPark、totonoを導入しました。

約半年間の検討期間を振り返り、気づきや学びがありましたら教えてください。

今回、管理業務優先でアプリを決定しましたが、グループ企業全体がつながるような運用を考えても良かったのかもしれないと思いました。これまで各社が、自社が使いやすいサービスをそれぞれ入れてきましたが、今後グループとしてDXを進めていくなかで、全社がつながるようなプラットフォームの構築を意識する必要性を感じたからです。

今回、社内DXを進めるなかで、業務のデジタル化が一つのポイントだったと思います。ファクター・ナインサービスではどのようにデジタル化を進めてきたのでしょう。

当社がDXを意識し出したのは2020年頃からです。それまでは、マスタデータの保管はExcelで管理していました。物件詳細や賃料管理など多数のフォルダがあるため、場所が分かる人にしか分からないような運用となっており、社内でも収拾がつかなくなっていました。ファイル一つを探し出し、開くのも時間がかかり、業務に支障をきたす社員がいるぐらいです。

2020年に不動産賃貸管理システム「i-SP」を導入し、情報を集約することで、業務システムの改革を進めました。管理システム側の運用が安定してきたので、次は付随するアプリを入れようという話になり、今回のWealthPark×totonoの導入に至ります。社内情報の管理・運用から顧客とのやり取りまで、大分システム化が進んできた印象です。

オーナー様のアプリ導入率が高く、正直驚きました

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「WealthPark」「totono」の活用による成果を教えてください。

既に運用が始まっているオーナー向けアプリ「WealthPark」は、オーナー様が初めてアプリを触った時の反応が良かったです。正直、最初は受け入れてもらえるか不安でしたが、導入を初めてから1か月で導入率が約30%に達し、安心しました。入居者向けアプリであるtotonoについては、2022年3月からご利用案内を始めたばかりのため、これからの反応が楽しみです。

アプリ導入前の現場からは不安や抵抗の声が上がっていたとのことですが、実際に運用がスタートしてからはどうでしょう。

現場社員には、通常業務と並行しながらアプリを使用してもらうことで、徐々に慣れてもらいました。その効果もあり、「使用していくなかで、アプリの便利さを実感した」という声が社員からは届きました。

同じように現場の声を受け、導入を躊躇している企業様も少なくありません。現場導入を円滑に進めるために意識したポイントを教えてください。

躊躇する企業の中には社員のITリテラシーを考慮し、導入を見送るケースもあると思います。当社もですが、リテラシーが低いからといって導入しないのではなく、一斉に導入し、流れを作ることが大切なように感じます。リテラシーによらず、便利さを実感してくれれば、社員たちはサービスを使ってくれるはずです。そのためにも、やるかやらないかで迷うのではなく、導入すると決めて話を進めてはいかがでしょう。

最後に今後のWealthPark×totonoの利活用イメージを教えてください。

これから運用を開始するtotonoについては、チャット機能を活用し、問い合わせ内容に応じて対応を調整できたらと考えています。担当者だけでなく、当社が契約する緊急サポートサービスなど、適材適所に連絡が振れたらと考えています。

WealthParkについては、当社の想定よりもアプリが利用されており、売買の連携もだいぶ広がってきました。アプリを活用した資産運用も行われており、少しでもオーナー様にとってプラスになるよう当社としても支援できればと考えます。今後はログイン率が増えるような施策を行い、社員の負担軽減につなげていきたいです。

オーナー向けに特化した「WealthParkビジネス」、入居者向けに特化した「totono」は、現場の生産性向上と収益強化を目指す不動産管理会社様の向けのDXサービスです。それぞれの強みを活かした機能やサービスをお使いいただき、両サービスを同時期にご導入いただいた場合、パッケージプランとしてのお得な料金でご利用いただけます。
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オーナーアプリを活用したリフォーム提案/売買提案で収益の最大化が実現

導入目的の実現にむけてフェーズを分けてアプローチをしておりました

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会社の事業概要、事業の特徴を教えてください

当社大興土地建物管理株式会社は、人口が約40万人の宮崎県宮崎市を商圏とした不動産会社で、現在約5200戸の物件を管理しております。今年で創業50周年の歴史ある企業ということもあり、昔からお付き合いさせていただいているオーナー様は非常に多く、地主様が全体の7割を占めており、60代以上のオーナー様は全体の8割となります。

WealthParkを導入した目的と成果について教えてください。

 WealthParkを導入した目的は3つありまして、1つ目はリフォーム提案、売買提案による収益の最大化、2つ目は満室のオーナー様とのコミュニケーション強化、そして最後は送金明細などの紙廃止による業務効率化です。
 実際、これらの実現にむけてフェーズを分けてアプローチをしておりました。まずはリフォーム提案、売買提案による収益の最大化と満室オーナー様とのコミュニケーション強化を進め、ある程度できたタイミングで紙廃止の案内を開始しました。今は、送金明細等の電子化による業務効率の向上を目指しております。
 オーナー導入実績に関しては、まだこれからログインされるというオーナー様もいらっしゃいますが、WealthParkをご利用中のオーナー様に関しては、一部郵送業務が残っている以外、コミュニケーション面においては、募集から期中対応まで、ほぼWealthParkのアプリ上で完結するようになっています。

WealthParkを使って10分で100人以上に情報発信することで、頑張らずに売り上げを出す仕組作りの実現が可能に

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導入を進めるにあたってのポイントについて教えてください

 WealthParkを導入したのはちょうど2年前になります。まだデジタル活用が普及していない中で地元密着の不動産会社として活用できるのかという不安がありましたが、初めは、スロースタートで段階を踏んで進めていきました。まずはWealthParkと親和性の高いオーナー様を特定して、次にオペレーションの一部をデジタル化して、最後に完全デジタル化の実現という形でテーマを設定しましたね。
 親和性の高いオーナーの特定については、当社のオーナー様はもちろん、これから追加購入を検討されている投資家や他社に管理委託をしているオーナー様に対して、地元新聞での広告やDM、お電話で集客をし、セミナーを実施しました。その結果として、当日参加されたオーナー様の全員がWealthParkのアプリを使いたいとのご要望をいただきました。ほかにも物件を追加で購入したい、また他社に物件を委託しているオーナー様が、今後はWealthParkのアプリを使って資産管理したいから、大興土地建物管理に管理をお願いしたいとの嬉しいお声もたくさんいただきました。
また、営業戦略上においては、コロナ渦に直面し、対面で提案する機会が減少したことや、「1対1」の提案営業が非効率的という現状を克服するために、「オペレーションを一部デジタル化」とテーマに掲げ、「1対複数人」の提案営業への移行を決意しました。一人の社員が必死に提案しても1か月で約20~30人リーチしていたのが、WealthParkを使って、たった10分で100人以上に情報発信が可能になることで、頑張らずに売り上げを出す仕組作りの実現を試みています。
 そして、最後にデジタル化への実現についてですが、60代以上のオーナー様が多いこともあって、紙での送付に対する要望が高かったです。ここで先ずは、分譲マンション、貸家、駐車場を所有されている比較的若いオーナー層に対して3~4か月前から案内をしてデジタル化のメリットを事前に説明した上で紙廃止の宣言をしました。今後は全面的な紙廃止を目指していきたいと思っています。

チャットの一斉送信機能で、「1対複数人」の営業提案を実現し、提案機会そして利益創出の機会を増やす仕組みができてきていると思っております

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WealthParkの活用による成果を教えてください

 WealthParkを導入する前にほぼできていなかったのですが、1つ目が災害前後の連絡です。宮崎県は台風が多く通過する地域で、県外にいらっしゃるオーナー様に少しでも安心していただけるよう、災害前後に送るメッセージを工夫していました。例えば、台風前には、台風対策・台風情報がご覧になれるサイトや、万が一のことがあった場合のコールセンター情報などを毎回通知していますし、災害後も、写真添付機能を駆使しながら、被害の状況や修繕の報告や確認作業などの報告をこまめしていました。
 今年に入ってから、被害のより詳しい内容や被害のないオーナー様への連絡もするように心がけており、オーナー様から「感謝します」「本当にありがとうございました」との声をたくさんいただいて本当に嬉しいです。余談ですが、宮崎はなぜか日曜日や深夜に台風来ることが多いので、夜になっても私はすぐパソコンを立ち上げてタイムリーな情報を発信するようにしています。結構楽しいです。(笑)
 そして2つ目が設備・リフォーム提案ですが、実はここは一番力をいれておりまして、リフォームの成功事例や、設備導入率など借主のニーズ、タイムリーな賃貸市場の情報などを発信しておりました。当初はオーナー様の反応が薄くて不安でしたが、継続していくと少しずつ、「見たよ」とご連絡があったり、そしてついに、オーナー様からそろそろリフォームやらないとねとのお話をいただき、リフォームの成約が決まりました。具体的には、3~4か月空室が続いていたお部屋がリフォーム完了直後に2部屋が両方とも入居者が決まりました。本当に良かったと思っています。このように、チャットの一斉送信機能で、「1対複数人」の営業提案を実現し、提案機会そして利益創出の機会を増やす仕組みができてきていると思っております。
 ほかには、収益物件のご提案もWealthParkを活用しておりまして、チャットに登録いただいているオーナー様の多くが「投資家」という特性を活かし、まだ出回っていない最新の物件情報を発信した結果、無事に契約に至ったお客様もいらっしゃいましたね。

「人」が関わることの意義を理解し、「人」だからこそ顧客が満足するサービスを深く追求する必要があると考えております

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今後の展望について教えてください

デジタル化が普及する中で、「人」が関わることの意義を理解し、「人」だからこそ顧客が満足するサービスを深く追求する必要があると考えております。デジタル化により業務が改善されたことにより発生した余剰時間で、オーナー様の満足度をより高めて行く為のサービスを追求しなければなりません。それこそが他の管理会社との差別化につながると考えております。
今後、宮崎の賃貸市場を元気にしたいという思いを胸に、社員1人1人がオーナー様との信頼関係を構築し、宮崎らしいライフスタイルを創造できる部屋作りのご提案をオーナー様に受け入れていただくことで、オーナー様、借主様、そして宮崎を元気にすることをわが社の使命として邁進して参りたいと思います。

収支明細に関わる経費を8割削減、作業時間を9割以上削減!業務の効率化と同時に作業ミスへの不安も軽減されました。

封入書類を間違えて情報漏洩してしまうことは、非常に大きなリスクだと思っています

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当社がWealthParkの導入を決めた理由は三つあります。
まず一つ目は、郵送業務の削減です。当社ではこの事務作業を私一人が担っておりまして、毎月の収支明細や請求書を各オーナー様に郵送しています。オーナー様によって郵送書類の内容が異なる為、宛先間違いの無いように一つずつ書類を封入し、枚数によって重量、つまり切手の金額が変わってきますので、一部ずつ重さを測っておりました。一人で作業をしていると「本当に他のオーナー様と間違えずにちゃんと封入出来ているのか」という不安を常に抱えていましたし、実際に、不安なので作業完了後にも何回も確認することもありました(笑)。毎月数百名のオーナー様に対してこの作業を繰り返しているので、ものすごく時間かかりましたし、心理的な負担もとても大きかったです。

二つ目は、上記と重なりますが、ヒューマンミスによる個人情報の漏洩を防ぐためです。私たちが扱っているのは”資産情報”という非常に情報レベルが高い情報です。封入書類を間違えて情報漏洩してしまうことは、非常に大きなリスクだと思っています。

三つめは、環境への配慮です。当社は、太陽光発電所を扱う「クリーンエネルギー事業」を展開しておりまして、化石燃料による発電から、CO2を排出しない”クリーンエネルギー100%”の社会を個人参加型で実現させることを目指しております。ですから、そうした環境への配慮の取り組みの一環として紙を廃止しようと考えていました。
以上の理由で、WealthParkの導入が本格的に稼働し、「半年で完全電子化」という目標を定めてそれを達成するために、たくさんの工夫をしてきました。

オーナー様に合わせて、FAXや往復はがきで案内したところ、アプリ利用率は6割を超えました

WealthParkの導入が決まると、直ちにオーナー様へアプリご利用の案内をしましたが、当時の利用率(ログイン率)はわずか28%に留まりました。そこで我々は、オーナー様に「紙を廃止し、完全に電子化に切り替えます」ということを全面的に認知いただくために、QRコード付きの案内書を送ったり、毎月当社で発行している冊子にて案内をしたりと、徹底的に告知を実施しました。
ところが三か月経っても、ログイン率が半分にも達しません。このままでは完全に電子化することが出来ないのではないか、という不安から、さらにいくつかのアプローチを試みました。
例えば、ご高齢のオーナー様に対してはFAXで申込フォームを案内したり、返送しやすいように往復ハガキで郵送するなど、アナログな案内方法に切り替えました。この施策の効果は非常に大きく、オーナー様のアプリ利用率が上がりました。また、使い方に慣れていないオーナー様には、収支明細等の見方やダウンロードの仕方などのマニュアルを送付することでサポートし、今では6割以上のオーナー様にご利用いただけるようになりました。
ご利用中のオーナー様に関しては、収支明細や報告書類を完全に電子化することで、紙の郵送を100%削減することが実現しました。従来一人のオーナー様に対して10枚程の紙を郵送をしていたのが、ゼロになったのです。
また封筒代、切手代も年間で78%のコスト削減ができた上、発送の準備、作業時間においてもそれぞれ大幅に短縮できています。
さらに、これは可視化できない部分にはなりますが、これまで一人で作業を行っていた中、封入書類を間違えると情報漏洩になってしまうという強いプレッシャーを抱えていたので、電子化によって心理的な負担がかなり軽減されたのがとても嬉しいです。

密にオーナー様と連絡を取ることでクレームが減り、満足度向上につながりました

最後に、私がWealthParkを導入して良かったと実感するのは、オーナー様からのクレームが減った点です。
例えば、導入以前は修繕費用の相殺など、事後承諾の連絡を営業からオーナー様にできていなかった際に、「聞いてないと」とオーナー様からクレームの電話が入ることがありました。
今では発送業務に取り掛かる時間が大幅に削減されたので、空いた時間を使って私からオーナー様に承諾の連絡をすることが出来ます。このように、密にオーナー様と連絡をとることでクレームがなくなったのはもちろんですが、オーナー様の満足度が向上し、より密接な関係性の構築につながったことが良かったと思います。

「変革をチャンスに」デジタルツールの活用によって業務効率化が実現し、オーナー様へのプロパティマネジメントの基盤づくりができた

主語は当社ではなく、オーナー様に対して何を提供できるのか。ツールを通じてコミュニケーションが密になりました

会社の事業概要、事業の特徴を教えてください

当社は熊本市を中心に7店舗を構え、賃貸仲介、売買仲介、管理業を中心に事業させていただいております。事業内容としてはグループ会社含め、介護、リゾート等の事業を展開しており、地域密着の事業を目指して日々励んでおります。

創業は昭和57年、法人化して今期で37期目になります。現在、約1,500人のオーナー様に管理委託をいただいておりまして、17,000戸の物件を管理させていただいております。昔ながらの地主様もいれば、最近は投資家やサラリーマン投資の方も増えてきています。

WealthParkを導入したきっかけ、目的を教えてください

社長の交代を機に会社として業務効率化や生産性向上を図り、現状の業務を変革することが打ち出されました。その中で不動産テックのツールに注目し始めたのがWealthParkを検討したきっかけです。

他の業界と比べて不動産業界は未だに紙送付やファックス送信が当たり前で、業務効率を図るうえで、まずは紙を無くそう、送金明細表を無くそういうことで、WealthParkを導入することを決めました。

当初、導入の目的は送金明細の電子化による業務効率化でしたが、実際に2、3か月間推進した結果、送金明細を無くすことで担当部署の業務は効率化されるものの、それだけでは会社全体の生産性向上につながらないので、なかなかシステムの導入が全社に浸透しませんでした。またシステムの導入に対して初めはオーナー様から「コスギ不動産の業務だけがなくなって楽になっている」など反発の意見もありました。それで改めて導入目的について考えた結果、主語は当社ではなく、オーナー様に対して何を提供できるのかを目的にしました。

例えば、オーナー様への対応は属人的な部分が多いですが、WealthParkを導入することによって全体で情報共有したほうがよりスピード感を持って対応できるなど、オーナー様にとってメリットが多いと思います。また本来あるべきではないですが、長期満室であったりすると自然とオーナー様とのコミュニケーションが減ってしまいますので、そのような物件を所有するオーナー様ともツールを通じてより密にコミュニケーションがとれるようになると思っています。

社内の業務フローや仕組みづくりができたからこそ、その後の導入がとてもスムーズに進められたと思っています

WealthParkを導入するにあたって、大変なことや苦労したことを教えてください

どこの会社も同じだと思いますが、変革に対して抵抗やアレルギー反応を起こす方が社員の中にいます。当社も最初は、「紙は完全になくならないから、効率化どころか逆に手間が増えるんじゃないか」というような反発意見もありました。確かに、一部の業務だけを切り取るとそのようなこともあるかもしれませんが、全体で見た際に業務効率化は図れていますし、何より本来、私たちは人対人のコアの部分にもっと意識を高めてオーナー様とのコミュニケーションに時間をかけなければなりません。導入するにあたってそこの意識改革の部分は大変でしたね。
そこを乗り越えるためには当社行ったのは、まず会社として企業変革することを強く宣言して、それからプロジェクトチームを立ち上げて、関係部署それぞれから何名かメンバーとして参加してもらう事で、会社全体として横断で推進していきました。あとWealthParkにも協力いただいて、オーナー様がどれぐらい利用しているのか、他社の活用事例など、具体的な数字を使って導入による効果やメリットをアピールすることで少しずつ社員の意識が変わって自発的に勉強会を実施したりするようになりました。
今振り返ってみると、導入にあたっての社内の業務フローや仕組みづくりは一番苦労した部分ではありますが、それができたからこそ、その後の導入がとてもスムーズに進められたと思っています。

4時間かけて作業していたのが、いまでは1時間程度の業務量まで削減できました

WealthParkの導入による成果を教えてください

まず、業務効率が非常に改善されました。導入をきっかけに、“そもそもこの書類は必要なのか”といった業務内容の精査を行った事もあり、以前は明細に封入するオーナー様へのお知らせが約2000通で、そちらを送るのに4時間かけて作業していたのが、いまでは250通ぐらいになって、1時間程度の業務量まで削減できました。送金明細書の数が減ったのと同時に、コスト面においても切手代や封筒代が大幅に削減することができました。
また、オーナー様とのやり取りを電話からチャットに切り替えたことによって、これまでの属人的な部分が可視化されたり、文面からオーナー様の性格がなんとなく想像できたりすることで、より気軽にオーナー様とコミュニケーションできるようになりました。
チャット情報も全メンバーに共有されていますので、従来に比べてより早く対応できる点もとても良かったと思っています。
それともう一つ、当社は一斉送信機能を活用することでかなり業務が効率化されました。先ほどもお伝えした通り、満室期間の長いオーナー様は市場の状況変化やトレンドに対して敏感でなくなります。さらにコミュニケーションを取る期間が途切れてしまうと、いざ空室になった際にトレンドに応じた設備の増設などの提案が必要になる場合は、まず市況や分析を説明し、今のニーズを理解していただくことに時間がかかることが多いです。例えば、コロナ禍ではインターネットサービスや宅配ボックスがないと募集が厳しいというようなことですね。今年は一斉送信機能を利用してトレンドに応じた商材を随時ご案内や提案していますので、オーナー様側の検討スピードも速くなり、結果的に業務効率化につながりました。

今の時代、エンドユーザー様の方が情報強者。トレンドの変化に対応していけることが管理会社として大事だと思います

今後の展望や他社へのアドバイスなどありましたら教えてください

賃貸業法の改定によってオーナー様への報告や情報の開示が今後さらに求められている中で、デジタルの活用によって従来の業務を効率化して、最も我々が重要としている人対人のコアの部分により注力していくことがとても大事だと思っています。
そして、今の時代の入居者様やエンドユーザーの方が正直、ネットやスマホアプリ等に詳しい情報強者ですので、その変化に対応できる情報やスキルを提供していけることが管理会社として大事だと思いますのでそこを念願に今後もオーナー様の利用推進を行っていきたいと思います。

 

 

 

送金明細7割電子化を実現!WealthParkを使うことで圧倒的に業務が合理的に。 業務を効率化し、浮いた時間をオーナー様のために使っていきたい。

購入した物件の資産の状況を可視化し、オーナー様に効果を実感していただくことで、買い増しを検討いただきたい

小川洋平様

株式会社トラスト様の会社概要、賃貸管理部について教えてください

都市部の投資向け中古マンションに特化した会社です。社長がセミナーを開催し、集客して賃貸管理をつけていく流れで、賃貸管理は私たち2人で担当しています今の管理戸数は350ぐらいで、年々増加しています。1年以内にまずは500を目指し、さらに増やしていきたいと考えています。WealthParkを活用して、弊社から購入した物件で資産の状況を可視化し、オーナー様に効果を実感していただくことで、次の投資を検討される際も弊社からの買い増しを検討いただきたいと考えています。

トラスト様はWealthParkの案内~チャット利用までスムーズかつスピーディでした。その秘訣を教えてください。

年間の収支報告に合わせて、スピード感を持って導入を進めました。当社のオーナー様は30代の投資家、プロフェッショナルな方が多く、お忙しくされているのでアプリ1つでわかる方が楽ですし、世代的にも抵抗が少ない方が多かったです。ただ、遅延が発生すると、オーナー様の確定申告に影響が出てしまうため、導入の期限はずっと意識していましたね。

オーナー様にWealthParkの案内をし始めた当初は、メールアドレスのない方、連絡の取れない方、把握しているメールアドレスが現在も使われているのかわからない方などがおり、オーナー様の連絡先を整備しきれていませんでした。WealthParkを導入したのは、「全てのオーナー様に、連絡が取れる状態にする」というねらいもありました。オーナー様へのWealthPark導入にあたって、「今、このアドレス使っていますか?」、「どれが今の連絡先ですか?」とオーナー様1人1人に確認していきましたね。

地道なプロセスを通じて導入したWealthParkのチャット機能を活用して、今後はオーナー様とのコミュニケーションをより強化していきたいと考えています。今では、毎月の送金明細送付後に「ありがとうございます」と返信が来たりすることもあり、そうした些細な一声が、純粋に嬉しく思います。

WealthParkを導入したことで、送金明細の7割を電子化することができました

二瓶優子様

実際にWealthParkを利用し始めてから、どのような変化がありましたか?

まず、WealthParkを導入したことで、送金明細を7割電子化することができました。封詰めの作業が減った分、業務時間に余裕ができましたね。オーナー様の中には、複数の管理会社で物件を持たれている方もいるのですが、先日お話したら「トラスト管理の物件は一番最初に確定申告の準備終わったよ!」と言われて「WealthParkを導入してよかった!」と思いました。

また、コミュニケーションの面においても、時間、タイミングに縛られずに連絡が取れるようになりました。確認の連絡に対して、10-15分でお返事をくださるオーナー様も増えてきており、日々の業務スピードが上がりました。また、ワークフロー機能を活用することで、オーナー様の承認も取りやすくなりましたし、提案・承諾の履歴がきちんと記録に残るのも助かっています。オーナー様も、過去のやり取りをWealthPark上で一元化して閲覧できるので、「あの件、どうなっていたっけ?」というときに、手軽に確認がしやすいと思います。こうした日々のWealthParkの利用の積み重ねで、段々と情報が一元化されていくのを実感しています。

これは今後の話になりますが、今まで、既存のお客様に対してこちらから営業するのは売買の担当だけでしたが、WealthParkを導入したことで、今後は買い増しの提案を全社一丸となってできると思っています。そのため、できるだけ早く社内にWealthParkを使える人を増やし、各部署の関係者がオーナー様とのコミュニケーションを閲覧できる体制を作っていければと思います。

日々のコミュニケーションで信頼を積み上げ、オーナー様の満足度を、継続的に上げていくことが大切だと考えています

株式会社トラスト様

WealthParkを使い込んでいただき、ありがとうございます!今後、WealthParkを活用して、取り組んでいきたいことはありますか?

物件の売却機会をきちんと把握することですね。現状は弊社が管理している物件でも、他社に売却されてしまうことがあります。オーナー様は様々なタイミングで売却を検討されますが、オーナー様が「売りたい」と思ったときに、まず弊社に相談していただけるような関係性を築いていきたいです。そのためには、チャットやワークフローを活用し、日々のコミュニケーションで信頼を積み上げ、弊社の賃貸管理に対するオーナー様の満足度を、継続的に上げていくことが大切だと考えています。

また、他のチームにもWealthParkの利用を浸透させていきたいです。最近は売買のチームからも、WealthParkについて質問が来ることが多く、社内の認知も高まっています。ひいては、WealthParkを活用した弊社の賃貸管理のサービスを、潜在顧客に訴求することで、新規顧客の獲得につなげていくことにも、今後はチャレンジしていきたいです。

圧倒的に業務が合理化されて、オーナー様のための時間を捻出できた。WealthParkを使わない理由がないですね

株式会社トラスト様

WealthParkをうまく活用するためのアドバイスをお願いします!

私たちは、既存の業務をなるべく効率化して、空いた時間を「オーナーさんのために使いたい」と常日頃思っています。弊社は、WealthParkを使うことで、業務が圧倒的に合理化され、業務が楽になりました。オーナー様のために使う時間を捻出できます。使わない理由がないですね。オーナー様への連絡一つ取っても、メールだと読んでいただいたかもわからないですが、チャットだと既読が一目瞭然です。承認を取らなくて良いような内容でも、「見てくださっている」ということがわかるだけで安心につながります。

もちろん、最初は導入のハードルを高く感じる方もいるかもしれませんが、業務の流れが一度できれば、非常にスムーズになります。一度、WealthParkでの業務に慣れると、逆にWealthParkでないと不安になりますね。オーナー様への確認・依頼事項や、他のスタッフとオーナー様とのコミュニケーションの進捗を確認したいとき、大半の情報は、WealthParkを見れば一目瞭然です。オーナー様とのやり取りが増える繁忙期は得に助かりますね。弊社も、これからより一層WealthParkを使い込んでいきたいと思っています。

将来、こんな管理会社になりたいという姿を教えてください

トラストは「不動産投資をデザインする」というキャッチコピーを掲げています。この言葉の通り、お客様の人生にずっと付き添っていきたいです。賃貸管理部としても、今以上にお客様に寄り添っていきたいと考えています。投資用物件は「売っておしまい」となりがちですが、物件購入後のオーナー様と最も長い付き合いになる賃貸管理部が主体となって、WealthParkを活用した、より良い管理サービスをオーナー様に提供していきたいです。

寄り添い、寄り添われる、そんな管理会社を目指したらWealthParkの導入は不可欠でした

増え続けるオーナー様に常にスピード感を持って対応したい

弊社は、三菱地所グループの賃貸管理会社です。三菱地所レジデンスが販売した区分マンションのオーナー様向け、及び収益不動産の売買仲介ビジネスの延長で管理している一棟物件を対象に不動産管理サービスを提供しています。

弊社では区分所有物件の管理が多いため、必然的に関わるオーナー様の数も増え続けています。その中で、取引の安全性、確実性、サービスクオリティの維持向上には最大限注力しておりますが、一方で増え続けるオーナー様への対応スピードに課題を感じていました。そこでITを活用することで、オーナー様対応の業務効率をあげることができないかと考え、オーナー様向けの不動産管理アプリWealthParkの検討を始めました。

紙・ファックス文化に革新を起こすためにWealthParkの導入を決意

これまでは全ての契約書類や送金明細を紙やファックスを用いて、オーナー様に送付・保管しておりました。日本の古き良き伝統のある会社では、当たり前の光景でしょう。しかし、オーナー様の総数が多い弊社では、収支報告の膨大な量の印刷から始まり、書類の封入作業、宛名と中身の2重確認、そして郵送費負担という一連の書類郵送業務に必要とする工数・負担が非常に大きく、月1回の作業ですら限界だと感じるほどでした。

そんな時に、出会ったサービスがWealthParkでした。WealthParkを使えば、紙での契約書保管、送金明細の送付といった既存オペレーションの無駄を省き、資産管理に関するオーナー提案など、社内での時間をオーナー様のために有効活用できるのではないかと思い、導入を決意しました。

コミュニーケーション頻度を上げ、信頼関係を築き、機会損失を防ぐ

オーナー様向けのツールとして、過去様々なサービスを検討しましたが、アセットマネジメントを強化するという導入目的のもと、資産管理の思想がインターフェースに取り込まれているサービスを検討した結果、WealthParkにたどり着きました。もともと、オーナー様とのコミュニケーションは、何か伝えるべき用件がある時のみ行っていました。しかし、中には契約更新まで一度も連絡を取らないオーナー様もいらっしゃいました。そういったオーナー様の中には、弊社でご購入いただいた物件の売却仲介を、他社に依頼される方もおり、日々のコミュニケーション不足が、後々の機会損失に直結してしまうということを痛感しました。

だからこそ、WealthParkを活用することで、全てのオーナー様と満遍なく信頼関係を構築していきたいと思っています。電話に比べて、手軽なWealthParkのチャットを使えば、よりオーナー様とのコミュニケーション頻度を増やせると思っています。また、オーナー様の資産に関する専用チャットなので、メールやLINEと違い、大事な会話が埋もれることがない点も、オーナー目線で便利ですね。こうしたオーナーコミュニーケーションの仕組み化を通じて、オーナー様との信頼関係をより強固にすることで、機会損失を防いでいきたいと考えています。

WealthParkのチャットを起点とした社内体制を構築

オーナー様の物件を管理するにあたり、弊社ではこれまで「紙」による情報管理を行っていました。また、弊社ではオーナー様担当だけでなく、工事担当、募集担当など、一人のオーナー様に複数の担当者が紐づきます。そのため、オーナー様や物件に関する情報が社内で散在し、各業務の進捗が把握しづらいという課題を抱えていました。さらに、担当者の引き継ぎが発生した際も、都度社内コミュニーケーションが発生し、オーナー様とのやり取りの経緯や工事や募集の状況把握だけで、多大な時間を要しています。

そこで、WealthPark導入以降は、チャットを使用する際に、各業務の担当者ごとのトピックを設定し、各担当者がそれぞれ独自のチャットルームでオーナー様とコミュニーケーションをするような仕組みを整える予定です。例えば、オーナー担当、工事担当、募集担当は、それぞれ専用チャットルームでオーナー様と会話をしながら、他のトピックを参照することで、オーナー様とのあらゆるやり取りをタイムリーに把握することができます。わざわざ社内で各担当者を集めて、コミュニケーションを取る必要がなくなるのです。WealthParkのチャットを通じて、担当者同士が各オーナー様の現状についての認識をすり合わせることができるため、オーナー様へストレスなく弊社とやり取りすることができます。こうした、WealthParkのチャットを基軸としたコミュニーケーションの仕組みを整えることで、オーナー様が資産に関するご相談がある際に「弊社に相談したい」と思っていただけるような体制を築いていきたいです。

チャットを使って、物件の売買提案もスマートに

実は、WealthParkのアプリは管理担当だけでなく、売買担当からの評価も高いんです。例えば、チャットを使ってオーナー様に物件情報を流せば、その物件に対するオーナー様の関心度合いを測れます。これまでは、こうした新しい物件をオーナー様にお知らせする際には、電話やメールを使っていましたが、数が多いとどうしても時間がかかってしまう、既読がわからないため、反応がわからないといった課題を感じていました。また、オーナー様の海外転勤などで、電話やメールアドレス自体が利用できなくなっているケースもあります。だからこそ、関心のあるオーナー様からアプリを通じて返信があるのは非常にありがたいですし、関心度合いを事前に把握できることで、成約の難易度はぐっと下がります。実際に、社内の売買担当からは「全てのオーナー様にWealthParkを導入してほしい」という声もありました。

オーナー様に「寄り添い、寄り添われる管理会社」へ

WealthParkのチャット上に、外部ユーザーとして不動産を含め様々な分野の専門家を招待することで、資産管理の相談窓口のようなサービスを提供できればと思っております。例えば、WealthParkアプリ上で保険の見直しができたり、節税の相談ができたりするなど、不動産の分野に関わらず様々なお悩みの受け皿となることで、オーナー様にとって、何でもご相談いただけるより身近な存在になっていけるのではと考えております。だからこそ、WealthParkをフルに活用することで、オーナー様に寄り添い、寄り添われるそんな管理会社を目指していきたいと思っています。

100名を超えるオーナー様へ向けた収支報告のルーティン業務を圧縮し、資産価値を高めるコンサルティング業務へシフト

ルーティン業務を圧縮し、オーナー様への提案機会を最大化すべくWealthPark を導入

当社は、アメリカやイギリス、タイなどをはじめとする海外の投資不動産案件の販売および、購入後の資産管理サービスを提供している会社です。「何から始めていいか分からない」、「興味はあるけど調査する時間がない」、「言語のハードルがある」といった海外不動産を検討しているオーナー様の購入前のお悩み事の相談から、実際に物件を取得するまでの手続き、そして税務申告サポート、売却時の判断等の購入後の資産管理までワンストップでサポートをしています。

当社のオーナー様は、国内不動産をお持ちの方が多く、いかに購入後の資産管理の提案ができるかが肝になると考えています。しかし、扱う物件が増えていくのに従い、これまでのやり方では、収支報告書作成などのルーティン業務が回らなくなり、今後の事業拡大の足かせになってしまうという危機感を持っていました。そこで、ルーティン業務の圧縮を通じて、当社が軸足を置くアセットマネジメントに注力し、オーナー様への提案機会を最大化するために、WealthPark を導入しました。

WealthParkを中心としたオペレーション体制を構築し、圧倒的な工数削減を実現

海外不動産を扱っている当社では、収支報告書作成の際、異なるフォーマットで提供される現地管理会社のレポートを整理した上で、和訳を加え、メールで1通1通オーナー様に送付していました。このやり方は、作成から報告までにかかる労力が膨大で、非常に工数がかかるものでした。

しかし、WealthPark導入に伴い、オペレーションを変更したことで、作業工数は圧倒的に削減されました。具体的には、現地管理会社から提供された収支報告書のデータを、WealthParkにインポートすることで、オーナー向けの収支報告書が半自動できあがるため、これまで毎月対応していた整理・和訳作業がなくなりました。

チャット機能を活用することで、“身近なコンサルタント”として潜在ニーズを引き出し、資産価値を高める提案をしたい

私たちは、WealthParkを活用することでオーナー様の利益を最大化することができると思っています。例えば、チャット機能を活用することで、オーナー様とのコミュニケーション量を増やし、いつでも気軽に連絡ができる”身近なコンサルタント”と認識してもらえれば、購入や売却に関するオーナー様の潜在ニーズまでも引き出せる関係性を築けると考えています。

これまで、オーナー様とのコミュニケーションは、収支報告書の説明で終わっていました。しかし、WealthPark 導入を機に「どう資産を運用すべきか」、「保有資産の価値を高めるには」、といったコミュニーケーションを取っていきたいと思っています。現状は、節税の提案を求められることが多いですが、投資の原点に立ち返って考えると、月々の収入を増やすことはもちろん、「いかにして資産を増やしていくか」という観点での提案をもっとしていく必要があると考えています。

当社は、今後もオーナー様から求められる将来の市場を見越して、提案できる商品構成を拡充してまいります。オーナー様の資産価値最大化のために、WealthParkを通じて、そうした商品の提案をしていくことで、提案により厚みを持たせていきたいですね。

ベストプラクティスの収支報告フォーマットを活用し、100名を超えるオーナー様への導入を実現

過去のシステム導入の経験上、「カスタマイズの乱用」は避けるべきと考えています。カスタマイズで過度な要望を盛り込んだシステムを利用することは、本来不要な業務も発生してしまうからです。WealthParkを導入することで目指していたのは業務工数の削減です。その点で、各社の要望やベストプラクティスを活かしてつくられているWealthParkのようなクラウド型システムは、当社とフィットがあると感じていました。

例えば、私たちは、自社の収支報告書の見づらさに課題感を持っていました。しかし、各社の声を拾って最大公約数的につくられているWealthParkの収支報告フォーマットを活用することで、本当に必要な項目だけに絞られた、シンプルで新しい収支報告書フォーマットを完成させることができました。すでに現時点で100名以上のオーナー様にWealthParkを使っていただいています。

海外不動産投資コンサルティングを軸に、事業をスケールさせていきたい

海外不動産投資のマーケットは、今後もまだまだ拡大するポテンシャルのあるマーケットです。この市場には、大手企業もどんどん参入してきていますが、これまで培ってきた海外不動産に関する知見が当社の強みです。海外不動産投資コンサルティングという軸足はぶらさずに、WealthParkを活用して資産管理サービスの質を維持向上させながら、取り扱う国を広げていく、それが競合に対する差別化になると考えています。

今後、WealthParkに期待していることはWEB版のリッチ化です。法人顧客や一部の高齢者の方といった、PCをメインで使っている方達にもよりご活用いただくけるよう、WEB版でも使える機能が増えるといいなと思っています。そうなると、オーナー様がWealthParkを使わない理由がなくなりますね。

海外オーナーコミュニケーションの効率化・アウトソースで「攻めの業務」に注力

国内の人口減少と海外の不動産バブル。将来を見据えて新たな“海外マーケット”へチャレンジ

当社は、「トウキョウ・ライフ・コンシェルジュ」というスローガンに基づき、都心の物件に特化して、用地仕入から開発、分譲、賃貸・管理、そして中古流通までのサービスをトータルに提供する総合マンションデベロッパーです。

当社が、海外オーナー向けに投資用不動産の販売・管理を開始したのは2013年でした。当時は将来的な人口減少を見据え、販路拡大が成長戦略のテーマの一つとなっていました。そこで、アジア各国で不動産バブルによる不動産価格が高騰する中で、相対的に安価でかつ安定的な日本不動産が投資先として、海外オーナーからの注目を浴び始めていたことに着目し、“海外マーケット”へのチャレンジを決めました。

しかし、海外オーナー様向けの不動産管理は、国内と比較して、日々のオペレーションにかかる作業工数が多く、日本人オーナー様と同等のサービスを、海外のオーナー様に提供しきれないという課題に直面しました。そこで、業務の効率化が必要と考え、WealthParkの導入を決めました。

WealthPark導入の第一歩は、導入目的の社内浸透から

WealthPark導入にあたり、いかにしてグループ各社間を横断した協力を得ながら仕組みをシフトチェンジさせるか、という課題にぶつかりました。当初、社内各所からは「なぜ新しい仕組みを使わなくてはならないのか」、「連絡手段をわざわざチャットに変える必要性はあるのか」といった声があがりました。スタッフの中には、習慣化した仕組みを変えることに対して、抵抗感を感じている者がいたのです。

そこで、私はWealthPark導入を通じて実現したいことを、繰り返し社内に発信していくことで、地道にスタッフ1人1人のマインドを変えていくことにしました。この過程は非常に骨が折れましたが、最初の段階で腹を決め、WealthPark導入目的をきちんと社内浸透できたからこそ、新しい仕組みをスムーズに導入する土台ができたと思っています。

コミュニケーションツールの一元化、収支報告業務の効率化を実現

私が、WealthParkの導入を通じて実現したかったのは、まず「コミュニケーションツールの一元化」と「収支報告業務の効率化」、この2点です。

1点目の、コミュニーケーションツールについては、これまでWhatsApp・WeChat・LINEなど、国やオーナー様毎にバラバラだった連絡手段を、WealthParkのチャット機能に一元化しました。これにより異なるツールを利用することに起因する、情報共有の煩雑さや、メッセージの返信し忘れを無くすことができました。また、オーナー目線に立つと、チャットで送られるメッセージは全て”クレアスライフからの連絡”としてアプリ上で表示されます。これまでは賃貸管理や建物管理、売却相談など、オーナー様は案件ごとに営業担当者を通じ、各部署へとつなぐ必要がありましたが、窓口がWealthParkのチャットに一本化されたことにより、オーナー様としても弊社への連絡のしやすさが増しました。

収支報告に関しては、これまで定期的に手動でメール送信していた送金明細を完全に廃止し、オーナー様がいつでも好きなときにWealthParkのアプリで収支を見られるようにしました。すでに、8割を超えるオーナー様にWealthPark を導入いただいており、メール送信や送金明細の翻訳作業にかかる労力を大幅に削減することに成功しました。

オーナーコミュニケーションをWealthParkにアウトソースすることで、「攻めの業務」に注力

弊社はさらにもう一段階踏み込んで、海外オーナー様とのコミュニケーションの一部をWealthParkに委託する、新しい体制の構築にも取り組みました。以前は、社内では希少な外国語対応人材がオーナー様とのやり取り全てを通訳しなければならず、本来私たちが注力したい販売推進業務への時間や労力が削られてしまう場面がありました。

そこで、海外投資家向けのコミュニケーション業務の窓口を、多言語対応可能なWealthParkに委託する「海外投資家対応サポートサービス」を利用することにしました。 英語または中国語から、オーナー様のご希望の言語で、スムーズにやり取りできるので、オーナー様もメリットがありますし、社内的には、外国語対応のスタッフが通訳業務にかかる時間が削減できました。こうして創出された時間を活用することで、オーナー様への追加購入や新規の販売推進業務など「攻めの業務」のウェイトを上げることができました。

オーナー様の国籍・投資先を問わず、投資不動産を販売・管理できるインフラを整えていきたい

今後は、より多くのオーナー様にサービスを提供していくために、オーナー様の国籍・投資先を問わず、網の目のように販売・管理を提供できるようなインフラを整えていきたいと考えています。

日本・海外のオーナー様に対して、日本の物件の販売・管理を提供する既存の取り組みを、きちんと拡大させていくことに加え、弊社が開発した海外の物件の販売・管理を、日本のオーナー様向けに提供していくという新たな取り組みに、これからチャレンジしていきます。将来的には、海外で開発した物件を、台湾のオーナーに販売し、WealthPark 上で管理のサービスを提供していくといったことも実現可能だと考えています。

実は、導入の際ご提案いただいた「どの国の物件を購入したとしても、オーナー様が自分の資産をアプリ上で把握できる」というWealthPark の世界観が、弊社の目指す方向性と一致していると感じたからこそ、私は導入を決心しました。だからこそ、弊社が利用する中で感じた改善のアイディアや機能要望を、フィードバックしていくことで、オーナー様にとってWealthParkがより利便性の高いものになっていくと考えています。例えば、より簡易なログインプロセスや、管理会社が独自コンテンツをオーナー様に発信できるような仕組みが出来上がると、よりオーナー様の導入率・活用率を上げていけると思っています。

多言語機能によって海外物件を管理している現地拠点もスムーズに活用、収支報告業務の大幅な効率化へ

「海外不動産を探したい」というときには、いつでも我々にご相談が入るように

当社は、海外不動産のポータルサイトという形で、マレーシアを初めフィリピンやカンボジア、アメリカやベトナムなどの物件をオーナー様にご紹介している会社です。現地の様々なディベロッパーさんと提携させていただいているので、オーナー様のニーズに合った物件を幅広く紹介できることが強みだと思っています。

また、不動産は物件をご購入して終わりではなく、購入後の管理からイグジットまでちゃんとサポートする事が大切だと思っていまして、現地に自社拠点も設けてしっかりとサポートできる体制にしています。今回WealthParkを導入したのも、その「購入後のサポート」を手厚くするためです。

お付き合いいただいているオーナー様は、昔はリタイア後の移住をお考えの方も多く年齢が高かったですが、最近は20代くらいの方も含めて若い方が増えてきましたね。幅広い日本の投資家の方々が「海外不動産を探したい」という時に、いつでもご相談いただける会社でありたいと思っています。

Excelでの収支報告からWealthParkに切り替えて、大幅な業務効率化を実現

当社の物件は全て海外不動産なので、各国現地の拠点が収支内容を把握しています。現地拠点が英語でExcelファイルに収支明細を入力して、日本側で日本語に変換、相互で内容をチェックした後にPDFに変換し、オーナー様全員に1件1件メールでお送りしていました。このプロセスに膨大な工数がかかってしまってしまうのに加えて、ミスが発生するリスクもあります。他にも、例えばお客様から「過去分を見たい」と依頼いただいても掘り起こすのに時間がかかってしまうなど様々な課題があり、それらを解決したくてWealthParkの導入を決めました。

WealthParkを使いはじめて、作業効率は劇的に変わりましたね。 Excelの代わりに、現地拠点には直接WealthParkに収支情報を入力してもらい、日本では入力内容のチェックをするのみ。
多国語対応なので、現地拠点ごとに英語、もしくは中国語で利用できますし、計算間違いも発生しません。作業時間は以前のやり方の10分の1くらいになっていまして、これまでのやり方ならおそらく1週間かけても終わらなかった業務が3日以内に終えられています。
これなら安心してこれからも管理戸数を増やせますね。

また、単月で作っていたExcelの収支表とは異なりWealthParkではキャッシュフローを月次推移で見れるので、収支の変化に気づきやすくなりましたね。民泊活用など、収支が落ち込んでいる時はきっとオーナー様も理由を知りたいと思われるはずなので、事前にその要因を深堀りにいったり、先手先手でアクションが取れるようになりました。

新しいサービスを始めるのは大変かもしれない。それでも、やはり便利なものは導入すべきだと思います

オーナー様には、メールでのご案内とHPの記載でWealthParkのアプリ利用を促していきました。ほとんどのオーナー様が早期に登録いただけましたが、中にはすぐにアプリをお使いいただけないオーナー様もいらっしゃいます。それでも毎月、どのオーナー様にお使いいただいていないかをちゃんと把握して、繰り返し説明をしていく事で徐々に皆さまにお使いいただくようになりました。

何か新しいサービスを始める時、始める側(不動産会社)も“お客様がどう受け止めるか”が分からないので不安になるものだと思います。しかし、それが便利なものなら間違いなく使っていただくべきで、そこは会社としてスタンスをはっきりさせて、ちゃんと推し進めていくのが大事だと思っています。

当社では100人以上のオーナー様とお付き合いしていますが、一部の国を除いて全ての物件はWealthParkでのみの収支報告に切り替えています。オーナー様の9割以上はスマホでご確認いただいていていますが、以前はスマホに慣れていない方向けにメール送付も少し残っていました。それも、今ではPC版が出たのでそちらでご確認いただいけるようになりましたね。

現地拠点があるエリアを中心に、今後もしっかり管理をやっていきたい。

今後も、フィリピンやシンガポール、マレーシアなど現地拠点があるエリアを中心にしっかり管理まで行っていきたいと思います。ベトナムなど、取り扱いを始めたエリアは「収益保証型」として、利回りを固定した形式ご購入いただいていますが、今後の日本人投資家のニーズに合わせては本格的に参入していきたいですね。

WealthParkへの期待としては、今後、様々なデータをもとに各国の統計情報などが取れたり、分析が出来るようになれば面白いですね。